長和町立 和田小学校(旧和田村)

構造:木造2階建一部鉄骨造
延べ床面積:4300㎡

和田小学校は和田宿のあった中山道ぞいにある旧和田村唯一の小学校です。
「子供は村の宝、皆んなで育てる」旧和田村の人たちの村唯一の小学校の建て替えの為、資金を長年積み立て、村をあげた一大事業に備えてきた。
村の主要な林業を生かし地元の木材で建てるという決断はごく自然の流れだった。国有林の樹齢80年と言われる唐松材と村有林の杉を主要な材として、製材並びに人工乾燥し使用した。人工乾燥にあたっては、木材資源を無駄にしないよう県の林務課を介し林業試験所の全面協力を得て試験乾燥ののち本番の乾燥を行った。木材は贅沢ではあるが大木を生かし、出来うる限り無垢材で使用し、柱は挽きたて210ミリ仕上寸法を180ミリ角材とした。
木造の学び舎として温かい雰囲気を醸し出すよう内外装も木材を多用した。
更に、寒冷地ではあるが全国的にも冬の晴天率が高いため、太陽熱を集めて床下を暖房するOMソーラーを教室棟及び屋内運動場に全面的に取り入れ、木の香りのする暖かな校舎が出来上がった。
外構も子供たちのみならず地域の人々が憩えるように、花や実をつける樹木を主体に植え、地形を生かして川の水を引き込んでビオトープを造った。



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体育館側から音楽室を望む.JPG

ホール.JPG

1階ラウンジ.JPG

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1年教室.JPG

1年教室3.JPG

図工室.JPG

アリーナステージ側.JPG

ランチルーム.JPG

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パソコンコーナー黄OMダクト.JPG

音楽室1.JPG