ピカソとゲルニカ
スペイン内乱中の1937年4月26日フランコ側を支援するナチス・ドイツ軍が バスク地方の自治と統一を象徴する町ゲルニカを爆撃しました。 ピカソはこの事件に強く反応し、5月1日に構想を練り、6月4日に349.3p×7 76.6pの大作「ゲルニカ」を完成しました。 ピカソはこの愛する祖国の惨禍を闘牛に象徴し、黒・白・灰という色調で描き 「ゲルニカ」に人道的なメッセージを与え、不条理と悲劇を訴えました。 闘牛については牡牛をファシズム、馬を抑圧された人民とするアングロサク ソン系の解釈と前者を人民戦線、後者をフランコ主義ととるスペイン系の解 釈があります。
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