北鎌倉史跡研究会の趣旨・紹介・会員募集


 大船方面から北鎌倉駅に着くと、緑なす景観に心が和み、空気の違いにほっとします。そのまま駅の左側に出ると、右手には円覚寺、左の線路沿いの道を行くと円覚寺の結界にあたる岩塊・洞門(トンネル)があり、しばらく進むと右の路地から登る石段があり、その上に八雲神社があります。神社には、陰陽師安倍晴明の晴明石が安置されています。晴明石は、もともと駅の反対側の鎌倉街道沿いの十王堂橋のあたりにあったものです。
 線路沿いをさらに権兵衛踏切まで進み、右手の路地を奥まで進んで階段を上ってバス道路をつっきると、鎌倉で一番美しい切り通しに感動することでしょう。
 線路の反対側に転じると、鎌倉街道から瓜ヶ谷道に折れて進めば、左手に廃寺の跡があり、右手にはやぐらの森があります。さらに進むと、左の山の中にやぐら群が保存されています。岩塊・洞門から瓜ヶ谷道にかけてラインは、もともと鎌倉の内と外を隔てる境界線であったがゆえに、重要な史跡が多々あるのです。
 まだまだ北鎌倉にはたくさんの史跡が森や木々に囲まれて存在しており、私たちはあまたの史跡を学び研究し、後世に伝え、残していくことを会の趣旨としています。

 以下は「鎌倉のNPO紹介」に書いたものです。

 北鎌倉と周辺の歴史・史跡を研究し、地域の景観、自然をふくめ保全につとめます。年1,2回の講演会の開催、地元をよく知る人々の話をうかがう場など、地域に密着した活動を続けていく所存です。本年、6月16日には山ノ内公会堂にて馬淵和雄さんを講師として「鎌倉史の中の北鎌倉山ノ内ー北鎌倉駅ホームに突き出た塁壁の意味を中心にー」を開催し、48名の地元住民が参加しました。本年1月から立ち上げ、今後も同主旨の催しを継続していきます。
http://www.kcn-net.org/npo/611.html


 2015年3月末現在で会員は79名になりました。上記の趣旨に賛同される方は、ぜひ会員になって下されば幸いです。会費は一口千円で、何口でも歓迎です。入会希望、または興味がある方は、ブログ右側のメールフォームよりご連絡ください。追って詳細をご連絡いたします。


会の名称:北鎌倉緑の洞門を守る会(北鎌倉史跡研究会)
代表:出口茂(鎌倉市山ノ内904-201)
連絡先メール:w240bx-kitakamashiseki@yahoo.co.jp