専門家の方と検討会&緑の洞門調査


   4月13日(月)午前、当会の公開質問状にたいする鎌倉市都市整備部の回答を検討する集まりを持ちました。緑の洞門の危険を煽り立てる都市整備部の崩落シュミレーション(昨年10月に12町内会に回覧された文書)が、まず開削・破壊ありきの扇情的なもので、いかに根拠薄弱かが明らかになり、さらに追加で公開質問状を提出していくことにしました。
 専門家を交えての検討、質疑応答を通しても、都市整備部の現実と乖離した恣意的な情報操作が浮彫りになりました。検討会後は、専門家の方とともに緑の洞門の現地調査を行い、都市整備部が提供する図の虚偽、洞門全体の立体的な構造的な安定性を検証しました。
 あわせて、崩落とは次元の異なる側壁部(坑口部)の剥離・剥落の危険性を承知しながら、27年間もいっさいの安全対策も放棄してきた都市整備部の保守安全義務違反、住民の安全を無視し続けた行政の瑕疵を確認しました。洞門の保全を求める私たちとしても、通行する住民・通勤通学の安全を顧みない都市整備部に対して、引き続き剥落や落石などの緊急の安全対策を要求していかねばなりません。
 これまで都市整備部は鎌倉市民を見下し、こけにする応対をしています。洞門の安全性や工法の調査で業務委託して市民の血税を膨大に浪費しながら、肝心要のデータが保存されていない、隠蔽されたままです。都市整備部の不誠実な対応によって、精度を上げるのに困難を強いられ、そのため時間がかかりますが、緑の洞門保存&安全対策の市民モデルをさらに練り上げていきます。
 今回の検討会、洞門調査はその有意義な機会となりました。

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