旅日記〜諏訪・ひとり旅〜出発

キャンプに参加する夫と息子におにぎりを作っていたら、どこかに出かけたくなって、なんと諏訪に行ってきてしまいました。それも日帰りの強行軍(A^^;) 娘は友達と約束があるというので、お留守番。それがかえって嬉しかったりして。だって、だって、「ひとり旅」って素敵じゃない?(笑)一人でこんなに遠出をするのは二十年ぶりくらいになるかな。

なぜ諏訪に行ったのかは、さだファンならわかるでしょう(笑)

夫と息子を送り出したら、「どこかに行きたいなぁ」と買っておいたポケット時刻表と、なぜか買ったばかりの信州特集のるるぶ(ガイドブック)をリュックにほうり込んで・・・・こう書くとまるで予定の行動みたいですね(^^; ) コンビニでおやつ調達(笑)したら、手持ちのお金が心もとないのに気がついて、大急ぎでATMへ(A^^;) 東急東横線からJR山手線に乗り換え、新宿に着いたのが9時50分くらいでした。時刻表を確認したら、10:30発の特急に乗れなかったら11:00発になってしまうじゃないですか(^^;)アセアセ みどりの窓口まで走らなきゃ〜と階段を駆け降りたら、おお!目の前に臨時の窓口が・・・そうか、連絡通路にもあったのね〜、みどりの窓口。よかった〜。\(^0^)/

めでたく10:30発の新宿発あずさ55号1号車(自由席)に乗車できました。ちょうど諏訪は「御柱大祭」なので、観光客が多くて混んでいるかな〜と思ったけれど、意外と空席がありました。
ポツポツと降り出した雨が、窓に水玉模様をつくっています。念のため折りたたみ傘を持ってきたけれど・・・そういえば昔、狩人の「あずさ2号」がヒットしましたね。「〜私は旅にでます。〜いつかあなたと行くはずだった春まだ浅い信濃路へ〜」でもやっぱり、晴れた諏訪の空を見たいです(^^;;)
新宿駅6番線ホームを発車して、三鷹、立川あたりまではまだなんとか曇り空。特急あずさは、線路にかかるような青葉若葉をすり抜けて走ります。

武蔵野の青葉過ぎ行く汽車の窓

多摩川に釣り糸を垂る五月尽


新宿を出て30分、高尾はすっかり霧雨でした。相模湖が木々のむこうにちらりと見えています。いくつかのトンネルを抜けて大月へ。雨に煙った山が墨絵のように見えて、なんとなくセンチメンタルジャーニーな気分(A^^;)

トンネルを抜ければ煙る夏山路

谷あいの村をつつみて五月闇

青時雨冷気窓より入り来る


山を越え、塩山あたりから白い雲が浮かぶ晴天に変りました。地面が乾いているようなので、こっちは雨にふられていなかったようです。きっと諏訪も晴れてるぞ〜\(^0^)/
甲府、小淵沢で車内のほとんどの人が降りてしまうと、さっきまで楽しげな会話が聞こえていた車内は、ドアの閉まる音とともに静まり返ります。ひとりの心細さを今更のように感じてしまいます。早く諏訪に着かないかなぁ。

避暑の駅過ぎて車内の静まりぬ


上諏訪に着いたのが12:57分。それから、下諏訪行きの各駅停車へ乗り換えます。 ホームにも改札の向こうにも、お祭りのハッピを着た老若男女があふれています。 ねじり鉢巻きに祭り装束をいなせに着込んだ小さな男の子がかわいい。下諏訪についたのは13:15分前後。 乗り継ぎは10分以上待ったけど、4分くらいで着きました(笑)歩いたら、どれぐらいの距離でしょうか。空が青い。まぶしい陽射し。諏訪の町は、暑いくらいです。

雲白く青葉の駅に降り立ちぬ


つづく(下諏訪編)
往路交通費:新宿から下諏訪までの乗車券と特急券(上諏訪まで)で5500円