山田邦子のワンダフルモーニング2001.10.18 ニッポン放送 8:30〜11:00
まさしさんの出演時間は9:03〜10:05ぐらいまで
邦ちゃんらしい賑やかな番組でした。午前中の早い時間のせいか、天気予報やニュースが多かったなぁ。CMも。しかし、
邦ちゃんって、やっぱり頭の回転が速い!まさしさんも邦ちゃんペースに乗せられたのかな(笑)いろいろ聞けて、楽しかった(^^)
番組の流れが自然で生出演だと思ったんですけど、フェスのコンサートで「明日はゴルフ!」ととっても嬉しそうに話しておられた
とか。まさしさん、今日は早起きできたのねぇと感心していたら(仕事ならば当たり前か(笑))録音だったのね(A^^;)
うまく騙されたわ(笑)そりゃそうだね。コンサートの翌朝、ゴルフでもない限り起きられるわけないか(爆)
アシスタントの林家たい平さん、柳家一琴さんの真打披露のときに落語を拝聴しました。これがねー、とっても面白かったんですよ。
納豆のお話だったんですが、おなかが痛くなるぐらい笑わせていただきました。また聴きたいな。
たい平さんが「笑ってよ〜」(道化師のソネット)と一声真似をすると、「俺の前でモノマネする奴多いんだよ
ね。ああ、わかる、わかる。そう聞こえるんだろうなって。すごい恥ずかしいけれど、笑っちゃう。」とまさしさん。
自分の曲を聴くタイプの歌手っているでしょ。お客さんが来るときに、フルボリュームで自分の歌で迎えるタイプの歌手って
いるんですよ、時々。(黄菜:ちー様のこと?(笑))
そういう人は自分の歌を覚えますけど、僕は自分の曲を聴かないんですよ。聴かないもんで歌詞覚えない。
メロディは忘れないんですけど、歌詞を忘れるんですよ。無理やり作っているんでしょうね、歌詞。詩人じゃないですよ。
僕は、詩の勉強したことないですから。音楽の勉強はしましたけど。だから、詩を書くの、地獄なんですよ、いつも。
(黄菜:うふふ、これって言い訳だよね?(笑)邦ちゃんが「『北の国から』でも譜面を立てているときは、なんだと思いました」
って言う突っ込みが、面白かったです(笑))
小説「精霊流し」の話から子供の頃のバイオリンにまつわる話。文中に出てくるバイオリンを質にいれる話が体験談だと聞いて、
邦ちゃんは「だって、お坊ちゃまだったんでしょう?」と驚いていました。
♪「きみを忘れない」
さだまさしワンモニ突撃通信簿ファイブ〜!自己採点コーナー(小説からプライベートまで)
第1問「夫・さだまさしの亭主関白度は何点ですか?関白宣言の歌詞は理想ですか?それとも現実ですか?」
たいしてあの歌詞は、関白だと思わないんですけどね。まだ死んでないから、5点はあげられないんで4点ぐらいですかね。
縦のものを横にもしませんから。家へ帰ると。(たい平:そうですか?意外とまめそうな感じがしますよ
ね。)自分がやんなきゃいけないことは、全部きっちりやりますし。面倒見はいいですし、親切ですし優しいですけども。
でも、わがままです。わがままだから、「よし!出かけてこよう」と思ったら、勝手に出かける
し、「ちょっともう帰りたくない」と思ったら帰らないし、野良犬のような。
第2問「お母さんへの親孝行度は何点だと思いますか?そして良いところと悪いところを教えてください」
「親孝行だけは、親に聞いてみないとわからないですけどね。「親孝行は親が生きているうちにしろ」っていう言葉は、
間違いだと言ってくれた人がありましてね。僕の好きな、長崎の中華料理屋の親父なんですけどね。じゃ、親が生きているうちじゃ
なくて、どうするんですかって聞いたらね、「親が元気なうちじゃないとだめだ!」って。旅行だってね、体が動かなくなってから
連れたってしょうがないんだから。そういう意味ではね、うちのおふくろはわがまましてるから、これも4」
第3問「妹・佐田玲子さんへの思いやり度は何点ですか?そして、なぜそう思いますか?」
「妹に対する思いやり度っていうのは、年を取るごとに深くなるところと薄れていくところとありますね。
人格として別人格ですから。しっかりせい!というところがあるし、やっぱり妹ですから可愛いところがあるから。
その中途半端さで、3でどうでしょう?(たい平:何歳違いなんですか?)これは、
言ってはいけないことになっています。(黄菜:そりゃそうよねぇ(笑) キッパリと「言ってはいけない」という口調が、
面白かったです(笑))
第4問「父・さだまさしのパパぶりを採点するこにしたら、何点ですか?具体的に、お子さんに何かしてあげてましたか?」
これは、5でしょう。何もしてやらないところが5でしょう。男、女一人ずついるんです。なかなかぼーっとした奴に
育ってますから、これは完璧ですね。ぼーっとしてますよ。こんなにぼーっとした奴いるのかというぐらい、ぼーっとしてますから。
これは、笑ってしまいますね。妹のほうは、ギャグのセンスに非常にすぐれてますんで。これは、将来期待持てますね。
(たい平:将来、佐田家から待望の落語家が生まれるかもしれないですね)
大いに期待したいですね。女ですから名跡は継げないんで、これは惜しいところですね。
第5問「小説家・さだまさしが直木賞作家になる可能性は何%でしょうか?」
うーん。消費税程度でしょうか。5%ですよ。いや、もう次を書こうと思ってますんで。次を書いた段階で見えんじゃないですか?
これは、もうとにかく初舞台と一緒じゃないですか。力んだところもあるし、わかってないところが多いんですよ、小説ってものを。でも書きながら、あれはもう
先に書いちゃったからああなっちゃったけど、ほんとは小説ってこうじゃねぇかなって気づいたところも結構あるし。
次に書いて、もう1回気づくと思うんですよ。そのへんでね、15%超えてこなきゃ、ちゃんとした作家にはなれないでしょうね。
次書いて、あきらめるかどうか決めます(笑)(黄菜:まさしさん、もう次の小説の構想ができているのかもね。)
邦ちゃん:やっぱり「関白宣言」のイメージがあります。
さだ:そうですか?
邦ちゃん:おうちに帰って、たとえば自分のパンツとかしまってある場所はわからない?
さだ:えーっと、あんまり。だいたいわかります。
邦ちゃん:だいたいなんだ。お茶は、自分で入れるんですか?
さだ:お茶は入れないでしょう。手がなければやりますけどね・・・
邦ちゃん:奥様の下着がはいっている引き出しはわかる?
さだ:見たことも無い!
たい平:そりゃ、淡白宣言じゃないですか?(笑)
邦ちゃん:関白ですね、やっぱり。仕事ばりばりやってますからねぇ。そこらのぐうたらなおとっつあんとは
違うわけですから。
さだ:いやいや、そんなことはないですけどね。電球を替えたりはしますよ(笑)
邦ちゃん:あれ、なんでしょ?男の仕事ですね。それから、子供が入学したりするときに名前を書いてあげる
とか。
さだ:そうそうそう。そういうのはしますよ。だけど、おしめは替えたことはないんです。僕は。
邦ちゃん:お風呂は入れてあげた?
さだ:お風呂は入れてあげたことありますよ。
邦ちゃん:でも、勘定できるぐらいでしょ?
さだ:いや、そんなことないですよ。まだ小っちゃい頃はね、お風呂にずっと入ってました。娘も小学校5,6年
までは入ってました。
邦ちゃん:いい関係ですねー。あんまり、亭主関白じゃないのかなぁ?どっちなんだろうな?
♪「関白宣言」
さだ:妹がね、ポテトチップが妙に好きなんですよ。もっとも贅沢なポテトチップを、誕生日に作って送ってやろうと思ってね。
邦ちゃん:作ってあげたの?買ったんじゃなくて?アッラー!
さだ:日本でも優秀な油を用意しましてね(笑)日本でも、有数なじゃがいもを用意しましてね(笑)
5時間作って、食べるの5分(笑)ちゃんとパソコンでラベルまで作ってね。
邦ちゃん:凝ってますねぇ。いいお兄ちゃんだなぁ〜
さだ:3袋作ってね。ダンボール箱に(邦ちゃん:塩味?)もちろん、塩味。
入れて。ついでだから、よくイタリアンレストランに行くと、棒みたいなパンみたいなあるじゃない?
あれも自分で練って作ってさ。チーズとか入れて、ちょっとしょうゆ味とかいろんな味作って。
束にしていれて、お誕生祝いとかって送ったり。そういうこともしますよ。結構、まめなんですよ。そういうところは。
邦ちゃん:ご家族はさださんのことはどう評価しているんですかね?気になりますね?
さだ:いや、格別・・・
たい平:寡黙になってきましたね(笑)
さだ:いやな予感がしますねぇ・・・。
邦ちゃん:さださんの妹さん、シンガーソングライターの佐田玲子さんでございますが、さださんを5段階評価していただきました。
妹、佐田玲子さんが採点!さだまさしさん家族の通信簿!
☆妹・佐田玲子さんから見た「夫・さだまさしの亭主関白ぶりは!・・・3です!結構マメ。時々、
ごはんを作ったりしているようだが、気が向かないと何にもしない。
☆さだまさしさんのお母さんへの親孝行度!・・・気持ちはたぶん5、しかし実行度は2。実際には忙しいし、
男は家庭を持つと「お母さん、お母さん」と言ってられないのかもしれない。(黄菜:これは、いいフォローですね(^^)
お兄さん思いだなぁ、玲子さん。)
☆妹さんへの思いやり度・・・4!私の誕生日、去年、膨大な時間を費やして塩のきいたコゲコゲの
ポテトチップを作って送ってくれてありがとう。(黄菜:爆笑する邦ちゃん&たい平さんに「うまいんだよ〜!焦げってけど」
と言い訳していたまさしさん、ちょっと可愛かった(^^))
☆小説家・さだまさしの直木賞を取れる確率・・・53% 気持ちは80% 本格的に書けば、もっとすごいものが
書けるのでは、期待は大。
邦ちゃん:ちょっと辛い?
さだ:辛いね、結果的にはね。
たい平:塩がききすぎましたね(笑)
さだ:コゲてたからね(笑)
邦ちゃん:ポテトチップスが好きだからって、作ってあげようとなんで思ったんですか?
さだ:だって、買えゃ、値段はっきりしてますから。無駄でいいじゃないですか。無駄って、俺、結構好きなんですよ。
こんなことにこの人は、なぜ一所懸命になるんだろうって、好きなんだよね。
邦ちゃん:妹さんとは仲がいいんですね。
さだ:ぼくと妹は、ほとんどけんかしないですね。年が離れているってこともあるからね。
玲子さんが小学生のときの詩「お兄さんに聞いてみよう」シリーズの話(^^)
家族の中でたったひとりA型のせいで(この血液型の話は、遠慮ない分析で面白かった(笑))子供の頃スイカを食べるとき、
いつも少ししか食べられなかったというまさしさん。今でも根に持っているらしい(笑)
「だから俺は子供の頃から、スイカの好きな女とは結婚しないと決めてたんだね。」と。この話の「オチ」が聞けなかったのが
ちょっと残念かな(笑)
幸せのレシピ(「幸せだなぁ」と感じる瞬間とは・・・色紙に)
「球日和 朝食までの笑顔かな」
邦ちゃん:おおー、筆じゃないですか!たまびより?
さだ:ゴルフ場行くと、みんな朝集まってくる。いい顔なんだよ。「おはよう!」って、トーンが高いんだよ(笑)
お昼には、もお怒っているやつ、いるんだよね。「じゃね!」口もきかないで帰る奴もいるからね。
俺、幸せだなぁ思うのは、気のおけない仲間とゴルフをしてて・・・春先とか10月ぐらいのゴルフ場で。ゴルフ場って自然の音しか
しないでしょ。空の音、風の音、鳥の音、森の音。そういう中でパッティンググリーンで・・・青空なんか見ていてね、誰かが
「先行くよ」ってカランカランカランっていうとき(カップインしたとき)、涙がポロってこぼれそうになる。
邦ちゃん:そんなに〜。そこまでですかぁ?
さだ:ああ、しあわせだなぁって思う。こんなに幸せで平穏な時間をもらっているんだから、明日から頑張らなきゃと思うね。
邦ちゃん:はあー!!
邦ちゃん:どんなスコアが出ても、朝に会ったときのテンションはいいと(笑)
さだ:朝のみんなの笑顔がいいの。「おはよう〜!」って声がいいの(笑)
(黄菜:上手なときは、70ぐらい。下手なときには100近い。「血圧のようなゴルフ」だそうです(笑)でも、血圧といっても
最大血圧が100だということは、かなりゴルフがうまいんですね(^^) シングルプレイヤーらしいから)
信州に行ってからゴルフがうまくなったというまさしさん。一番近いゴルフ場まで11分、毎日でも行きたいと思うコースの
ゴルフ場まで35分とか。雪が降ったら甲府まで行く。甲府なら真冬でもゴルフできるねというまさしさんに、邦ちゃん、少々
呆れながら大笑いしていました。
「さだまさし語る百恵にささげた秋桜」
(レコーディングに)立ち会えなくて、電話で話しただけだったの。「(嫁ぐ日の歌なんて)ぴんと来ないでしょ?」って。
彼女18だから・・・べんちゃら言いそうだけど、言わなかったねぇ、あの人は。「いい歌だっていうのはわかる。上手に歌えなくて
いらいらする」って。僕は偉そうに「きっといつか、わかってもらえる日が早く来るといいね」なんて言ったのは覚えている。
最後のコンサートに招待してもらったんだけど、俺、自分のコンサートがあったんで・・・終わってホテル帰ったらね、
百恵ちゃんからメッセージが来てた。「さださんがこの歌を作ってくれたお気持ちが、やっとわかる日がきました。」この人は
なんてすごい人なんだ。電話で一言言ったことを、自分の最後のコンサートの日に、こういう配慮のできるすごい人なんだなぁ。
素晴らしい人だと思った。
♪「秋桜」(山口百恵)
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