さだまさしのセイ!ヤング21  第4回(2001.10.22) 文化放送19:00〜21:00

おはがきを読まれた方、お名前の漢字がわからないのでひらがなで表記しました。

オープニング

♪夜明けが来る前に〜愛し合おう〜

CM

おはがき大紹介

♪「絵はがき坂」の曲にのせて
☆所沢市の下澤節子さん
☆中野区の小山じゅんこさん
☆練馬区のかりゅうれいこさん
☆川崎市のいとうたかひろさん

CM
文化放送ラジオショッピング

お笑い三流亭

☆こむろなおきさん
☆府中市さとうみきやさん
☆江東区の三沢裕恵さん
☆秋田市わたなべこうきさん
☆入間市のたなかゆきさん
☆岡崎市のゆうゆうせいきさん
☆暗庵通りの人々さん
☆長崎市の星屑倶楽部32
☆船橋市のあしびさん
☆富士市の成瀬薫さん
☆足利市の鈴木恵子さん
☆練馬区のかりゅうれいこさん

CM
谷村さんの「しさまださ」

ほほえみポスト

☆松戸市の大久保ひとみさん
☆松山市の玲子さんお互い独身頑張ろうねさん
☆しみずちはるさん

リクエスト ♪「北の国から」

CM

はじめてのコーナー

☆松山市のわたなべたまみさん
☆北埼玉郡のいしじまひろみさん

おはがき紹介

☆かずぴょんさん
☆福岡市のいわながじゅんこさん
☆京都市伏見区のよしだちえこさん
☆京都市のさかぐちみちこさん

CM
文化放送ニュース&天気予報

大さだまさし研究会

10月の研究テーマは「朝食」
☆清川村の藤田千代子さん
☆赤い烈風伝説さん
☆横浜市のうのたかしさん
☆中央区のあさのみどりさん

谷村さんの「しさまださ」

今月の歌 ♪「きみを忘れない」

お知らせ
さだまさしコンサートツアー「日本妖精伝」

CM

おはがき大紹介

☆恋するれいこさん
☆まちったらーさん
☆本日開店さん
☆本日開店さん
☆赤い烈風伝説さん
☆郵便局ではしばやん

CM

ラストレター

☆藤沢市の菊野秀美さん
☆尾西市の十日の菊ちゃん

オープニング

こんばんは!さだまさしでございます。私はいま、大阪におります。10月の22日月曜日の今頃、本当は滋賀県の守山市に いるはずです。歌っているはずです(笑)にもかかわらず、なぜ、私はここで放送しているのでしょうか。 テープレコーダーを発明してくれた方のおかげでございます。さて、本日は東京からこの人がかけつけてくれております!
寺ちゃん:会長ー、大カイチョーイ!文化放送アナウンサー寺島尚正!英語で言うと「寺ちゃん」でーす! (さだ;どこが、どこが英語や)ついに念願の出張ですよー!遊んで遊んで遊びまくるぞー!あはははははは! 会長、今日は寝る前に枕投げしましょうねぇ!
あのね、あのね、修学旅行に来たんじゃないんだから(笑)さてさて、今日ですね、画家のジミー大西さん。ま、「ジミーちゃん」と 言ったほうが、ぼくらには感じが出ますけどね。 ジミーちゃんをお客様にお迎えしまして、賑やかにお届けをしたい。こういうふうに思うわけでございます。 えー、さだまさしのセイヤング21、東京四谷文化放送をキーステーションにして、全国22局をネットしてお送りいたします。 最後の最後までゆっくりお付き合いください、ませ!

おはがき大紹介のコーナー

まぁ、今週も・・・もー、ずいぶんたくさんのおはがきを読ましていただいてますよ、わたし。 (寺ちゃん:ですねー) すごい量だね。全国からですから。おそらく僕はですね、番組が始まる前に、自分で書いた「精霊流し」 1冊分ぐらいの文字を読んでいるんじゃないかと(笑)(寺ちゃん:そんなにですかぁ(笑)) ほんとにねぇ。これ読むだけでも、目がチカチカしますけどもね。

☆所沢市の下澤節子さん
「今日、浅草へ行って参りました。父と二人、何度か歩いた懐かしい仲見世を通り、観音様にお参りをしてから、即、浅草公会堂 玄関前の「スターの広場」へ。日本の芸能史に残るそうそうたる方々236名の中に、 我が愛するまだまだ若手のシンガーソングライター・さだまさしの手形を見つけたときの喜び。 (さだ:見つけやがったな(笑)) おもわすず、お手形とお手手を合わせて「し、あ、わ、せ、な〜む」をやってしまいました。」 (さだ:あほかぁ(笑))

順番をみますと、私の右隣が赤木春恵さんで。赤木春恵さんの上が田中邦衛さん。田中邦衛さんの左側、 私の上にあたるのが菊池章子(あきこ)さん。菊池章子さんの隣が、津川雅彦さん。で、僕の隣が、坂東玉三郎さん。 (寺ちゃん:ほお〜)わたくしは、赤木春恵さんと坂東玉三郎さんに囲まれております。幸せございますねぇ。 田中邦衛さん、菊池章子さん、津川雅彦さんに囲まれてるという。なんだかよくわかりませんけどね(笑)
手形。福島で取りました、去年。(寺ちゃん:え?福島でですかぁ?) 福島まで、わざわざあそこね、区役所の係りの人来てね。べと〜んとね。なんかベトベトしているんですよ。あれ。 (寺ちゃん:はぁ、ああ、型!)べと〜んとしたところにね、しばらく手をつっこんでね。 もういいですか?もういいですか?って言いながらね(笑)7分ぐらいじーっとしていましたっけね。大変な騒ぎだったですけどね。 そうか、ほんとうにあれ、飾ってあんだな。
俺、「ドッキリ」かな?って思ってた(笑) (寺ちゃん:あっははは) ぜんぜん、離れなくなっちゃってさ(笑)ど、どうすんだよ、これ!コ、コ、コンサート、どうするんだ!っていうことに なっちゃわないかなって思ってた(笑)ほんとに飾ってあるようで。恥ずかしながら「スターの広場」(笑) スターだぜ(笑)(寺ちゃん:スターですよ!) スターだよ、お前!(笑)な!(笑)スターっつうことにしといてくれや(笑)


☆中野区の小山じゅんこさん
「この夏、母と夫と3人でハウステンボスへ行って参りました。運河めぐりや可愛い町並みでのショッピングなどを楽しんだあとの 夕食に、私達はオランダ料理のレストランに入りました。そこでは、外国人のおじさんが一人、バイオリンでイタリア民謡を陽気に 弾きながらテーブルを回っています。 (さだ:いやー、いいねぇ。雰囲気でますねぇ。)
ワインなどを飲んですっかりいい気分になっていた母と私が「オーソレミオ」にうっとりと聞き惚れておりました。
さだ:ラーララーラー、ラーララーラー
寺ちゃん:あっははは(笑)いいですねぇ(笑)雰囲気出た!
「ひとしきり私達のテーブルの前に来て「フリクニフリクラ」
さだ:い〜いねぇ(笑)なんか、あの〜、小さな子供のマタグラみたいな感じ(笑)
寺ちゃん:それは(笑)でも、イメージありますね(笑)
さだ:緊張感のないマタグラですね。「フリクニフリクラ」(笑)
「などを弾いてくれまして、それから私達に「リクエスト!リクエスト!」って言うんです。
(さだ:「リクエスト、リクエスト!リクエスト、アリマセンカ?とかなんとか言うんだろうな)
なにを思ったか、夫がいきなり「精霊流しやってよ!」(全員:あっははは)
すると、そのバイオリンのおじさん、目をまるくして「WHAT?WHAT?」 さらに夫は「知らない?さだまさしの「精霊流し」?」私達は、あわてて「ボラーレ」をリクエストして一件落着。 (全員:あっははは)
陽気に「ボラーレ」を弾きながら、彼は私達のテーブルから去っていきました」
さだ:去って行きたくなるよな、これはな。 (廣田:激しいな、おとうさん(笑))
長崎に住んでいれば、みんな知っているわけじゃないんだから(笑)

☆練馬区のかりゅうれいこさん
「B紙と呼ばれる紙を知りませんか。今から三十数年前、私は名古屋の小学生でしたが、壁新聞などに使う 白くて大きな紙をB紙と私たちは呼んでいました。小学4年生で東京へ転校し、クラスでB紙と言葉を 使ったところ、誰もそんな紙は知らないというのです。よくよく話合ってみると、B紙と私たちが呼んでいた その紙は、東京では模造紙と呼ばれていることがわかったんです。B紙と模造紙は、本当に同じものなので しょうか。いや、そもそもB紙などという言葉が、実際に存在していたんでしょうか。」
さだ:B紙、B全って言う意味ですかね。B4というと、あれはB紙を4つに切った大きさですよね。 (寺ちゃん:そういうことですか。) つまり、B全のことじゃないですかね。Bというサイズ、模造紙サイズ。あれ、B全って いうんじゃないですかね。きっと。想像ですよ。私の想像、あくまでもね。 (寺ちゃん:それ、でも当たり。) なんか、当たりっぽいよね(笑)

さだ:今日は、えー、20日ですから。ほんとうは。
寺ちゃん:え、えへへ?あれ?(笑)どうかなぁ?(笑)
皆さん、聴いていらっしゃるのは22日ですけど、今日は20日なんですよ。
寺ちゃん:あはは、そうですかぁ(笑)
しかもABCなんですけど。 (寺ちゃん:あらららー。) 寺ちゃんが東京から来てるんだから、先週のあと録ったんじゃないってことだけははっきりしてますね。 (寺ちゃん:そりゃそうですよ!) 問題は、今日と明後日の間にさほど差はないんだけども、時間的には。 重要な差がひとつあるのよ。 (寺ちゃん:なんですか。) 日本シリーズだね。ま、だからここは、勝負かけるしかないですね。
寺ちゃん:いや、ちょ、ちょっと待ってください、さださん(笑) さださん、勝負も大切ですけどね。
さだ:思いがけなかったですね。あんなに上手に、ローズと中村を押さえられるとは思いませんでした。
寺ちゃん:いや、さださん、ちょっと〜待ってください(笑) あのねー。それは結構、危険じゃないですかね(A^^;)
さだ:こうなりゃ、私は勝負かけますよ。あれはやっぱり、古田ですね。古田。それから、ラミネス。
寺ちゃん:ちょっと待ってください(A^^;)そこまでいきますかぁ〜(笑)
さだ:ラミネスの活躍は大きかったね。ペタジーニの活躍は当然です。 ラミネス、これは大きかったですね。
廣田:ホームランは出たんですかねぇ。
寺ちゃん:ちょとお待ってぇ(A^^;)ねぇ、廣田さん。廣田さんも何を言うんですか〜(笑)
さだ:あ、意外なところからでましたね。真中。
寺ちゃん:いやー、さださん(笑)さださん、大丈夫ですかねぇ(A^^;)
さだ:大丈夫でしょう。

(黄菜:まるで見てきたかのような(笑)「日本シリーズ」解説がつづく(A^^;))

廣田:楽しみだなぁ。
さだ:まま、そういうこっちゃがな(笑)触れないのも不自然じゃない、だって。
寺ちゃん:そりゃあ、そうなんですけどね。
さだ:ヤクルトファンになって、人間が卑屈になってるなと思ったよ。正直言って。
寺ちゃん:あら、どうしたんですか?
さだ:優勝決定のときに、僕は新潟にいたんですけど、新潟でラジオしかやってなかったです。 テレビ、ぜんぜんやってない。優勝決定の瞬間ですよ。テレビやってないんですよ、新潟は。 そりゃあね、僕ずっとですから。もう15年。 (寺ちゃん:ああ、そうか。ヤクルトファンですからね。) 優勝決定戦のところを見てればね、たまたま阪神戦で一度優勝したことがありますけどね。 終わったら帰れって言ってるしね、阪神ファンは。ろくなことないわけですよ(笑) そうすると、どんどん卑屈になってきちゃって。20日の朝起きたときに「日本シリーズ中継はあるのかな」 って、ふっと思ったもんな。 (寺ちゃん:ありますよ、それはありますよ〜) そこまで私は卑屈になっていますけどね。

☆川崎市のいとうたかひろさん
「非常に天気がよかった10月14日、僕は府中にいました。もちろん、馬券を買うためです。しかし用事が あったので、JRの駅へ向かうべく西門に足を向けたところ、見覚えのあるひげの人とすれ違いました。 それは、さださんのセイヤングを担当されていたことのある青山さんでした。 見かけたのは、12時55分頃でした。なんだか、秋のG1が始まったことを感じずにはいられませんでした。」
さだ:青山も意外なところで見られているね。青山は、一度見たら忘れないからね、あのひげづらは。 顔を逆さまにしても、たぶん同じ顔じゃないかと(笑)言う感じの青山ですけど。 青山、元気でやってますからね。安心してくださいよ。

お笑い三流亭

(先週までに見習い13人)

☆こむろなおきさん
「久しぶりに友人に電話したら、友人の子どもが出た。「お父さんいる?」と聞いたら、子どもが「いらない」」

☆府中市さとうみきやさん
「朝の某局ニュースで女性アナウンサーが話していた。・・・「たったいま、イチロー選手の第1打席の情報が 入ってまいりました。イチロー選手は、ライトヒット前、ライトヒット前でした。」

さだ:バスの停留所があるまいし(笑)

☆江東区の三沢裕恵さん
「おまえは、ほんまに世話がヘタやなぁ。花は枯らすし、飼うてる生き物は殺すし」「けど、 まだあんた殺してないやろ」

☆秋田市わたなべこうきさん

よく車のリアウィンドウに「赤ちゃんが乗っています」という黄色いステッカーが貼ってあるのを ご存知ですか。こないだ、私の車の前を走っておりました車のリアウィンドウには、違うステッカーが 貼られておりました。さんまが3匹描かれた下に書かれていた言葉は「あぶらが乗っています」

☆入間市のたなかゆきさん
新しいもの好きだが機械に弱い父が、いつのまにか携帯電話の機種変更をしていて・・・どうしても 電話帳に1件登録できない番号があるというので、入れてほしいと言うんです。・・・ 電話帳の登録画面を出してみると、なんとそこには私がいま入力したばかりの名前と電話番号が 続けて27件も登録されていた。父は、登録の仕方は覚えたが、電話帳の見方が理解できてなかったのだ。

☆岡崎市のゆうゆうせいきさん
ふと思った。世界で一番最初に「おまえの母ちゃん、でべそ」って、誰が言ったんだ。

☆暗庵通りの人々さん
那須の「殺生石」。「だからって差し向けた軍勢が8万あまりって言うのは、ちょっとオーバーじゃない?」 って私に、母が一言「主催者側の発表じゃない」

☆長崎市の星屑倶楽部32
三秒笑劇場・産婦人科シリーズ・・・患者「看護婦さん、何歌っているの?」「愛の賛歌(産科)」 「助産婦さん、何踊っているの?」「サンバ(産婆)」看護婦「先生、今度の慰安旅行どこですか?」 「山陰(産院)かなぁ」

☆船橋市のあしびさん
先週、私のはがきが読まれたんです。読まれた直後に11歳の息子が言った「ひいたね」

さだ:これから読まれる人は、前座になります。

☆富士市の成瀬かおりさん
「このご時勢、うちの学校でもPTAでの夜間パトロールをやっている。主人が当番の日、校門を入っていく と、いました、いました。暗闇の中、玄関前で堂々と煙草をふかしているヤンキー座りの柄の悪そうな スポーツ刈りの兄ちゃん。「こら!」と言ったら、すまなさそうに立ち上がったのは娘の担任だった。」

☆足利市の鈴木恵子さん
「進学塾の窓ガラス3枚に「エロ受験生」と書いてあったのでびっくりした。次の日、窓ガラスが4枚全部 しまっていて「燃えろ!受験生」と書かれていた。ほっとした。」

☆練馬区のかりゅうれいこさん
「ヤクルトの日本シリーズでの優勝を、ひみつのアッコちゃんにも祈ってもらいましょう。 「ラミネス、ラミネス、るるるるる〜」」

さだ:今日は、前座が3人出ましたな。こらぁ、なかなか景気のいいことでね。 これから、この3人がね、三流亭をリードして行ってもらいましょう。今日は9名の見習いが出ましたんでね。 なかなか盛り上がっておりますね。ひとつ、ぜひ、しょうもないはがきを書いていただきましょう。

さだ:本日は大阪からお届けしているわけですが、大阪在住のこの方がかけつけてくれました。 画家のジミー大西こと、ジミーちゃんです。
ジミーちゃん:こんばんは!ジミーです。 さださんの大ファンで。 (さだ:嬉しいねぇ。僕、知らなかったですけども。) 中学のときから。 (さだ:あ、そう?さだまさしを聴いて?) グレープからずっと聴いて。(さだ:嬉しいなぁ。) かんぱぷ (さだ:かんぱぷ、ってねぇ!(笑)) 緊張しているんですよ(笑) (さだ:かみなはんな、芸人が!(笑)) 「関白宣言」から「関白失脚」にはいっていくときが、ものすごく大好きで。 面白くて、面白くて。 (さだ:ああ、ライブでね) ほんまにでも、歌で笑かす言うたら、さんまさんかさだまさしさんですね。
さだ:ははは(笑)ジミーちゃん、皆さんご存知の通り、もとお笑いのタレントさんだったんですけどね。 タレントをやめて画家に転身して、もう何年になりますか? (ジミーちゃん:もう6年。) 6年。今はね、アメリカとかスペインで主に活動しているのね。
寺ちゃん:ジミー大西さんがですね、今日なぜここに遊びに来てくださったかといいますと。 ジミー大西さん、さださんのファンなんですが、特にですね、絵を描くときにさださんの歌を聴きながら、 (さだ:えっ?)絵を描かれている。(さだ:あら〜)
っていうことはですよ、ジミー大西さんの作品は、さださんの音楽をくぅ〜っと耳に入れながら出来上がっている。
(さだ:はぁ〜、すごいね)
ジミーちゃん:そうなんですよ。さださんのお笑いあり〜の音楽と(笑)涙あり〜の音楽が、 ものすごい絵に集中できるんですよ。
さだ:そお〜。たとえば、描くテーマって決めるんだよね、最初から。
ジミーちゃん:最初から、はい。だいたい、こんなん描こう。今日は「春」を描こうとか。
さだ:あ、「春」を描こうとかって決めるわけ。たとえば、今「秋」を描こうって思ったとするじゃない。 秋って言うと、どういうところから描き始める?
ジミーちゃん:「秋」ですか。アキいうたら、やっぱり八代亜紀とか(笑)
さだ:なぐったろうか、コイツ。アホかぁ!(笑)面白いなぁ。こんなに面白い画家って、原田泰治以来 だな(笑)描くテーマが決まって描き始めて、さだまさしの歌聴きながら描くと、何か別のことがわいてくることある?
ジミーちゃん:あのね、カレーライスとか、犬とか、そんなんがよう浮かんで。ピエロとか。
さだ:それで、そのまま描いちゃうの?思い付いたら? (ジミーちゃん:はい。思い付いたら)
僕は、ジミー君の絵はもちろん見せてもらっていますけど、あらためて画集が手元にあるんですけど。 これはね、もう海外では大絶賛されてない? (ジミーちゃん:海外ですかぁ。あ、はい。) ロンドンでやったでしょ、個展。
ジミーちゃん:ロンドンでやりました。 (さだ:どうだった?反応?) それがね、ロンドンの人、外国語しゃべるから全然わかんないんですよ。
さだ:なんや、それ?なんや、それ、なんや、それ・・・。当たり前やないか。 「どうだった?英国行って?」「いやー、日本人離れした人ばっかりで。」当たり前だっつうの(笑) 目の色変えて働いてたって(笑)でもこれ、素敵な色合いの絵ばっかりで、昔からこういう絵描くの 好きだったの?
ジミーちゃん:いやー、僕ね、テストの時間に(学校の)書けなかったので、○とかペケぐらいしか書けなかったので 、(さだ:あ、答案にね)5分ぐらいで終わってしまうんですよ。 (さだ:あー簡単だ!)ほんで、裏に絵描いてたんですよ(笑)それだけで。
さだ:あー、美術とか絵の点数は良かった?
ジミーちゃん:絵の点数もあまり良くなかったんですよ(笑)だから、よくわかんないんですよ。 画家といわれるんですけど、バカとか言う方が。
さだ:ははは(笑)何を言うねんな、このおっさんは(笑) モノレールとか、バスのデザインとか 描いたんでしょ。 (ジミーちゃん:バス、やりました。)
さだ:色を塗った?ペインティングしたわけ?
ジミーちゃん:いえ。鳥とか、あんなんを描いて、自分でペインティングしました。
さだ:画材は? (ジミーちゃん:向こうの人が提供してくれはったんで。)
さだ:ペンキで描くの?やっぱり。 (ジミーちゃん:ペンキで。)
さだ:いつも描くときは、何で描いてんの?
ジミーちゃん:絵の具は、ほとんど水彩が多いんです。
さだ:水彩画なの〜。へぇ〜すごいなぁ。今、なんか新しいの、取り組んでいるのあります?
ジミーちゃん:これから、正月までオフに入ろう思うて。
さだ:あ、休むのね。いいねぇ〜。 (ジミーちゃん:早いオフですけども。)
さだ:創作するときって、時間を決めてやるわけ?
ジミーちゃん:はい。だいたい1日8時間。(さだ:えっ!?) 8時間以上は、もうしないようにしてるんです。
さだ:いやいや、8時間も描くの?(ジミーちゃん:はい)じ〜っと。
ジミーちゃん:もちろん、さださんの音楽聴いたり。
さだ:いや〜、それでず〜っと描いているわけ、8時間。
ジミーちゃん:もちろん、ご飯も食べたりとか(さだ:当たり前や) トイレ行ったりとかしますけど(笑)
さだ:もう描いても描いても、描きたりないぐらい?
ジミーちゃん:描いても描いても・・・(さだ:楽しくて?)楽しくもなるし、 つらいときもありますけど。
さだ:つらい時もある? (ジミーちゃん:飽きるほうですね。)
さだ:もう、これええわ〜って。そういうときは、どうする?
ジミーちゃん:とりあえず8時間は、常にペースを守ろうと思て。
さだ:公務員のような絵描きだね。土日も何もなしで?
ジミーちゃん:土日はいちおう休みにつけます。 (さだ:公務員かぁ!(笑))
さだ:なんかだんだん、庶務課のような絵描きになってきたけど(笑) ああ、なるほどねぇ。そうやって決めてやるっていうのはいいかもね。

ジミーちゃん:ずっと続けないといけないので。
さだ:なるほどねぇ。気まぐれに描いたりっていうのは、あんまりしないんだ。でも、8時間描きかかった んだから、もうちょっとやるっていうことのもあるでしょ。 (ジミーちゃん:それも、もうやめようと思って。) え!やめるの?
ジミーちゃん:これから何年続けていかなあかんかわからないので、途中で飽きたらあかんな、とか。
さだ:途中でやめるわけ?あ、もう時間や、チーンって。 (ジミーちゃん:はい、そうです(笑)) デパートかいな!(笑)
なるほどなぁ、いいなぁ〜。たとえば絵を描いて、今まで考えられなかった自分が見えてきたり、 それから目的とか見えてきたりする?最終的には、こういうもの描きたいとか。

ジミーちゃん:あの〜正直言うて、誰にも習うてないので、技法がもう無理やな〜と、 今、思うてきてるんです。
さだ:技法が無理だっていうのは、もう限界に来ているってこと?
ジミーちゃん:デッサンとか習うてないので。もうそろそろデッサンとか、習いにいかないと。 先がちょっと、ないな〜と思ってきたり。
さだ:そういうのってはやっぱり、自分で感じるの?
ジミーちゃん:もっと他の、画風を変えて行くには、絶対デッサンを習わないともう無理やなぁと思うて しまうんです。
さだ:そうか。それはやっぱり何をするにしても基礎は大事だと思うけど。でも、どうだろう? ジミーちゃんみたいに、ある種自分の世界観っていうのができている人に関しては、どうなんだろうかな。 もちろん基礎っていうのは、ちゃんとやったほうがいいと思うんだけども。
僕は、原田泰治さんとね、とっても仲良くしていて。原田泰治さんっていうのは、素朴画をずっと 描いているんだけども。素朴画っていうのは、規定があって難しいんですよ。素朴画っていうのはね、 専門の教育を受けていないっていうのが前提なんですよ。グランマモーゼスとか、ああいう人たちの絵が そうなんですけど。原田泰治さんの絵はね、素朴画として認定された理由っていうのはね、彼はね、 グラフィックデザインしか勉強してないんですね。だから、絵を習ったわけじゃないっていうんでね、 素朴画家として世界でも認められた。ナイーフって言うんですけど。
原田さんがいつも言うことはね、上手に描くっていうことがね、絵の体温を失うことが時々あるって言うんだね。 上手なんだけど魅力がないっていう絵のほうが圧倒的に多いのね。
僕なんか音楽やってても、上手だけど魅力がないっていうのは、どうしようもないよね。 へただけどなんか魅力があるっていうものが、正味の魂をゆさぶってくるとこがあるじゃない? たとえばコンサートをやってて、もうすごく声が今日は良くて、音程もすごく良くて、耳も良くて。そういう日が、何回に 1回かありますよね。そうするとね、聴かせに入るのよ。 「どうだ、こんなに俺は歌えるぞ!うまいだろ!」とかね。そういう日のコンサートって、だめだねぇ〜。 もう、自分でしらけて行っちゃうのね。ちょっと声が出づらいけどもね、「頑張ろう。いや、頑張ろう! 声の善し悪しじゃない。頑張ろう!」って自分で言い聞かせているときのコンサートがね、すっごい熱が 上がってきていいコンサートになることがあるから。そこの煮詰まりってういうのは、 考えすぎじゃないかな、ジミーちゃん。
(ジミーちゃん:そうですか。) 好き勝手描いていればいいんじゃないかなぁ。うーん。
ジミーちゃん:そうですかぁ(笑)こないだね、さださんが「さんまのまんま」に出られたときに、 千春さんはこういう風に弾くんだーって(笑)ああ、絵の世界も一緒なんかなぁと思って。
さだ:そうそう。千春は、ギターは打楽器ですから。(寺ちゃん&ジミーちゃん:あははは(笑)) だから、それでいいんだよね。どう使おうが勝手なんだから。ほんとなんか、世界観がある人っていうのは、 あまり自分を疑ぐらないほうがいいんじゃないかなぁ。
ジミーちゃん:ちょっとやっぱり、もうちょっとやっぱりよく考えてみようかなぁ。
さだ:ほんとに?人生を考え直してみる?考え直した瞬間につまらなくなることがあるから、 気をつけたほうがいい。
ジミーちゃん:はははははは(笑)
さだ:それ、今、手に持っているのは?
ジミーちゃん:これ、さださんにプレゼントです。カレンダーなんです。
さだ:カレンダー!ありがとう!・・・どうですか、これは立派じゃありませんか。ちょっと見て。 (寺ちゃん:あらまぁ、すばらしい。)
これはね、虎ですかね?ライオンですかね?(ジミーちゃん:ジャングルから、ライオンの目が) ライオンですね。
これ、かわいいわぁ。ラジオ聴いてらっしゃる方は、まったくわからないでしょうけれど。 はぁ〜3月4月は、お城に爛漫と咲く桜ですね。大阪城。5月6月は、こらぁ、なんやこれ? すいかじゃないですか!いいねぇ、いいね、いいねぇ。(7月8月は)うわぁー、暑いねぇ。
(寺ちゃん:色合いがまた、素晴らしいですよねぇ)そうそう、すばらしいよね。この発想っていうのが、 僕はとっても素敵だと思いますね。えー、こうやって、1枚描くのにどれぐらいかかるの?

ジミーちゃん:1枚描くのに、2ヶ月か1ヶ月。
さだ:一所懸命、一所懸命。(ジミーちゃん:はい)全体のデザインを決めて、それからデッサンして、 色を決めて・・・そうか、そうか。頑張っているなぁ〜! これからも世界中でね、ジミー大西、ちょっと名前行ってよ!(ジミーちゃん:はははは(笑))
俺、あとでさ、サインしてもらっといて。芽、出るようにね(笑)

ジミーちゃん:僕もサイン、欲しいぐらいです。さださんの。
さだ:交換会しようか、交換会しようか(笑)いじましいこと言うな(笑) ほんとに、あの、画家としても、これからますます活躍してほしいジミー大西 さんが、さだまさしの歌を聴きながらときどき描いてくれているっていうのは、とっても嬉しいことでした。

ほほえみポスト

☆松戸市の大久保ひとみさん
「それは今年、「夏長崎から」のコンサートに行ったときのことです。思案橋に、一年に一回だけど毎年行くお寿司屋さんがあります。 私は、ピーススフィアのボランティアをやっているので
さだ:これは、長崎に平和の博物館を作ろうという運動のボランティアの方 ですね。ほんとうに、いつもいつもありがとうね。なかなか形にならなくてごめんね。実行委員なんかいらいらしていますけど。 頑張って形にするように、僕らも頑張ります。
山から降りてくるのがどうしても遅くなってしまい、食事ができるお店を探すのが 結構大変です。そこはお寿司屋さんなので遅くまでやっているし、何よりお店の方が待っていてくださるから、いつもそこに行くこと になります。去年の夏、そのお店で、さださんのコンサートの裏方をやっていらっしゃる県庁の方々と出会いました。
さだ:そう、俺たちのコンサートはね、県庁の職員、市役所の職員。第1回目から、ずっとボランティアをやってくれている仲間が 結構いるんですね。嬉しいですよ。
そして今年、コンサート終了後、私たちは人数が多かったから、奥の部屋でわいわいやっておりました。会がお開きになって帰るとき、 お店の方が「これ、去年の県庁の人が置いていったとです」と言って渡されたのが、汗に濡れた白いスタッフTシャツ。 知らなかったのですが、去年の県庁の方が隣の部屋にいらしていて、私たちがまた来ていることを知って喜んで、何もお土産にあげる ものがないから記念にと、自分が着ていたスタッフTシャツを私たちにくださったんです。ご本人は、私がお店にお土産に持って 行った千葉県特産の落花生を手に、上半身裸で「これから打ち上げに行く」とお店を出て行かれたそうです。 さださん、長崎の町の人は、こんな風に暖かく私たちを迎えてくれています。いくら何にもないからと言って、自分の着ているものを 脱いでまでお土産にくださる方は、長崎以外にはおられないんじゃないでしょうか。 さださん、こんなに素敵な方々にに支えられて、私たちはコンサートを楽しませてもらっているんですね。」
さだ:嬉しいね。頑張ってくれてる人がね、僕らのまわりにたくさんいてくれるんですよね。嬉しいね。

☆松山市の玲子さんお互い独身頑張ろうねさん
「「長崎から」で本当に偶然知り合いになった東京の女性、三重の女性の方・・・
さだ:あのね、「夏長崎から」っていうのは、オープンな野外のコンサートですからね。稲佐山っていう山の上でやるんですけどね。 今度一回来てください。(ジミーちゃん:ぜひ。) 盛り上がるよ。なんか異様な雰囲気があってね。だからね、近所の人と仲良くなっちゃうのね。 (ジミーちゃん:あ、コンサート中にもですか。) そうそう。みんなとね。仲良くなっちゃってね、それからね、友達付き合いが始まった地方同士の人って多いんだけど。
「東京の方、三重の方、元気ですか。聴いている?愛媛県人だよ〜。長崎からが終わってバスに乗り込んで・・・ 「あ、小銭がない」財布を見てみると1万円札しかない。「どうしよう〜」・・・三重県の人が「貸そうか?」 「あ、でも、ホテルも違うし。明日は、朝イチで帰らないといけないし。」三重県の人が「じゃあ、来年まで貸してあげるわよ。 来年、私、お金返してもらいに長崎行きますって有休とるから」だから私も「じゃあ、私もお金返えさんといかんけん。 休みますって有休取ってきますから。じゃあ来年ねー、150円。(さだ:いい話でしょ。) まさしファンって、やっぱりいい人多いですよ〜。三重県のお姉さん、150円持って来年行くけんね。待っといてね。」
さだ:ひとつの目的で集まった人たちですからね。こういうあったかいことも起きるのかしら、と思ってね、 嬉しくなってしまいますけどね。


☆しみずちはるさん
「さださんは、病人にとって音楽って何だと思われますか?私の父は、呼吸器系の難病と闘い3年前に他界したのですが、苦しい 病床の中で決まって言う一言は「いつものかけて」でした。あの頃、日に何回となく母は「はいはい。いつものね」と『北の国から』 を繰り返しかけていました。ある時私が「北の国から、そんなに好き?」って聴いたら、父は「あれ以外の音楽は疲れるんだよ。 でも、あれだけは不思議と体も心も疲れないんだ。なんだか楽になるような気がするんだよ」と言ったんです。・・・父の死後、 『北の国から』を、母も私も父の闘病生活を思い出し、まともに聴くことができませんでした。それが最近実家に行くと 「お父さんがよく聴いていたよね。好きだってよね」と『北の国から』をかけているんですよ。 この歌は、今度は母に生きる勇気を与える音楽になっているようです。そして私も、この母の元気な姿に勇気づけられています。 さださん、音楽ってすごいですね。」
さだ:こういうおはがきを聴きますとね、つたない我々の音楽でも、やっててよかったなと思わしてもらえる一瞬です。

♪「北の国から」

さだ:正確には「はるかなる大地より」というタイトルをつけているんですが、もう最近ではさだまさし作者本人も開き直って 「北の国から」というようになりました。
ジミーちゃん:はっははは(笑)悲しいものがありますか?
さだ:そうそう。「北の国から」のテーマをお送りいたしました。

はじめてのお便りのコーナー

☆松山市のわたなべたまみさん
「私は、高校2年生の娘と中学3年生の息子を持つ、45歳の主婦です。思えば、私が今の娘の年の頃、リアルタイムでグレープの 「精霊流し」を聴き、以来28年間ずっとさださんファンとして楽しんできました。(さだ:そうかぁ。一緒に育ってきたんだねぇ。) なんとなんと、その我が娘が最近さださんのファンになり、学校帰りに「さだって来たよ〜」と言うんです。 「なに、それ?」と聞くと、カラオケでさだまさしの歌ばかりを4、5人の友達と歌い続けることを「さだる」というんよ〜と 嬉しそうに言うのです。ファン好みのしぶい歌なども歌っておるらしい。うーん、負けた!さださん、ピチピチの高校2年の女子が、 さだっている姿、想像したら、なんかコワー。いやいや、面白そうでしょ。これからも親子で、さだってしまいそうです。」
さだ:こういうおはがき、嬉しいですね。
寺ちゃん:「さだる」って言うんですね。
さだ:ふーん、いろんな「さだる」がありそうですな。こりゃ。

☆北埼玉郡のいしじまひろみさん(職業ギャル)
「私、さださんのファン暦26年。文化放送を聴き始めて7年。サイレントリスナーを卒業して5年。・・・が、しかあし、この セイヤングには初めてのはがきです。・・・我が家の中学3年の長女がまだ可愛かった頃、「大きくなったら白鳥になるの」と 言ってました。ひとつ下の弟に向かって「大きくなったら何になりたい?ヘビ?トカゲ?」ときくのです。自分は白鳥で、弟は ヘビやトカゲかと思って聞いていると、弟はすかざず「ううん、かまきり」げっ!寺ちゃんちのお子さんは、確か「どんぐりになる」 って言ってましたね。」
さだ:「どんぐり」になるって言ってたの?可愛いね〜。
寺ちゃん:そんときは、がっくりきましたけどもね。
さだ:大きくなったら、どんぐりになるの?可愛いじゃん。
寺ちゃん:それは、端から見りゃ可愛いんでしょうけど。実際言われた親は、ショックでしたよ〜。 (全員:あははは(笑))
ジミーちゃん:でも、夢がありますよね。(さだ:夢あるよな)
寺ちゃん:端はみんなそういうんですよ。実際はもう。
さだ:アホかぁ.コイツと・・・そうかぁ、どんぐりになる(笑)
ジミーちゃん:イタリア人と言わないだけ、まだマシです(笑)
さだ:あははは(笑)そうだよな。イタリア人になるよりはいいよなぁ。
「ま、動植物なら許しましょうよ。甥は、毎日電車を見に行き、何時間でも見ているくらいの電車好き。 大人なら、普通「電車の運転士にでもなりたいのかな」って考えますよね。ところがこの甥は、なんと答えたと思います? こいつはなんと、「大きくなったら、鉄塔になりたい」え?鉄塔ですよ、鉄塔!!いったい、何を考えているのやら。 無機物になりたいと言っていたコイツ、今は無気力な中学生になっています」
廣田:前世、調べてみりゃいいんじゃないかなぁ(笑)
さだ:前世、鉄塔って奴いるかなぁ(笑)(廣田:いるでしょう?(笑)) 前世って、俺なんだか信じらんねぇなぁ。前世って、信じる?(ジミーちゃん:信じない、 信じない。)信じないよなぁ。
寺ちゃん:結構信じてる人いるらしいですよ。「私の前世は宇宙人だった」とかね。真顔でいいますから。
ジミーちゃん:鉄塔って言ったら電信柱のほうですよね。
さだ:違う、違う。ほら、こういう鉄組みの東京タワーみたいな、あれよ。
ジミーちゃん:ああ、あれが鉄塔(笑)
さだ:あんたのほうが面白いわ。・・・何を話しようか、忘れてしまいました。みな、持っていくね、あんたは。 やっぱり絵描きにしておくのは惜しいね(笑)寺ちゃん、この間話したっけ?俺はUFOは信じないって。 (寺ちゃん:えー(笑))UFOは見たことあるよ。でも、あれに宇宙人が乗っているっていうのは、 絶対に信じらんからな、俺は!(廣田:怒ってる、怒ってる(笑)) 絶対に宇宙人が乗っているっていう なら、俺んとこに来い!俺んとこに来て「やぁ!」って言ってみろ!そしたら信じてやる。まったくなぁ。
ま、でもね。前世ねぇ。そりゃ、あれですってね。人間の体が死にますわね。死んで体がやがて土にかえりますわね。 で、土に返るでしょ。土に返ったものが、やがてまた分解されて空気に戻っていきますわね。そうすると、人間の体を構成している 粒子の原子の中に、4個ぐらいは平均して入るんだってね。昔の人の使用済みの体が。(寺ちゃん:へぇー)
だから、俺の体を構成している原子のうちの4個ぐらいは、クレオパトラなんだよ(笑) (寺ちゃん:どこからクレオパトラが(笑))
だって、クレオパトラが生きていたとすりゃ、間違いなく どこかに死んでいるわけだから、それが死んで土に帰ってまた空気に返って粒子になって、それを利用して人間の体に戻ってくる中 で、原子として4個使われていれば、俺の体の原子の4個はクレオパトラで、4個はシーザーだよ。

寺ちゃん:シーザーですか。楊貴妃はいませんか?
さだ:楊貴妃だっているさ!ふふん(笑)
寺ちゃん:あははは(笑)何、そんなに斜に構えていらっしゃるんですか(笑)
廣田:どのあたりですか?(笑)
さだ:これはね、たぶん、小さん師匠かな。まだ生きてるって(笑) まだ生きてるぞ〜(笑)

☆かずぴょんさん
「どうしても聞いてみたいことがあってお便りしたんです〜。水上バスで浅草に行ったときのことなんです。確か日の出桟橋の ところで船を下りますと、橋の近くにアサヒビールのでっかいビルがござしまして、そのビルの上に金色に輝いてのっかっている ほにゃにゃとした物体を、さださんご覧になったことがありますかぁ?」
さだ:ありますよ〜。あのウンコでしょ。
寺ちゃん:いやいや〜、あれはウンコじゃないですよ(笑)
「この物体は、ビールの泡を模ったものらしいんです。(さだ:ああ?そうなの?) 私の第1印象が、ウンコをしたあとの切れ具合に似ていたので、どうしてもそれ以外のものに見えず・・・ 「ビールの泡にしか見えない」とどうぞ私に暗示をかけてください」
さだ:いや、俺はウンコにしか見えない(笑)でもね〜、アサヒビールは、あのウンコを作ってから (寺ちゃん:いや、あれはウンコじゃないですよ) いやいや、間違いないって。あれから、業績がガーンと上がっていったの。 あれ、運がついたんだよ。間違いないよ!ありゃ、大事にしなきゃいけないアサヒビールは。 あれ、絶対に壊しちゃいかんぞ。ふん(笑)(廣田:泡ね) 泡、泡だったのか。俺、今、初めて知ったわ(笑)
寺ちゃん:あんなところにウンコ作るわけないじゃないですか(笑)

☆福岡市のいわながじゅんこさん
「まるま虫歴25年の私ですが・・・まっさん、どうしてくれるんですか!(さだ:怒ってます) まっさんの大福買いまくって食べているうちに気がついたら・・・」
さだ:これね、僕が長崎に平和の博物館を作ろうっていうそれに、チャリティしてくれるって言うんで、 十勝大福ってところから出ているまっさん大福で、「関白宣言」「精霊流し」とふたつ出ているんですよ。 もうまもなく「案山子」と「秋桜」が出るんですよ。名曲シリーズとか言って。 (ジミーちゃん:大福の名前に?) さだ:今度のはね、大福じゃないんですよ。何なんですか?あれは?パイ生地の中に入っている美味しい あんこ。それがね、今、悩んでいるらしいよね。「大きい」って、すごい喜ぶだろうと思って大きくしたんだって。そしたらね、 「大きすぎる」って文句が出てきた。なんで文句言うんだろうってね、十勝大福、悩んでいるよ。じゃあね、120円だから100円に 下げて、大きさを小さくしようかって言っているから、俺もそのほうがいいんじゃないかって言ったんだけど。
「11月の福岡のコンサート、2列目の18番、太ったおばちゃんが手を振っていたら、それは私です。どうか、慰めの言葉でも かけてやってくださいね。また大福第二弾、買いまくるぞ〜!」

さだ:「頑張ろう!関西人のコーナー」・・・勝手に作るな(笑)
☆京都市伏見区のよしだちえこさん
「ネット局のない関西に住んでいます」
さだ:関西はね〜。関西というところは、文化が非常に高いところですから。生活文化の高いところですから、地元の番組という のが充実しているんですよね。各放送局。いや、他の地方が充実してないと暗に言っているわけじゃないんですが。 大阪はことに充実して、プライドもありますから。そこになかなか割り込めないんですね。ごめんね。
ジミー:はははは(笑)すみません、吉本ばっかりで。 (さだ:いやいや。ほんまやで〜。) どれ見ても、吉本ですんで。大阪は。
さだ:でもまぁ、吉本の皆さん、頑張ってください。いろいろ敵に回さないようにね。 頑張って行こう。
「セイヤングが文化放送だけど聞いたときは、あっさりとあきらめていました。ところが、22局ネットされると知り、「嬉しい!」と 喜んだのもつかのま。なんと関西は1局もネットしてないじゃないの。なんてことを。そうか、そういうことなのね。負けるもんか! それから私は鬼となり、必死でネット局を調べトライして行きました。・・・昼間聞こえないからと言って、 あきらめてはいけません。夜、聞こえる局もあるんですね。そしてそしてやっとキャッチしたのは、10月の6日東海ラジオ、 7日九州朝日放送。8日北海道放送。ひどい雑音のなか、さださんの声が聞こえたときは、ほんと嬉しかった!!・・・ 1時間、一所懸命聞いていると、頭がもうろうとしてきます。コマーシャルが妙にはっきり聞こえるのは、いったいどうしてなの かしら?でも、少しでも聞けたら、幸せ幸せ。家族にこの努力が他に生かせたら・・・と白い目で見られた3日間でした。 関西人よ、雑音にめげず頑張ろう!」
さだ:嬉しいなぁ。こういうふうに、一所懸命ね、聴いてくれると、なんか頑張ろうという気になる よな。(廣田:ですよね。) 寺ちゃん、なんか勇気わいてくるよな。(寺ちゃん:そうですよ。) だから〜。こういうところで聴いてくれる人いるから、大声でしゃべろう(笑)

さだ:ねー、秋でさぁ、困っていることない? (寺ちゃん:秋でですか?) 僕ねー、花粉症なんですよ。ジミーちゃん、花粉症とかない?
ジミーちゃん:僕、花粉症はないです。アトピーですけど。
さだ:アトピーなの?どういうところに出るの?
ジミーちゃん:ぼく、他の人と違って、頭をこうかきむしってるんです。
さだ:ああー、あれ、アトピーなの?あ、そう!混乱してるんじゃなくて?
ジミーちゃん:脳みその中が・・・右脳と左脳の間が(笑)

☆京都市北区の坂口道子さん
「秋、いついつまでも気持ちよく眠れるし、栗ご飯なんて美味しいし」
さだ:栗ごはんって美味しいんだよねー。栗ご飯って、どういう栗で作るか知ってた? (寺ちゃん:いやー、知らないですね) 俺、信州行くまで知らなかったの。あのね、いがぐりのね、青々としたグリーンのいがを叩き落とすんですよ。 どうにかもぎ落としてね。長靴履いていくんです、必ず。長靴のね、右足の親指と左足の親指でね、栗のいがの上にのっかって クチュと両側に押し開くようにして、いがを割るんです。そうすると中にね、殻が固くなってない真っ白の栗が入っているんですよ。 焼き栗なんていったらさ、黒い殻があるでしょ。あの殻がまだ柔らかいの。薄皮の頃の栗をね、そのまんま栗ご飯に炊き込むの。 これがまた美味しいんでございますよ。
「今はまだ暑くもなく寒くもないいい気候でございます。でもですね、私はこの季節が嫌いなんです。春に続いて、目が、目が痒く なるんです。もう、その目の痒さといえば、目を取り出して水で洗えば気持ちいいかもしれないと思うくらい」
さだ:わかるなぁ、その気持ち。とってもよくわかりますね。井伏鱒二さんの詩にね、蛙が、蛙の口の中にたばこのヤニを ほうり込んだら、蛙がビックリして自分の胃を取り出して水で洗ったという詩があります。僕は井伏先生に、「あの 、先生、これは、どういうイマジネーションなんですか?」とお目にかかったときに伺ったら、「あれはね〜、見たんですよ〜」 と仰ってました。
寺ちゃん:えーへっへへ(笑)いや、見てないでしょう(笑)夢ですか?
さだ:いや、見てた。ほんとに胃を取り出して洗ったって。ほんとに、そう仰ってました。
ジミーちゃん:キャラクター、僕とかぶってそうな人ですね(笑)
さだ:あはは(笑)井伏先生がね、ほんとに見たって。僕はね、そんときのね、蛙の辛さわかる。そのぐらい辛いんだ、目が痒くて。 これがびどくなってくるよね、耳の奥がかゆくなって、鼻炎も悪化するんです。風邪と全く同じ症状ですよ。咳は出てくるしね。 鼻の奥は痛いしね。
「最近は鼻うがいをして、甜茶を通年で飲むようになったので悪化してはしまわないけれども、目に甜茶は効かないんですよ。眼科、 最近は症状を訴えてるにも関わらす「じゃ、まず視力検査を」これを絶対にやるから、そのつどケンカしそうになり、眼科でもらう 目薬はもうひとつスーツとしないんで、行ってないんです。ああ、目がカユイ、目がカユイ。春に花粉症で苦しまれるまっさん、 何かいい方法はないでしょうか。♪教えてくだーさい」
さだ:歌詞が書いてあったので、サービスで歌ってしまいました(笑)これ、ほんとに痒いんだよ。これは、もうねぇ、服用薬しか ないでしょうね。ほんとに辛かったらね、最近はいい薬もありますから。アレグラなんて、鼻炎薬がありますから。 バイアグラじゃないですよ、アレグラ。(寺ちゃん&ジミーちゃん:あははは)なかなかいい薬ですからね。効くかも知れませんね。 もちろんお医者様にご相談くださいね。お医者様でないと、出していただけないお薬ですから。でも、辛さよくわかります。 僕も、この時期いつも「さださん、風邪ですか?」って言われる。風邪じゃないんです。鼻炎なんですね。辛いですね。でも、もう少し。 僕は、実はブタクサなんです。ブタクサというのは、セイタカアワダチソウ。きりん草のことですね。あれが咲き始めると。 でも最近は、きりん草が自分の毒で自分で死んじゃうと。アホな花ですね。自分の毒にやられて自分で死んじゃうんだそうですよ。 どんどんどんどんセイタカアワダチソウが減って、すすきがまた増えてるっていうんでね。すすきって言うのは、私好きですね。 ぜひ、すすきにまた戻っていただきたいと思います。セイタカアワダチソウが早くなくなることを、坂口さん、一緒に祈ろう じゃありませんか。杉とセイタカアワダチソウ撲滅運動を始めたいと思います。

大さだまさし研究会

さだ:こんばんは!大さだまさし大研究会の大会長、大さだ大まさしです!それでは、ここで幹事長を ご紹介しよう。文化放送アナウンサー大寺島大尚正君です!
寺ちゃん:カイチョー、大カイチョー!!大阪っていいですねぇ(笑)あははは。食べ物は美味しいしさ、町も活気にあふれてる じゃないですか。(さだ:うんうん(笑))私ね、もうこうなったら、今日から大阪人になります から。(さだ:あははは)ですから、喋る言葉も関西弁しか喋らんですたい。 ばってんごわすまんずまんずほわ〜い。
さだ;何、わけんないこと言ってんの。違うやん、それ。わけわかんないこと言ってないで、コーナー いこう、コーナー。 (寺ちゃん:御意!)
ジミーちゃん:そんなテンションやったら、関西に届きますよ(笑)

寺ちゃん:大会長、私今週も研究して参りましたん。大手製薬メーカーが、オフィスで働く3万6千人以上の人を 対象に、「朝食」についてさまざまなアンケートを行いました。その中でですね、朝食にかける時間をいう項目がありまして。 調査の結果、もっとも朝食にかける時間が短いのは、20代以下の男性で。だいたい11分ちょっと。
さだ:なるほどね。20代以下って学生じゃない?5分でも寝てたいんだよね。眠いたんだよねー。 ま、これはわかる。
寺ちゃん:逆にもっとも長く時間をかけるのは、40代以上の女性でおよそ21分ちょっと。 やっぱり40代以上の女性っていうのは、ゆとりをお持ちなんですかね。
さだ:いや、そうじゃないんだよ。みんなが残した分、全部食べちゃうから。 (寺ちゃん:そういうことですかぁ(笑))その分、遅くなっちゃうんだよ。
寺ちゃん:全体でみますと、男性の平均が13分ちょっと。女性の平均がおよそ17分ということになったんです。 会長は、どのくらい時間をおかけになりますか、朝食は。
さだ:朝食ですか。ゴルフ場行ったときには5分。
寺ちゃん:ゴルフ場は、そうですね。5分ですよね。あれはゆったりなさっている場合じゃない。
廣田:朝食は必ずゴルフ場ですよね(笑)
さだ:僕ね、ゴルフ場以外で朝食をとることありません。だって、朝起きないもん。
寺ちゃん:あははは(笑)1本取られちゃったなぁ(笑)
さだ:朝、寝てるもん。その日起きて最初の食事のことをおっしゃるとすれば、もうそれはめちゃめちゃ。 時間は読めない。だから、お昼に起きて、いきなり湯豆腐屋さんに入ることもあれば、 そうすっと食べるのに結構小1時間 かかっちゃう。いきなり、すきやきっていうのもありますよ。
ジミーちゃん:寝起きで?(笑)
さだ:うん。寝起きでいきなりすきやきで。ありますよ、それは。
寺ちゃん:うわぁ、そうですかぁ(笑)それは、ブランチみたいな感じですわね。
さだ:そうそうそう。純粋な朝食って言うと、ご飯があって卵焼きがあって焼き魚があって味噌汁があって 香の物がちょっとついて。納豆とか海苔とかがあって。 そういうものをパパッと食べる。そういう朝食でしたら、5分。 ゴルフ場のね。
寺ちゃん:ゴルフ場のね。わかりやすいですね(笑)
さだ:寺ちゃんは?
寺ちゃん:私は8分ぐらいですかね。この間ちょっと、はかってみたんですけどね、8分ぐらいでしたね。
さだ:ああ、なるほどね。15分って人、結構多いんですよ。ちょうど、朝のテレビ小説を見ながら。 ああ、終わっちゃう、終わっちゃう!行ってきます!
寺ちゃん:懐かしいですね。そういう時代がね。

☆清川村の藤田千代子さん
「先週のセイヤングで、パンとごはんだけじゃなくおかゆも入れてくれと、朝食の中に入れてくれという人がおられましたけど、 まだまだ甘い。これを忘れてもらっては困るんです。それは、うどんです。これからの寒い季節、ゆでたてのあつあつの うどんを卵でとじてトロミをつけ、薬味にねぎをたっぷり乗せてああ、たまんない。こんがりお餅の入った力うどんも隙だし 、もちろんカレーうどんも捨てがたい」
さだ:うー、わかるわかる!特に、カツカレーうどん、ご飯つき。
寺ちゃん:カツカレーうどん?なかなか見ませんよお?
さだ:阪神ホテルの地下のうどん屋があるんだけど、
寺ちゃん:特注じゃなくて?ちゃんとあるんですか?メニューに。
さだ:期間限定で。いつかわからない。カツカレーうどん定食ご飯つき。これは美味しかったね。美味しかった。
「体が目覚めるし、温まるし。なんと言っても活動の源。朝食にうどん。仲間入りを認めていただけませんでしょうか」
寺ちゃん:はぁー。あ、会長!私、ちょっと異議あります。(さだ:なんだね)朝食にあんまり熱いものを持ってきてしまうと、 焦ってますから、私なんか特にうわあごのところ、ベローンとなっちゃいます。
さだ:あーヤケドしちゃうんだ。猫舌?
寺ちゃん:猫舌じゃないんですよ。でも、いつでも気が付くと、ぺローンと剥けている。特に朝はね。熱い味噌汁とか、私は ちょっと遠慮したい。
廣田:13分じゃ、きついですよね。ヤッパリ、熱いもんは。
寺ちゃん:いや、私、8分ですからね。ふっふっふっ、うらららぁ・・・みたいなそういう感じになってしまいますからね。
さだ:じゃ、ざるうどんにすればいいじゃん。
寺ちゃん:その通りですね。その手がありましたね。ああ、そうか、ざるうどんだ、私は。あつ盛り。平敦盛なんちゃって(笑)
さだ:何言ってんだ、この男は(笑)
「2年前、薬1年間イタリアにホームスティしておりました夫が横で言っております。イタリアの朝食は、毎日ビスケットを カプチーノにつけながら食べるだけだったそうです。それも自宅ではなく、バールという立ち飲みをする屋台のようなところへ、 出勤途中に寄って済ますんだそうです。ここまで書いて気づきました。日本の朝食って、豊かなんですね。」
さだ:ほんとにそうだね。考えてみたら、日本の朝食って豊かだよね。中国で撮影しているときにね、ユーティアオっていう、油で あげるフワフワの、(寺ちゃん:あ、見たことあります)あれがうまいんだよ。ひねって、おひねりしてピャーって揚げるんだけど。 ユーティアオっていうのは、うまかったね。(寺ちゃん:そのまま食べるんですか)そう。 (ジミーちゃん:何もつけないで?)何もつけないよ。かすかに味がついているんだよね。 それから、おかゆやさんがあるの。朝はむこう、おかゆだから。屋台のおかゆやさんがあるの。でもね、あんまり熱いおかゆなかり 食べないほうがいいみたいですよ。ある町でね、どうしてもそこだけ突出して胃潰瘍になる人が多いんで、調べてみたらば、 忙しい最中に熱いおかゆを食べるっていうのがそこの日課で、だからずーっと同じ刺激を毎日毎日続けていると、胃のほうが くたびれてくる場合がある。だから、熱いうどんばかりでなく、時にはあつ盛りにしたほうがいいですよ、藤田さん。

☆赤い烈風伝説さん
「自分は、毎朝7時に家を出ます。もちろん普段ゆっくり朝食を食べますが、寝坊したときは大変です。起きて5分もしないうちに 無理やりをごはんを口にほうり込むのですが、頭も舌もぼーっとしている状態なので、美味しいわけはありません。 寝る前に食べたら、次の日のお昼まで持つ朝ごはんとか(さだ:それ、晩御飯やろ) 誰か作ってくれないでしょうか」
さだ:こう思うの、よくわかるなぁ。俺もね、朝忙しいときって、つらいもんなぁ。

☆横浜市のうのたかしさん
「僕が小学校低学年だった頃、誕生日に友達を自宅に呼び集めて、誕生会というものをやったんです。そのとき、母が、わざわざ 生クリームの大きなケーキを作ってくれました。
寺ちゃん:おおー素晴らしい!
さだ:いやー、幸せな子だよなぁ。お母さんの手作りの生クリームのケーキ、美味しかっただろうねぇ。
「そのケーキが、大きすぎたんです。大量に余ってしまいました。それで、翌日の朝食の主食はそのケーキで、おかずは いつも通り味噌汁と漬物で。(寺ちゃん;嫌だナァ、それぇ)その日初めて美味しいものでも、組み合わせが悪いとあまりにも 美味しくなくなるんだと実感したのでありました」
寺ちゃん:そりゃそうですよー。
さだ:いくら好きなものでもなぁ。うーん、そうだよなぁ。

☆中央区のあさのみどりさん
「10月15日の放送は、新橋の喫茶店で聴いております。(さだ:おお、珍しいところでお聴きになってますね)文化放送の入る ところを探して新橋まで来てしまいました。
ジミーちゃん:エリア狭いんですね(笑)
寺ちゃん:いや、エリア狭いわけじゃないんですよ。たまたまなんですよ。
さだ:おまえ、なんちゅーことを言うんだ(笑)
ジミーちゃん:新橋までいかなあかんて(笑)
寺ちゃん:いやいや、そんな狭いわけじゃないんですよ。たまたまぁ、、、、強いところと弱いところと、そのときの天候とか・・・ いろいろ・・・。
さだ:何を言い訳しているんだよ。川口じゃ、金歯から聞こえるっていうよ(笑)
「昔から朝食の前には、美味しいお煎茶に梅干しというのが定番でありました。 ところが、近頃の梅干って味が変わったと思いませんか。
さだ:おっしゃるとおり!異議なし!(廣田:異議なし)
「酸っぱくってしょっぱくって、それだけでいいのに、何か余計な味が入ってますよね」
さだ:なんか甘いんだよ。なんか妙にね、ぬる甘いんだよ。ただ甘いんじゃない。ぬる甘いんだよ。 あれは許せん。
「昔ながらのつけ方を長女に伝授して、私は引退いたしました。」
さだ:おいくつですか?64歳。まだまだ引退するには、早いお年頃ですな。
「ハワイにいる次女の子供たちは、おばちゃんが作った梅干が大好きです。なのに今年の梅干作りに失敗いたしました。 いま、酸っぱくてしょっぱい梅干を探し歩いてなかなかめぐりあいません」
さだ:あのね、最近ね、梅干しがカビるんだよ。
ジミーちゃん:え!カビるんですか?
寺ちゃん:そうじゃなくねぇ、ご飯が傷まないようにみたいな。
さだ:そう思ったでしょ。最近の梅干はかびるんです。化学調味料とかね、どんどんいれちゃいますからね。 昔の天日干しだけじゃないんですよ。梅漬けもね、健康がどうしたこうしたでね、塩味は良くないって・・・あのね、 塩味が悪いわけじゃないの。これ、私の持論ですよ。あのね、塩化ナトリウムだけっていうのがまずいんですよ。 ミネラルがじゅうぶんに入っていれば、それはだいじょうぶなの。まあ、あまりしょっぱいのは、体にいいわけありませんけれども、 ミネラルが大事なんですよ。ところが最近は、塩化ナトリウムばっかりで、それにようやく気づいて、天塩だとか。アグリの塩だとか いいお塩がいっぱい出てきましたよね。沖縄のシママースなんかも、いいお塩ですけども。 梅干しなんてね、僕はカビるんもんじゃないと思っていた。(寺ちゃん:私も今まで)それがかびるんですね。 僕は、保存食だと思っていたんですけども。
見つけましたよ、見つけました。私は。
寺ちゃん:え?何を見つけました。
素晴らしい、酸っぱくってしょっぱい梅干。
寺ちゃん:お?どちらでですか?
梅漬けではなく梅干。
寺ちゃん:おお、梅干。 さだ:それは群馬で見つけました。群馬県は〜高崎市。群馬県はー高崎市で。
廣田:舞い降りたですね(笑)
さだ:群馬県はー高崎市のね、パチンコ屋。
寺ちゃん:えー?ちょっと待ってよ、高崎まではよかったですよ。パチンコ屋さんですか。 パチンコ屋さんのどこにあるんですか?
さだ:パチンコ屋の景品売り場にね。あまり玉でどうぞって書いてあったね。小さなポリのパックに 梅干しがね、それでもあれですよ、28個ぐらい入ってますよ。小梅っていうか、中梅ですけどね。
寺ちゃん:パチンコじゃなくて。ちゃんと梅がね。
さだ:そうそうそう。玉入れてどうする!?(笑) これがね、見事にひからびているんですわ。うんうん。これがまあしろーく、まあまあしょっぱそうになりましてねー。 私、これをょっと食べてみました。オイシイですね。オイシイですねー。まぁ、オイシイですねー。まあ、見事にオイシイですねー。 もう、私は、そこにある私の出ました玉を全部、全部、梅干に換えてしまいました。
寺ちゃん:いくつぐらいになったんですかぁ。
さだ:40個ぐらいになりましたね。私は、1年間この梅干しでやっていけると思いました。1年経ちました。 2箱しか減ってましぇん。


来月11月の研究テーマ「ドライブ」
さだ:あのね、僕、ドライブでひとつ提案したいのはね、長距離ドライブするときにね、ドライブミュージックって何がいいかって いろいろ研究してみたんですけどね。(寺ちゃん:会長が)私もですけど、人もそういうんですけどね。まず間違いないのは、 ボサノバです。ボサノバというのは、ドライブに最高ですね。(寺ちゃん:ほお、そうですか)あのね、ボサノバを聞いていると 眠くならない。スピードも出しすぎません。適度なリズムにね、自分の心臓の鼓動にあわせた音楽ですから、ボサノバというのは。 また、声も張らないでしょう。(寺ちゃん:あ、そうですね!)ジョアン・ジルベルト、アストラド・ジルベルト、あの夫婦の歌 なんて聴きながら、あの、「ゴジョゴジョベー」なんていうのを聴きながら(笑)(寺ちゃん:わかりやすいですねー(笑)) あの「おいしい水」などを聴きながらですね、ずっとドライブしてますとね、実に飛ばしすぎもせず、遅くもなりすぎずに、快適な ドライブになります。ということで結構ですから、皆様からのおはがきをお待ちしております!

さだまさし今月の歌 ♪「きみを忘れない」

さだ:さてさて、最後のコーナーはおはがきをどんどん紹介していこうと。今日は、寺ちゃん、 ジミー大西さんをお迎えして、廣田とあとその他みんなで。(廣田:その他(笑)) えっとね、なんかそういうはがきが来ていたんだけどな。どっかいっちゃった。ま、いいや。たいしたはがきじゃないから。
廣田:そんな。かわいそう。
寺ちゃん:いま、「私だ」と思った人いるんでしょうね。
さだ:可哀想か。「あの下品な笑い声はだあれ?」って、あ、これだ。

☆恋するれいこさん
「さださんのトークもおなかを抱えて笑うほど面白いですが、まわりで下品に笑う反応がそれ以上におかしくてたまりません。 まわりの人、紹介してね」
さだ:廣田康永と寺島尚正君です。下品っていうのはね、この二人じゃないでしょうね。石井いんけいと いうのが、ひとりおります。和尚ですけどね。
「世の中には、こんなにもバラエティに富んだ楽しいはがきを書く人が、いっぱいいっぱいいるんですねぇ」
さだ:これ、俺もほんとにそう思う。たいしたはがきじゃないなんて、言ってごめん。 ほんとに、俺もそう思う。(廣田:あやまってんの(笑))あやまってんの(笑)悪かった。
「さださんの層の厚さ、(さだ:要するに、僕のこの番組を聴いている人の層の厚さ)が感じられる。 なんだか、読むはがきから、その人の顔や表情までが浮かんでくるようです。また来週、どんな楽しい話に会えるか楽しみです」
さだ:こういう思いでね、この番組、楽しみにしてくださっている方があるんでしょう。

さだ:あの〜、それで先々週だったですかね。 「ミニテニスって何だ?」(寺ちゃん:はい!ありましたねぇ)「ミニテニスって何だ?」ということ について、お答えがございました。ありがとうございます。4人の方から。もー、詳しいルールまで。あんまり長くなるといけません から、一番わかりやすいおはがき。これなんか、どうでしょう?


☆まちったらーさん
「ミニテニスとは、コートはバドミントンコートを使います。そしてダブルスでやります。二人づつでやるんです。ボールは、直径 10センチぐらいのビーチボール。ビーチボールを使うので、風の影響を受けやすいために、これはく室内でやります。室内競技です。 ラケットは、子ども用のテニスラケットのようにラケット面が大きく、グリップ部分が短めになっています。 (さだ:これは要するに、ミニテニス用のラケットがちゃんとあるということですね) ルールは、必ずワンバウンドしてから打つ、ノーバウンドで打つと反則です。サービスもワンバウンドしたボールを、下から 打ちます。高齢者が短時間で習得し、楽しく運動ができるように考えられたと教えられました。一度お試しください。 でもね。(高齢者が短時間で習得し、楽しく運動ができるようにと考えられたらしいだけれども)絶対に無理です。 (寺ちゃん:ほー、どうしてですかねぇ?)テニス暦十数年の私でも、かなりキツイです。 引越しを機に5月からサークルに入れていただいているんですけれども、やっぱり月曜の夜7時からなんです。10月からお休みさせて もらいました。うふふ」
寺ちゃん:はあ、体力持たなかった。

☆本日開店さん
「ミニテニスは、東京都立川市で誕生したスポーツです」
さだ:へぇ、すごいね。いろんなデータくるわぁ〜。ありがとうございました。

さだ:先週だった「妻恋坂」について教えてください。(寺ちゃん:ありましたねぇ) 「妻恋坂」いらっしゃい!(廣田:いらっしゃい!)違う違う。 (寺ちゃん:妻恋坂がきてどうするんですかぁ(笑))本日開店さん、いらっしゃい! この人はね、質問に答えることに命かけてますね。


☆本日開店さん
「妻恋坂に関して調べました。場所は文京区湯島3丁目。名前の由来は、坂の北側に妻恋神社が、旧湯島天神町から移って来たから なんだそうです。(さだ:あー、湯島天神のところにあった妻恋神社が、妻恋坂の坂の途中に移って来た から「妻恋坂」と呼ばれるようになったと)妻恋神社の由来というと、その昔ヤマトタケルの尊が東方征伐のおり、 三浦半島から房総へ渡るときに(さだ:あー弟橘姫の話だな。そうそう。) 暴風雨にあって、なんとそのお妃の弟橘姫が身を投げて、海の神の怒りを鎮めて、海神を 鎮めて一行を救ったという伝説が残っております。途中、尊が湯島に滞在したので、土地の人々が尊が妃を慕われる心を憐れんで、 尊と妃を祀ったのが神社の起こり」

さだ:ちなみに、ヤマトタケルの船が対岸の房総半島にたどり着いて、そこで弟橘姫を偲んで、ヤマトタケルの尊がいつまでも いつまでも海を見つめてそこを立ち去らなかったことから、君去らず、「木更津」という名の起こりになったいう由来でございます。 (全員:拍手)ありがとう。これは、つい先日、オークビレッジというゴルフ場に行く途中に、私の親友の神主・石川正人から 受け売りで聞いたことでございます。「君去らず」というようになったんだそうでございます。ついでに「木更津」の 勉強までいたしました!ありがとうございました!

☆赤い烈風伝説さん
「世界一作るのが難しい料理と聞いて、まっさん、どんな料理を想像しますか」
さだ:世界一。寺ちゃん、難しい料理って何?(寺ちゃん:卵料理かなぁ?) 卵料理ねぇ。廣田やんは?ジミーちゃんは、なんだと思う?(ジミーちゃん:僕は、煮物や思います) 煮物ねぇ。でも、世界一だから・・・。世界一だよ。では、彼の意見を聞いてみましょう。
「普段口にしないような高い料理や、横文字の長ったらしい名前の料理を想像されると思いますが、私が考えるに、それはカップ ラーメンです。(寺ちゃん:ええ?(笑))自分の好みにぴったりに作ろうと思っても、メーカーや 銘柄、そしてお湯の温度、お湯の量、さらに微妙な時間の調整、ときには目を離した隙にふたが少しペッ開いてたりなんかすれば、 それでもう、すべてがダメになってしまったような気がするんです。なんと言っても、自分にはどうにもできないもどかしさが たまらない!何百回と作って、一度あるかないかのベストの味、麺の固さ、スープの温度、幸せのひととき、これにつきます。 カップラーメンこそ、庶民の究極の味だと思うんですが、まっさんはどう思いますか?」
廣田:なるほどねぇ。
さだ:言えてる。あのね、妙にね、カップヌードルの作り方の上手い奴、いる。
寺ちゃん:そうですか?
さだ:そいつの食ってるカップヌードルを「ちょっと食べさせて」って言って食べさせてもらうと(笑)すごくウマイっていうのある。
ジミーちゃん:何が違うんですかねぇ。
さだ:わかんないんだよ。よくわかんないんだよ。
寺ちゃん:で、美味しいんですね。
さだ:こりゃ、カップヌードルうまいじゃんと思って自分で作るじゃん。違うんだよね。なんか違うんだよ。
寺ちゃん:さださんは、麺は硬いのと柔らかいのとカップラーメンだと、どっちがお好きですか?
さだ:あのねー、インスタントものはね、ちょうどいいっていうのがやっぱりいいね。硬いとね、胃がいつまでもなんか胸焼け するような気がする。柔らかいと食った気しないしね。難しいところやね。これは問題ですね〜。博多ラーメンは、硬くなきゃ ダメですよ!麺は!(寺ちゃん:そりゃ、そうですよね。あれは。) 博多ラーメンは硬くないと・・・・(寺ちゃん:熱がこもってますね。こだわりがあるんですね。) 博多ラーメンは、もう硬くないと・・・(廣田:言い切ってるで) 柔らかい博多ラーメンなんてものは、もう!死んでしまえ!
寺ちゃん:目が、目がこぼれ落ちそうでしたね(笑)
さだ:なるほどな。意外にこういう単純なものが、作って難しいかもわかんない。言われて見ればね、 コーヒーもね、僕は最近好きでね。自分で豆をひいたやつを、持って歩いたりしますけどね。自分でホテルの部屋で入れたり するんですけどね。同じように入れているつもりでも、微妙に味が違うんだな。温度とかね、不思議だね、量とか。 入れ方でまた違うんでしょうね。(ジミーちゃん:ああ、そうなんですか?) きっとね、僕はそんなにコーヒーじゃ通じゃないんですけども、それでもそう思いますからね。
ジミーちゃん:わざわざ、それ、ホテルに持って行っているわけですか?
さだ:そんなにたくさんいらないから。(ジミーちゃん:沸かすやつも?) 沸かさなくて、普通のお湯で、ドリップ式でね。粉だけ持っていって。
ジミーちゃん:ちゃぶ台まで持っていってそうですね(笑)
寺ちゃん:あはは。こだわりのちゃぶ台ね(笑)コーヒー用。
さだ:ほんとは持って歩きたいけどね(笑)

☆郵便局ではしばや、改めしばやん
「第1回の放送で、さださんの歌を聴いて野球選手になったという秦 真司選手の話が出ていました。ヤクルトファンの私ですが (さだ:よし!良かったな!第1戦、第2戦、勝てて(笑)) (寺ちゃん:えっ!?)1998年オフに日ハムへ移籍した後の消息に ついては知りません。そこで、いま何をしているかが知りたくなり調べて見ました。1998年のオフに日ハムへ移籍した、翌1999年は ファーム生活が長く、一軍では17試合に出場したのみでした。また1998年オフというのは、野村監督から若松監督へ替わった年でも ありますから、秦選手は若松政権を知らないということになります。1999年のオフに、彼は自由契約となり、千葉ロッテに移籍 しました、そして2000年オフには、任意引退をしています。ここまで調べて、少しせつなくなってしまいました」
さだ:いや、切なくなることはありません。彼は、自分の人生をちゃんと今でも生きていますから。
「しかし、秦選手は2000年オフには千葉ロッテの二軍打撃コーチとなり、今シーズンから若手の育成に当たっています。 その秦コーチに幸あれ」
さだ:というんですが、今年、このオフにロッテも秦は辞めました。今はですね。これから何をしようか考えているところで、 さっそく僕のところにも電話が入ってましてね、秦からね。「さださん、これからいろいろ頑張って行きますから。 また知恵や力、貸してください」なんてね。ルス電ですけど入ってました。これから、きっとまた、秦のね、もしかしたら、野球界と は別の第2の人生が待っているかもしれません。みんなで応援したいと思っております。

さだ:ジミーちゃん、今日はほんとうに、長々とありがとうね。
ジミーちゃん:いや、どうもありがとうございました。
さだ:ますます、これから海外に行っても、頑張って。素晴らしい絵を描き続けて。
ジミーちゃん:おまえも頑張れよ(笑)全員:爆笑。拍手
さだ:いいねぇ(笑)その芸人魂をね、忘れず。おまえも頑張れよ。(笑)

ラストレター

☆藤沢市の菊野秀美さん
「やっと泣き止んだ4歳の娘が「これ、ママの怒った顔!」と言って紙をくれました。そこには、ほんとうに怖そうな私の顔が 描いてありました。実は、食事中に7歳の姉のほうが妹にいたずらをしたので、逃げ回っているうちに、イスに足をぶつけて大騒ぎ したんです。私は姉のほうを怒ったつもりなのに、なぜか妹のほうが泣き出してしまいました。そういえば、「ママ怒らないで、 怒らないで」って泣きながら言っていたなぁ。以前、「やさしいママが好き!」ってキスしてくれたのを思い出し、 反省させられました」
さだ:子供ってねぇ、思いがけないところで、大人以上に何か大人っぽいところがありますよね。ほんとに。悪かったなぁと思わして くれるのは、こういうところ。

☆尾西市の十日の菊ちゃん
「運動会の季節ですね。青い青い空を眺めていると、思い出すことがあります。一番下の娘が、保育園だった頃です。運動会の種目に 紅白対抗リレーがありました。そのリレーでの出来事です。年少、年中、年長と男女混合でリレーをするもので (さだ:保育園のリレーですよ)アンカーは年長の男の子になっていました。リレーというのは、接戦のほうが面白いに決まって いますよね。しかしその日のリレーは、初めから大差がついてしまい、アンカーの男の子にバトンが渡る頃には、赤が白よりほぼ 1周近くリードしてしまっていました。赤組のアンカーの男の子は、 バトンを受け取り走り出します。 そして一周走りゴールしたときに、白組のアンカーの男の子がようやくバトンを受け取るような状態だったんです。でもね、そのとき みんなが息を飲むような出来事が起こったんです。ゴールしたはずの赤組の男の子が、白組の男の子と肩を並べてもう1周全力で 走り続けているのです。とっても一生懸命。胸がいっぱいになりました。涙が出てきました。なんだか、その子の元気が嬉しくて 嬉しくて。ゴールには再び白いテープが張られ、ふたり並んでゴールしました。どこまでもどこまでも青い青い空。 いつまでも拍手が響いていました」
さだ:子どもってねぇ、大人たちが「えせ平等」っていうのかな。例えば、勝ち負けがつかないようにとか、手をつないでゴール しましょうとか、くだらない発想でね。大人の発想で平等を履き違えて・・・だから、平等でやるために徒競走はやりませんとかね。 そういうくだらないことを考えるんだけど、子供ってこういう解決方法をいっぱい知っているんだね。遊びのひとつなんだから。 遊びで、ほんとうに勝ち負けをギクシャクしはじめたら、ギスギスするって子供はちゃんと知っているってことなんだよね。 まあまあ、大人たちの浅はかな思いよりも、子供たちの心のほうがうんと強く素晴らしい広い宇宙を持っているってこと、こういう はがきを読むと感じますね。子供たちに教わることは、ほんとうにたくさんあります。ほんとに、たくさんのおはがき、 ありがとうございました。

さだ:来週は、僕は、えー、名古屋かな。名古屋から、おそらく東海ラジオのスタジオをお借りしての 生放送ということになりますですね。 寺ちゃん、来週来られる?
寺ちゃん:いや、それは今からね、十二分に検討させていただいて、前向きに対処したいと。
さだ:あのね、政治家じゃないんだから(笑)政治家がそう言うときは、15年何もしないそうですけどね。
寺ちゃん:あーららら(笑)
さだ:まあ、ほんとにね、もし良かったら、一緒に「ひつまぶし」でも食べませんかぁ、うなぎの(笑)
寺ちゃん:あ、い〜い!くぁーっ(笑)
さだ:ふっふっふっふ(笑)来週も元気にお会いしましょうね。お相手は、さだまさしでした。
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