長野県立長野高等学校

長野県を代表する名門校の全面改築。
主に同校OBによる旧木造校舎の保存運動が起きた結果、保存状態の良い南校舎を一部解体して修復保存することとなった。また旧正門及び南校舎前の校庭も修景してそのまま残した。南西隣にあった図書館も残したかったのが弓道場の新設のため取り壊されたのは残念である。旧西門は位置を変えて復元し自転車通学の生徒の主たる入り口となっている。
外構計画にあったっては近隣に潤いのある景観をもたらしてきた歴史のある豊かな既存の樹木を最大限残しつつ更に緑化を進め、伝統校としての歴史を感じさせる計画とした。
外観は様式美に陥らずに新たな歴史を刻むシンプルで落ち着いた愛着の持てる外観となるようにした。
生徒の学校生活に潤いをもたらし落ち着いた環境で多目的に活用できる中庭広場を設けている。
内装には学び舎として温かい雰囲気を醸し出すよう県産材の唐松材を多用した。
修復保存した旧木造校舎南棟は同窓会館として利用されている。
計画段階から本体はもちろん部室や陶芸室、焼却炉から駐輪場など外構工事まですべての施設を最後まで手がけられたことと、多くの施工に関わられた方々に感謝!

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