お陽様で暖める家

既存住宅を解体した後の敷地への建て替えです。
施主様の希望はガレージ付きにしてほしい、太陽光発電パネルを設置したい、洗濯物を干したままにできる物干し場と吹き抜けのあるリビング、使いやすい家事動線になど。
敷地は南と西側に道路があり真南は東に30度ほど振れている。
2台分のガレージは西側メイン道路に面して配置し、ソーラーの発電量や日当たりをできるだけ良くするため居住部分は真南に向けた。北側と東側に敷地との空きを生み出し、北側からの明かりや風の通りを良くすることができた。
収納はまとまった納戸や物置のほか各所に分散配置し片付けが楽にできるよう工夫をしてある。
高断熱や高気密仕様としH25年の次世代省エネ基準を十分にクリアーしている。
その上で空気集熱のソーラーウォールパネルを使った太陽熱暖房を行っている。
薄曇りから晴れの日は吹き抜けのあるリビングダイニングの床下に太陽熱を取り込みます。
2階に子供スペースがありますが吹き抜けを介して1階にいる親とのコミュニケーションが取れます。
北側のお宅に圧迫感を与えないよう屋根は片流れとせずに切妻屋根とした。また、2階の階高を抑え木組みの美しさが見えるよう小屋組を表しとした。
      竣     工:2013年11月
      場     所:千曲市
      用     途:専用住宅
      延床面積:176㎡(2台分のガレージ含む)
      構     造:木造2階建ロフト付