地盤工学の専門家が「緑の洞門」の現状を調査


  5月8日、土木学会、国土交通省、各鉄道会社等の技術委員などを数多く歴任されている土木工学の専門家に緑の洞門の調査をしていただきました。

 当会としては、公平な立場の第三者の方に科学的見地から緑の洞門をみて頂きたいと前々から考えていました。4月上旬に御高名な先生から「5月8日であれば調査に協力できる」と連絡を頂いて準備をしていたところ、4月23日に市から突然、緑の洞門が4月28日をもって通行止めとなることが発表されました。
 当会は4月27日に市役所を訪れ、調査のために一時的に洞門内に立ち入ることを要望しましたが、鎌倉市の答えは「立ち入りはいっさい認めない」というものでした。
 その後、粘り強い交渉を行ない、「上司にも確認する」ということで一旦は保留に。4月30日になって市は一転して「立ち入りを認める」という決定を下しました。
 立ち入りにあたっては、「事故が生じた場合の責任は鎌倉市に一切求めないこと」、「鎌倉市に報告をすること」などの念書にサインすることを要求されました。

 当日は、洞門内とその周辺の調査、および土質の観察等を行ない、「想像していたよりも山(岩塊)はしっかりしているようです」とのコメントを頂きました。そして外部の亀裂や洞門内部の風化はく離も確認され、実現可能な処置工法をいくつか示してくださいました。改めて後日開催予定の住民集会にてお話をいただけます。

洞門の封鎖を解除
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洞門内の調査
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洞門外観を写真撮影
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