キートンのサイト訪問記 2002.4。20
(URL http://www.walking-style.com/keeton_site/bkno.html 02/9 Closed)
このコーナーは、ウォーカーキートンが、ウォーキングに関する
いろいろなサイトを訪問し、サイトを運営する方にインタビュー
しながら、サイトの魅力や運営する方の素顔などを紹介していく
コーナーです。
Vol.37 横浜金沢みてあるき
定年を機に始めたウォーキングとパソコンで、お住まいである神奈
川県金沢八景の魅力を紹介するサイト「横浜金沢みてあるき」の運
営を始めた小岩 允さん。
[横浜金沢みてあるき]
「人類は二本足で歩き、手を使えることで地球を制覇した」
by 小岩
允さん
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キートン |
小岩さん、始めまして! 金沢の魅力と言えば,海や山といった自然ですね。「みどころMAP」では、いろいろな視点から名所を紹介されていますが金沢を訪れたら必ず見て欲しい場所はどこでしょうか? |
小岩さん |
そうですね。金沢北條氏の菩提寺で真言律宗の名刹【称名寺】、我が国最古の武家文庫で中世に関する資料の宝庫【金沢文庫】、横浜に残る唯一の自然海岸線【野島の海岸】の3個所です。 他にハイキングと言うほどでなく散策も兼ねて歩く場合は、能見台跡地や横浜自然観察センター付近、朝比奈切通し、円海山界隈の美林も捨て難いものがあります。 |
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金沢にはどんな印象がありますか? | |
![]() かねさはの樹木MAP |
小岩さん |
一つは瀬戸神社や朝比奈切通しをはじめ鎌倉時代の歴史遺産が非常に多いこと。また江戸時代には名勝金沢八景とうたわれただけに当時にまつわる話も多く、野島や称名寺の貝塚からは縄文の昔から人が住みついていたことが分かり歴史を身近に感じることができる街です。 |
キートン |
「かねさはの樹木MAP」では、見事な樹木が写真入りで掲載されています。樹木にまつわるエピソード、楽しく拝見させていただきました。特にお気に入りはございますか? |
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小岩さん |
どれも好きな木ですが特にと言えば、手子神社のケヤキでしょうか。幹周5.5メートルという大きさもさることながら、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の空に伸びている春を待つ枝など四季おりおりの変化に富んだ姿は飽きることがありません。 |
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![]() 三浦半島花だより |
キートン |
「三浦半島花だより」も、色彩の華やかさが印象的です。こうした植物を上手に写真撮影するコツはありますか? |
小岩さん |
花の写真の場合は特に天候が大事だと思います。空の青さや日差しの明るさが花の色を一層きれいにするような気がします。 裏ワザをひとつ・・・花に水をかけると生き生きと撮れますよ。市販の天然水持参で。(ニッコリ) |
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キートン |
裏ワザがあったんですね!今度試してみます(笑)。 では景色を楽しみながら歩けるおすすめのハイキングコースを教えて下さい。 |
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![]() ハイキングMAP |
小岩さん |
一押しは「天園コース」です。日だまりの中をのんびりと安心して歩け”しあわせ”を感じるコースです。「武山コース」は丘陵を、「荒崎コース」は磯歩き、とお好みで歩きわけていただきたいものです。 |
キートン |
天園コースは当サイトのレポートでも「鎌倉 天園コースを歩く」で、瑞泉寺から建長寺までを訪れたことがありますよ!魅力一杯のコースですよね。ところで、定年を機にパソコンとウォーキングを始められたそうですが。 |
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小岩さん |
パソコンは殆ど独学でやったものですから、HTMLの理解やアップするまでは、画面の乱れの修正など技術的な面には苦労しました。一番嬉しかったことは多くの人から共感や励ましのメールを沢山いただいたことです。 |
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キートン |
健康のためウォーキングを始められたということですが、小岩さんにとって歩くことはどんな意味を持ちますか?健康のためだけ、でしょうか? |
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小岩さん |
歩く距離はハイキングなどでは10〜15キロ位、日常は3〜4キロ程度で心身の健康保持のためであることは勿論ですが、それ以前に人間にとっての基本的営みでないでしょうか。人類は二本足で歩き、手を使えることで地球を制覇したのです。 |
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最後にインターネットの魅力とは何でしょうか? | |
小岩さん |
最新の情報を得ることは勿論ですが、誰でも自己主張(広い意味で、たとえば作品の発表や意見の開陳など)をしたいという欲望をもっていると思いますが、これが手軽に、しかも広くできることが最大の魅力だと思います。 |
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キートン |
本日は楽しいお話をありがとうございました。暖かくなってきましたので金沢の自然もますます美しくなっていく頃でしょうね、小岩さんのご活躍と「横浜金沢みてあるき」のご発展を応援しています。 |
■今から300年前程前元禄時代に、明の亡命僧心越禅師が能見堂から眺めた景色を八編の詩に詠ん
だことが金沢八景のはじまりとされ、当時の歌人や絵師などが景勝の美しさを称えたそうです。
「金沢八景の昔と今」は、当時を物語る絵葉書と現在の風景写真を見比べながら、悠久の美しさを感じ
ることのできるページです。
キートンコメント
■「偶然住んだところですが、海山の自然環境を今なお多く残し、中世の面影を色濃くとどめている一方
で開発も進められており、貴重な金沢の資産を後世に残したい」という思いから、サイト運営を始めたと
う小岩さん。金沢の魅力をたっぷりとお話してくれました。