洞門通行止めの新聞記事


  すでにお伝えした洞門の通行止めですが、本日の神奈川、毎日両新聞に記事が掲載されましたので、以下に掲載いたします。

北鎌倉素掘りトンネル通行禁止 崩落の危険性、28日から
神奈川新聞 2015年04月24日

 JR北鎌倉駅(鎌倉市山ノ内)の脇にある素掘りトンネルについて、鎌倉市は23日、崩落などの危険性があるとして、28日から通行禁止とすることを明らかにした。トンネルは生活道路や通学路として使われているが、安全対策が講じられるまで、近接する円覚寺境内などを迂回(うかい)路として活用する。
 トンネルは長さ約7メートル、高さ2メートル、幅2・5メートル。80年以上前に岩を掘り抜いて造られ、樹木の茂るたたずまいは「緑の洞門」などと称され観光ガイドにも載るスポットとなっている。
 市道路課によると、市は昨年度、外部2カ所に調査を依頼。目視や触診などの調査に基づき3月末に提出された報告書では、いずれも落石、崩落などの恐れがあり緊急措置が必要と判断された。
 市は昨年8月、トンネルを開削し道路を拡幅する計画を地元町内会に説明していたが、今回の調査結果を受け、「崩落の危険性が高い」として通行禁止とすることを決定。具体的な安全対策は今後検討するといい、通行禁止解除の時期は未定という。
市は24日にも通行禁止を周知する看板を設置し、28日からはガードフェンスでトンネルを閉鎖する。
 トンネルは市民の生活道路として使われているほか、近隣の県立大船高校や市立小坂小学校、北鎌倉幼稚園の子どもたちの通学路になっている。当面、近接する円覚寺の境内や県道を迂回路として使ってもらうといい、同課は「不便をお願いすることになる。できるだけ早く対応を検討したい」と理解を求めている。
 全校児童の1割強がトンネルを使っているという小坂小では、地域住民らが登下校時に迂回路を見守るという。
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北鎌倉隧道:鎌倉市が緊急対策 28日から通行止
毎日新聞 2015年04月24日 地方版

 鎌倉市は23日、同市山ノ内の市道・北鎌倉隧道(ずいどう)(トンネル)を28日から通行禁止にすると発表した。市道水路管理課は、隧道両端部分などで土石剥落の危険性が高いため、道路法46条に基づく緊急対策をとったとしている。
 隧道は近隣住民が通勤・通学に利用している。同市は県道への迂回(うかい)を促す一方、大船高校、小坂小学校、北鎌倉幼稚園の生徒・児童・園児については円覚寺などの協力を得て、境内地を通行してもらう。