市のずさんな事務手続き


   洞門開削工事に際し、以下のような市の事務手続きの不備が明らかになっています。本来であれば、法令に定められた事務手続きを事前に行ない、工事を開始するのが当たり前のことです。しかしながら鎌倉市は、事前に行うべき手続きも終わらないうちから工事に着手しました。いかに急いで開削を行ないたいのか、市の考えが良くわかります。

 これについては地元住民からも「こんないい加減なことで工事の安全性が保てるのか?」、「工事の工程自体無理があるのではないか?」という疑問が多く出ています。


開削工事に際しての事務手続き不備

①工事現場が第二種風致地区にかかっているため、工事には都市調整課との事前協議が必要であり、概ね2週間を要するにもかかわらず、道路課はやっと4月6日にその申請を出したとのこと。

②当該地は、県指定の急傾斜地崩壊危険区域にあたり、県の土木事務所の許可無しに工事はできません。許可申請の文書はすでに県に受理されているとの道路課の説明ですが、実際には県から補足資料を要求されており、未だに未提出とのこと。


※工事が進まないのは「座り込みをやっている連中のせいだ」と言っている方がいるようですが、そうではなくて、手続き的に色々と不備があり着工できないのです・・・。座り込みをしようと作業員は通れるのですから、物理的には工事は出来るのです。

 写真:今週一杯の休工を知らせる看板
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