鳴沙山・月牙泉


敦煌石窟は、鳴沙山の東麓の断崖の壁面にうがたれている。最初期の石窟は北涼(420〜439年)時代。
以後、宋、元代に至るまで連綿と一千年の長きに渡って壁画が描かれた。
西域と古代中国の交通の要衝として栄えたオアシス。幾多の民族が通り過ぎ、
幾多の国の興亡が繰り返された。彼らもこの泉に来て、風とともに鳴く、砂の音楽を聴いただろうか。

鳴沙山から月牙泉を見下ろす--敦煌市街が見える(写真クリックで拡大)