無断測量に抗議、都市整備部との面談のご報告


  2015年12月21日(月)午前11時から都市整備部に面談を申し込んでいたため、北鎌倉駅で鎌倉に向かう下り電車を待っていました。緑の洞門のすぐ横のホームにて、午前10時40分ごろのことです。
 何者かが洞門横で作業していることに気づきました。金網越しに問いただしたところ、「エステック」の杉浦という人物ら3名で、鎌倉市の請負で測量をしているとのこと。洞門横の私有地に測量の機材を設置し、一昨年末に設置した最初の看板の右側からバキバキと木々を押しのけて入り込んで境界線を測量しているのでした。
 地権者に事前に連絡して許可を得ることなく、無断で私有地に入り込んで、私有地を荒らす作業に抗議しました。しかし、業者は聞く耳を持たず、不当な作業をやめませんでした。 

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 こうした事情で、都市整備部との11時の面談に遅れることになり、急きょこの件の抗議を都市整備部との面談の第一の議題としました。面談には会員3名でのぞみ、小磯部長、前田次長、森課長、坂本担当の4名が同席しました。

 第一に、地権者に無断で測量を行い、私有地を荒らした業者の事実を示し、厳重に抗議し、都市整備部の責任を追及しました。

 第二に、11月20日の第10回「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会」に当会が提出した要望書の不当な扱いについて抗議しました。
 11月17日には電話にて、森課長に会の代表が要望書を出すことを伝え、前日の19日の市長との面会のおりも同席した森課長の前で翌日要望書を出すことを伝えてありました。そして20日当日、協議会が始まる前に要望書を手渡しました。
 しかし、要望書は協議会の終わり間際に配られただけでした。協議会の事務局である都市整備部道路課は、当会の要望書を配布したのみで協議会でとりあげるようにしなかったのです。それは、保存・安全対策を求める数多くの住民の声を足蹴にする不誠実な対応に他なりません。

 第三に、11月11日に提出した当会の要望書への返答を40日ほども放棄していることへの抗議をしました。その結果、小磯部長は年内に返答すると確約しました。

 第四に、12月10日に小磯部長宛に届けた「緑の洞門(北鎌倉隧道)保存・安全対策の提言」、その「第一提言 素案と骨子」の検討結果をたずねたところ、受け取っていない、届いていないという唖然とする返事でした。普通の民間企業なら大問題で、事務的不手際として始末書ものでしょうが、これが役所というものでしょうか。
 最後に、緑の洞門開削・破壊の工事をめぐって、入札や工事日程、工法について問いただしました。

 正直なところ、税金を使うものによる納税者である住民・市民への応対にストレスがたまります。