鎌倉市への意見表明および質問を行いました


 当会は、2017年3月2日付で「本設工事へ向けての意見表明および質問」を鎌倉市に提出しました。これは、緑の洞門の保存・安全対策工事において鎌倉市文化財専門委員会での議論を尊重し、洞門を大きく拡幅などせず、できるだけ現状をとどめた形での保存を求めるものです。

 さらに、市が安全対策検討委員会に検討を依頼する際、「自動車の通行」を前提条件として盛り込んだ経緯についても質問をしました。地元住民の中でも洞門の通行機能をどうするかは様々な意見があり(注)、どのような前提条件で委員会に検討してもらうかは非常に重要な問題です。ところが市は、きちんとした検討や議論もせずに「自動車の通行」をなし崩し的に検討の前提条件に加えており、当会としては問題視しているところです。 

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 これに対し、3月16日付で鎌倉市より回答が来ましたが、質問に明確に答えていない曖昧な回答となっています。この件については、引き続き注視していきたいと考えています。

(注)便利さのために自動車を通したい、景観上出来るだけ手を入れないで欲しい、子供の交通安全のために自動車は通してほしくない等