「季節の栖」感想(1999/10/10)

前日の千葉に行ったから、本当は行くつもりじゃなかったんです。>三郷。仕事から午後2時に自宅に戻ってきて一息ついていたときに、ふと思い立って会場にTELを入れたら「当日券が10席ほどありますよ」とのこと、これは1枚でも売るっきゃないと(A^^;)行くことにしました。コンサートには1時間近く遅れてしまいましたが、さだ企画の女性スタッフが「ちょうどいい場所のキャンセルがあるわよ」と2階席のど真ん中を手渡してくれました。 ホールに入るとちょうど「新青梅街道で追突された話」の真っ最中でした。千葉とは違うお話をレポします。

「無縁坂」
「檸檬」
「主人公」

「さだまさしの青春歌謡NO.1「檸檬」を聴いていただきました(笑) 当時ね、おまわりさんから電話がかかってきたんです。「さださんの歌を聴いた人が、聖橋からレモンを投げるんで困っているんですよ。嘘だと思うんなら見に来てくださいよ」と。それで見に行ったら、神田川にレモン9個浮かんでた(笑) 恥ずかしくってねぇ。しばらく行けなかったなぁ。御茶ノ水に。「主人公」いい仕事してますねぇ(笑) 高い音には辟易しますが。ニワトリの首を締めるような声・・・お恥ずかしいことに今夜もつい出してしまいました(A^^;)」

そうなんです。「主人公」を歌っているとき、声が裏返ってしまったんです。声がかすれるとか割れるというんじゃなく、裏返ってしまったから自分でも余計に気になったんでしょうね。>まさしさん

「5月の連休に、毛利衛さんから電話をもらったんです。毛利さんとは、前にぼくが毛利さんに勝手に曲をプレゼントしたのが縁で、親しくさせていただいているんですけど。毛利さんは、「まだ宇宙に飛ぶことになりました。今回は地球の立体地図を作るために行きます。自分の好きな(音楽)CDを持って行ってもいいことになったので、さださんが僕の為に作ってくれたあの曲が入ったCDをくださいませんか」というお電話だったんです。「あ、いいですよ。何枚でも送りますよ」って言ったら「1枚でいいです」って(笑)
そのあと、ぼくのメールに毛利さんから「打ち上げを見に来ませんか?家族席を用意しますよ」ってメールが来て。宇宙センターを見学よお(笑) それで「いつなんですか?」って訊いたら「9月16日」(A^^;)」

ひざまづいて懺悔のポーズを取るまさしさん(笑) 三郷が本当の初日だっただけに、ずっとずっと謝りたかったでしょうね。打ち上げを見たときの感動を話したかったでしょうねぇ(A^^;)

「結論からいいますと、延期!一昨昨日の新聞に1月13日と出ていました。静岡のコンサートが入っているんだよね(A^^;) 弟に「おい繁理、打ち上げ・・・」って言うと「飛ばない!」って(笑) 懲りたんでしょうねぇ。残念だったなー。」客席から「行ってらっしゃーい!」の声(笑))

「夜間飛行」
「ふるさと」
「本当は泣きたいのに」
 
「ジミーハスケルさんに18年ぶりにお会いしたんです。「まさしの歌声を聴きに来たよ」って。「20年前に君の歌を聞いたときは、アメリカでは受け入れらない音楽だと思っていたけど、アメリカは今、メロディアスなものを求めている。君のような歌をアメリカは必要としているから。できれば英語で君の歌を歌いなさい。素晴らしい訳詞家と出会って、自分の声で歌いなさい。わかったね、まさし。必ずやりなさい」


まさしさんが英語で歌う・・・ちょっと心配です(笑) でも、あきらめずにチャレンジしてほしいなぁ。アメリカで売れる、売れないはこの際置いといて、日本語から離れてしまった日系2、3世に、さだまさしの音楽を知ってほしい気がします。もっとも言葉が解からなくても、素晴らしい音楽は伝わると思っているんですけどね。これからは英語で歌うことも必要かも。海外公演は続けられるそうだから。

「来年の6月にロイヤルアルバートホールでコンサートをやります。ビートルズ、ライザミネリが歌ってます。ちょっとー!ロンドンよ!ロンドン!(笑) 服部先生から聞いたんすけど、アルフィーがベルリンでコンサートをしたとき、日本から1,000人連れて行ったんだって。俺は最低1,002人(笑) 2,000人付いて来てもらいたい(笑)ケンジントン公園はピーターパンの故郷。ロンドンもあの当時は不況で、ケンジントン公園にも捨て子が多かった。ジェームスバリーは、そんな捨て子を主人公にして「成長しない少年」という、ペーターパンの原作を書いたんです。そのなかにとても素敵なフレーズがあります。「鳥が空を飛べるのは、自分が飛べることを疑らないからだ。信じていることが心に羽を生やすんだ」
ケンジントン公園で2,000人と一緒にピーターパンを探すなんていいねぇ。

海外ではるか日本を思ってくれている人達のことを考えると、日本が彼らのことを考えているのか・・・腹立つけどなー。おじさんになったよ。性格はババア向きなんだけど(笑) 体質的にジジイ向きなもんで(笑)
以心伝心・・・犬好きな人は犬が知るというように・・・心を持って心を伝える・・・相手に見えないのに電話でお辞儀をして奴・・・いいよねぇ。僕は素敵なじじいに出会い続けてきた。落語の文楽、志ん生に間に合っている。小さんにもまだ間に合っている。日本製鋼の会長だった今里廣記さんに可愛がってもらったから、偉いじじいにたくさん会わせてもらった」

このあとは「偉いじじい」の話なので割愛します。ところでほんとに「ケンジントン公園をみんなで(ファンと一緒に?)散歩されるんでしょうか(笑)

「佐世保」
「遠い海」
「驛舎」
「桜散る」

「胸のつかえが下りた(笑) 初日があけたなって感じ。
念仏のようにぶつぶつと繰り返し言い続けているんだけど、「心の元気」・・・人間はみんな「元気」と「勇気」を両手に持って生まれてきたんです。元気と勇気は使えば使うほど増える。
今度こそは初日でお会いしましょう。」

暑かったのか?上着を脱いだまさしさん、やる気じゅうぶんですね。客席左側から「じじいかっこいい!」と若い女性の声(笑) 聴き取れなかったまさしさん、川瀬さんに言われてズッコケてました(笑)

「飛梅」
「修二会」
「ひき潮」
EC1(8時37分)
「聖夜」
「防人の詩」
EC2
「夢の夢」

<うちわ振りかざし隊報告(笑)>
今回は不発でした(A^^;) 知り合いに会えないかとホールの出口で待っていたのですが、行き違いになって残念でした。「元祖お見送りし隊」の皆さんに会えたので、一緒に楽屋口へ。「見送り」は30人ぐらいいました。私は、楽屋出口までいかずにお見送り待機していたんですが、楽屋口では石川さんがファンサービスしていたようです。「わぁっ」と歓声があがっていました。石川さん、大モテ(笑)
ちょっと失敗したと思ったのは・・・お見送りポイント(A^^;) 楽屋口そばまで行けるなんて思っていなかったから(前日の千葉の警備の様子から)つい遠慮してしまいました(A^^;) まさしさんも笑顔で車に乗り込まれたそうです。表の道路に出るまでの場所で、一列に並んで待っていたみんなに、車の中から手を振っていかれましたが。まあ、こんな日もありますよね。「ふたつ良い事、さてないものよ」(笑)
おしまい
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