東家一太郎 浪曲会のご報告


 2018年4月30日午後、地元北鎌倉の山ノ内公会堂にて、東家一太郎さんの浪曲会が開催されました。地元の方々を中心に約60名のご参集を得、おかげさまで会場は満杯となりました。

 最初の演目は、「雷電為右衛門小田原情け相撲」で、悪いヤツに苦しめられた母子の情を受け止め、悪を懲らしめる勧善懲悪の人情話です。

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  休憩をはさんで、メインの演目「浪花節だよ洞門は~北鎌倉 緑の洞門の物語」(写真家関戸勇氏撮影の北鎌倉の風景のスライドショー付)です。この演目は、地元の「粟舟亭」(沖縄料理アンダンスー2階)を皮切りに、北鎌倉駅前の「侘助」、鎌倉の商工会議所地下ホールと市内でも数回にわたり演じ続けられてきました。東京や横浜でも上演され、その都度内容がバージョンアップされています。

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 観客からは「待ってました!」「たっぷり!」「名調子!」「ニッポンイチ!」と浪曲お馴染みのかけ声が発せられ、拍手と歓声で大盛況となりました。

 当会発行の「北鎌倉の風景ポストカード」もお陰様で用意した15セットすべて完売となり、台峯や小さな路地、やぐらなど北鎌倉の保存すべき美しさを再認識する機会となりました。

 最後に、「緑の洞門封鎖3年にあたっての声明」を参加者全員に配布してあることを踏まえ、当会共同代表の鈴木一道がご挨拶し、緑の洞門保存への協力を呼びかけ、終了となりました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。