2001.2.20 神奈川県民ホール
神奈川県民ホールは、地元なので交通費が助かります(笑) 横浜港沿いの「山下公園」の前にあり、駅からはかなり歩きますが、馴れてしまえば10分ほどで歩けるでしょうか。ただ、神奈川のコンサートは、毎年1月末に行われることが多いので、入り待ち出待ちは寒さとの戦いになります(A^^;) まあ、好きで待っていることなので、仕方ないですね(笑)
入り待ちする前に、隣りのビルで開催されていた「ピーススフィア・パネル展」を見に行ってきました。カンボジアの地雷被害の写真(斉藤紀之さん撮影)に、胸が痛くなりました。農作業で地雷を踏み、足をなくした人達。兵士ではなくて、一般人が負傷するというのは、なんともやりきれないものですね(T_T) 苦境の中でも笑顔を忘れない人々の写真を見ていると、生きることのエネルギーをもらえるような気がしました。
昨夏、長崎で拝見した田尻海山先生と小宮山雪陽先生の、素晴らしい「書」もありました。今回のパネル展のために書き下ろしてくださったそうです。お二方の個性の違いが出ていて、楽しませていただきました。力強くかつ優しく。墨は美しいですね。
「3時に打ち合わせが入っている」と聞いたので、2時半頃に楽屋口へ。そのときは、私ひとりだったので、心細く思っていたら、直に顔なじみの方々が集まって来られました。
3時頃、
宅間さんと川瀬さんがほぼ同じに、それぞれの車で来られました。宅間さんの私服が、かっこよかったです。黒の皮パンに、黒のタートル(たぶん(A^^;))ブルーグレーのジャケット。とても素敵な色でした。わー芸能人っぽい!って思っていまいました(笑)
宅間さんは、すぐに出てこられて中華街の方向へ。戻ってこられたときには、有名な肉まん屋の紙袋を5個ぐらい提げていました。誰かが「肉まん、買って来られたんですかぁ」と訊いたら、「楽屋見舞い」と笑いながら答えてくださいました。
石川さんは、ジャンパーにジーンズで若々しく。珍しく、すごくごっついサングラスをかけていました。
そうそう、まるで映画「ターミネーター」のシュワちゃんみたいでした。ちょっとホメすぎ?(笑)
結局、まさしさんがおいでになったのは、4時でした(A^^;) 打ち合わせは、どうなさったのかな?電話で?
それとも別の場所だったのかも?
この日は、驚くぐらいに警備の人が多かったです。それも見たことのない人ばかり。プロモーター側が、派遣した方達でしょうか。入り待ちは8人ぐらいになっていたので、警戒されてしまったようですね(A^^;)
まさしさんの車が入ってくるとき、5,6人のガードがついたんです。これには、ほんとビックリしましたが(A^^;) まさしさんは、黒の皮ジャケに茶色のセーター、同系色のズボンでした。とっても、お元気そうでした。私達のところまで来てくださったので、可愛いお顔(笑)を間近で拝見できて嬉しかったです(^^)
関西ツアーが終わって、楽曲メニューの変更がありました。六八コンビの2曲のうちの、「間奏に口笛を吹く歌」がなくなり、「10月の歌」(笑)が復活したのです。この歌を歌うときの、まさしさんの低音が好きです〜。特に「♪君を傷つけても・・・」のくだりは、たまりませんわッ!(笑) それから「○桜」が、ギターバージョンに戻っていました。どちらかと言うと、私はこっちのほうが好きです。百恵バージョンは、ここ数年テレビでたっぷり聴いたから、しばらくはいいかな(A^^;)
去年の4月に沖縄で1週間過ごしたとき、「辺戸岬で、打ち寄せる波を見ながら、いろんなことを考えた」
と仰ってました。「日本は懐が深い国。外国じゃなくて、もっと日本を歩いてみませんか。」と、まさしさん。そうですね。簡単に「日本は狭い」といえるほど、日本の隅々まで知っている人はいないでしょう。私も、東は水戸、北は新潟、西は神戸どまり。南は、まさしさんと同じで、復帰前の沖縄に行ったことがあります。私が沖縄に行ったのは、たしか・・・グレープ誕生以前だから、やった!私のほうが先に、沖縄に行ってるわ〜。って、こんなことでまさしさんと競ってもしょうがないけど(笑)
いつか青森の奥入瀬渓谷に行ってみたいなぁ。花巻もいいかも。萩も津和野も素敵。まだまだ行ったことのない町、行ってみたい町はたくさんあるのに。果たして、生きている間に行けるんだろうか?全部は無理よね〜(A^^;)
ああ、でも「まるまの世界」は、結構狭いなと感じる今日この頃。全然、話が噛み合ってないけど(A^^;)
「言葉は難しい。活字になると、冷たく感じるんだよね。そして、人を傷つける。そんなつもりでないのに。俺は今までに、どれほどの人を傷つけてきたんだろう。」時々、掲示板やメールで、戸惑うことがあります。この人は、ほんとはどういう気持ちで書いたんだろうか?と。ありませんか?そういうとき。
顔も知らない人との言葉のやりとりは、ときどき怖さを感じます。掲示板での不毛な論争や、醜い中傷の内容を読んだりすると、悲しくなります。顔が見えないから言えることもあるけれど、顔が見えないからこそ言ってはいけないことがある。私も、そういうことが理解できるようになったのは、つい最近のことですが(A^^;) 常に、画面の向こうの人を意識していることも重要だと思います。あれ?また、まさしさんの言葉から離れてしまったかな?(A^^;)
「『ありがとう』『ごめんなさい』といえばいいわけじゃない。体温が乗っかっていないとダメ。もっと言葉に表情を持たせなきゃ」そうそう、このあいだ、とっても素敵な子に会ったんです。(こうなったら、どんどん脱線しちゃえ〜(A^^;))
その日、私が乗っていたバスは、途中で急ブレーキをかけました。そのとき、降車口近くに立っていた小学生の男の子が、降車ステップに落っこちそうになったんです。数人が「あッ!」と声をあげました。その男の子は、かろうじて手摺につかまったので、事無きを得たんですが。ねえ、もし、あなただったら、こんなときどう思います。「まったく、運転が荒いんだから」とちょっと腹立たしく思ったりしませんか?(A^^;) 自分が倒れそうになったのを、回りの人に気づかれたことで、気持ちが萎縮したりして(A^^;)
その男の子は、バスを降りるとき、なんと言ったと思います? 運転手さんのほうに向って、大きな声で「ありがとうございました」と言ったんですよ。「バスに乗せてくれてありがとう」という意味ですよね。なんだか、私、このあと、すごく嬉しくなっちゃったんです。ああ、まだこんな子がいるんだぁ。素敵だなぁって。会ったこともない、その子の親御さんまで素敵に思えてきて(笑) それと比べて、我が子は・・・とちょっと不安になりましたが(A^^;)
しかし、誰もがかつては、この男の子のように純粋な心、感謝する心を持っていたはずなのに、いつ?どこで?失くしてしまったんでしょうね(A^^;)
「今年は、まじめにヒットチャート見つめてがんばるよ。一味違ったさだまさしを見てもらう。今年はね、いろいろ面白いことをやる。お水取りの案内、新潟のミュージカル、薬師寺奉納公演、執筆活動もあって忙しい(笑) 歌にするためじゃなくてこっそり詩も書いていたんです。今年は詩集を出すよ。」つい、この間、4冊と仰っていた気がするのですが、1冊増えて5冊になっていました(A^^;) エッセイ、子供向けの本、小説、詩集、あと1冊は何でしょうね?そろそろ、噺歌集が出てもいいかなと思うけれど(笑)
アンコールの曲も、関西バージョン?ではなく、もとの「○○○○について」に戻っていました。と、いうことは、かなり喉の状態が快復したということなんでしょうね? 実際、喉の調子がとてもよかったように思いました。もう安心ですね(^^)
席は、3列目で宅間さんの正面でした。最前列よりは、心落ちついて見られますね(笑) 右側には、まさしさんは来てくれないよねと諦めていたら、トークの途中で何度も来てくださいました。\(^0^)/ ははは(笑) 勝手に喜ばせてくださいな(A^^;)
延長に厳しいホールのせいでもないだろうけれど、よそと比べてイマイチ乗りが悪い神奈川なんですが、この日は結構盛り上がっていたと思います。この調子で、これから、盛りあがる会場になっていくといいなぁ(^^)
出待ちは、30人ぐらいいたでしょうか。神奈川は、年1回ペースのせいか、出待ちは多いんですよ。友人と3人並んでうちわを振っていたら、まさしさんは、ちゃんとこちらを見て「ありがとう〜」と言いながら、駐車場へ。まさしさんは、窓をあけて、また「ありがとう〜。」と言ってくださいました。もちろん、そこにいる人みんなに言ってくださったんですが、それもまた嬉しいですね(^^) このお見送りのときのまさしさんのお顔は、何度見ても素敵だなぁと思うのです(*^^*) もちろん、いつも素敵ですけどね!(笑)