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風ひとふき酒にけぶれる松の花 (白雄) 樹木の葉も落ちた冬枯れの自然公園にはクロマツの 青々とした針葉が目を引きます クロマツはアカマツと並ぶ二葉松の代表で正月の門 松によく使われてきましたが、アカマツよりは大柄で 枝も太く、長く硬いことから「オマツ(男松)」とも呼ば れます クロマツの名は樹皮の色が黒っぽいことからつけら れましたが、江戸時代に出版された「本草綱目啓蒙」に は"・・・松に雌雄あり、雄なる者は皮の色黒し、故にく ろまつと呼"と記されています 日本の海浜には多く見られ、千本松原(沼津市)、三保 の松原(清水市)、気比の松原(敦賀市)、天橋立(京都府) 、虹の松原(佐賀市)など数々の景勝をつくり出してき ました |
マツ科マツ属 |