市が依頼した「第三者機関」とは?!


 第7回協議会の席上で、「県技術センター」というところに、客観的な評価の依頼をしている、ということが話されました。
前回(2月25日)の建設常任委員会の席上で、松尾市長が「専門機関の意見を聞いて判断していきたい」と発言されたことを受けての依頼と思われます。
3月末日にはこの結果が出る、ということを、協議会を傍聴した人から聞き、急いで3月30日午前、「神奈川県都市整備技術センター」というところに会員が電話してみました。

事業推進課の小林さんという方が電話に出ました。
 「北鎌倉駅沿いのトンネルのことで」と申し出ると、回された先は「事業推進課」というところでした。この職員さんに確認したところ、鎌倉市から受けとっている資料は「平成25年の資料のみであり」このセンターでは「目視変状調査」についての報告を見直した。「岩石の強度や土圧についてはやっていない」とのことでした。
 以上のことを文書で聞いたら文書でお返事をもらえるかと尋ねたところ、「正式な回答はすべて都市整備部道路課を通してのみしか、お答えできないということになっている」と繰り返しいわれ、それ以上は質問できないということがわかりました。

当会としては、「平成17年のサンコーコンサルタントの調査」でしか強度検査をやっていないこと、平成25年の検査は目視調査だけなのに、強度についても間違った数値の引用や踏み込んだ判断(崩壊の危険があると)を行っている、などの点で、問題の大きい文書と認識しています。
この「平成25年報告」だけを「県技術センター 事業推進課」というところに提出して、専門機関のチェックをうけた、とは言えないのではないでしょうか?しかも提出してから短期間の、書類上のチェッックのみで、現地調査を行っていない可能性があります。「専門機関の判断を聞いた」としてすませるつもりであれば、それはお粗末きわまりないやり方ではないか?いわば「ごまかし」的な手法とうつってしまいます。

この調査は、すでに鎌倉市に報告があがっているので、資料を公開請求しているところです。