ツタンカーメン王
運命にもてあそばれた少年王として、また 殆ど無傷の王墓を今日まで残した例外的な 王として古代エジプト諸王の中でも最も人 々に親しまれています。 ツタンカーメンは9歳で即位、18歳の若さ で亡くなり、テーベ西部の"王家の谷"に葬 られましたが、その墓は約3300年後1922年 イギリスの考古学者カーターによって発見 されました。 墓には黄金製の棺に納められた王のミイ ラのほか黄金のマスク、装身具、武器など三 千数百点もの副葬品が見つかりました。 その豪華な遺物は世界の注目を集めまし たが古代エジプトの宗教と芸術と生活を今 に伝えています。 |
![]() ツタンカーメン王の黄金のマスク (カイロ、エジプト博物館蔵) |