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The Fourth Night「Green」 2002年10月14日(月)愛知厚生年金会館 18:03頃〜20:55頃 Acoustic Guitar 石川鷹彦 Electric Bass 岡沢 章 Paino,Keyboard 倉田信雄 percussions 川瀬正人 Violin 小池弘之 Violin 斉藤和久 Violin 長岡秀子 Violin 小池里枝 Violin 広岡 香 Violin 大野智子 Violin 鈴木星彦 Violin 藤家泉子 Violin 三島英稔 Violin 劉 雪華 Viola 鈴木民雄 Viola 遠山克彦 Cello 矢島富雄 Cello 寺井康裕 Conduct 服部隆之 第一部 1.Overture〜北の国から 2.叛乱(クーデター) 3.時差(タイムラグ)〜蒼空に25C〜 MC、メンバー紹介 4.東京物語 MC 5.理・不・尽 MC 6.October〜リリーカサブランカ〜 第二部 7.天狼星に(シリウスに) 8.もう愛の歌なんて唄えない MC 9.少年達の樹(こどもたちのき) 10.帰郷 MC 11.セロ弾きのゴーシュ 12.検察側の証人 MC 13.前夜(桃花鳥) 14.広島の空 15.祈 り EC1 16.小夜曲 EC2 17.黄昏迄 |
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第三夜とは違って、大人数の編成。幕が上がったときは、壮観でした(^^) なにか素敵なことがありそうな予感。 服部隆之さんの指揮で「北の国から」がオーバーチャーで流れる途中で、まさしさんが登場。 会場が沸き立ちました(^^) まさしさんも服部さんもステージの皆さんも、みんな同じ第四夜のポロシャツ。 まさしさんはモスグリーンのズボンでした(^^) シンプルなスタイルだけど、感じよかった〜。 今夜の花は、「幸福の木」。緑の花?どうするんだろう?と思っていたら、観葉植物にしたのですね(笑) 「マッサンゲアナ」ともいうそうで、それでスタッフが「これにしよう!」と決めたとか。 花が咲くのは珍しく、7〜8年に一度、白い花が咲くそうです。もちろん、そんなに都合よく花が咲いているわけはなく、 花の部分のみ造花だったそうです。(このページの壁紙は、「幸福の木」の花なんですよ) 服部隆之さんと初めて会った頃のこと。隆之さんは、まだ中学2年生だったそうです。まさしさんと 服部克久先生と「印象派」のレコーディングをしていたときに、隆之さんがスタジオでじっと(見学)されていたのが、 まさしさんにはずごく印象に残っているみたいです。その頃は、痩せていた? 今は「服部部屋の隆之の花」みたいだと(苦笑) 隆之さんがパリ音楽院に留学したとき、「たかちゃんが帰ってきたら、一番最初の仕事はオレの仕事だよ」と服部ママに 約束していたそうです。<まさしさん。隆之さんとまさしさんの最初の仕事が「夢の吹く頃」だったんですね。 実は、「雨の夜と淋しい午後は」の曲は半分しかできていなくて、まさしさんが徹夜して完成させた曲を、 レコーディングの朝に受け取ってアレンジをして、昼過ぎのレコーディングに間に合わせていた隆之さん。 「父は、なんて過酷な世界で生きているのだろう」って、お父さんを尊敬しなおしたそうです(^^) ところが、隆之さんが次に一緒に仕事をしたのが谷村さん。なんと、谷村さんはレコーディングの2ヶ月前に曲を 渡してくれたのですって。 隆之さん、まさしさんとあまりにも違うので、ものすごくビックリしたそうです(苦笑) 「(歌は)音楽の神様への供物」服部克久先生が仰った言葉と言われていました。深みのある言葉ですね。 まさしさんは、「曲作りは、自分の心を見つめること」と言われました。(間違っていたらゴメンナサイ)「歯を食いしばって、 きれいごとを書くときもある。情けないとこを書いているときも あると。自分で作った歌なのに、自分の中で好き嫌いがあって、 ほんとは自分では嫌いだけどお客さんが好きだから歌う歌もある」←何の曲かしら?気になるよ〜^^; 「October」は、「今月お誕生日のあなたにおくります」と。素敵なプレゼント! いいなぁ(笑)「今でも愛している・・・」なんて〜^^; 二部は、若草色のシャツ、茶系のネクタイ、濃い抹茶色のベスト、ベストに襟があり、キラキラ綺麗でした(^^) 黒のズボンがスッキリ。「天狼星」は、120万円のギターを弾いておられました。 メンバーの衣装は、黒いシャツと黒いズボンだったような・・・よく覚えていません^^; 「自分がどこから来たかわかる時ある?」と隆之さんに訊くまさしさん。「たかちゃんは、スナメリ系(イルカの仲間) 僕はカッパ系」と(笑)メモを見ると「デジャヴ」と「前にきたことがある」と書いているんですが、なんのことやらサッパリ 忘れております(><)すみませんです^^; 雅人お父様のお話もありました。「馬鹿な親父でね〜(笑)」と。まさしさんとお父様は、まるで兄弟みたいです(^^) 13日は、お父様の82歳のお誕生日だったのですよね(^^) 繁理さんが、子供の頃、 同級生(松井けんとさん)の家の2階から飛び降りて(肝試しをしたらしい?)足を骨折したとき、お父様は笑い飛ばして おられたとか。お父様も子供のときに、トンネルの上から飛び降りて両足骨折していたそうです(苦笑) お父様「繁理は、スケールが小さい」と笑い飛ばしていたのだそうです(笑)血筋なんですね〜! 学生時代、足が速かったまさしさん。(確か、中川中学の陸上の先生がつけたあだ名が「九州の原始人」だったかな) 運動会ではヒーローだったそうです。50Mを5秒台?繁理さんも台湾のプロサッカーチームにいたことがあるし、 足腰の強さは長崎の坂の上り下りで鍛えられたのかしら(笑)第五夜のレポにも書きましたが、長崎のご実家の近くに ある石段(173段)を5段飛ばしで降りていたとか^^; 国学院高校2年生のときに、友達と4人でデモ(70年安保)に参加したこと。新宿の地下で、催涙ガスを浴びた経験を少し 話してくださいました。まるで「昔物語」の歌詞ですね。そのときの4人で、卒業旅行に行った話。2組に分かれて出発し、 出雲大社で待ち合わせしたという・・・「この話は42分かかるからしない」と言われ(笑)、「昨日が長すぎた」と、 その旅行資金作りのために、生方さんと一緒にやった「バイトー!」の話になりました。 チェロの矢島さんのリクエストで「バイトー!」のトーク このトークは、石川さんもお好きらしいです(^^)詳しくは、トークCD、30周年の DVDでお楽しみいただくとして(笑)、初めて聞いたような気がするのは、そのバイトで釘をふみぬいたことや、感電した 話には、背筋がぞーっとしました。まさしさん、生きていてくださって良かった〜! まさしさんがバイトした村井金属、亀戸にあるのかなぁ。見てみたい(笑)お世話になった職人さんの安田さんに、 「オレ、歌手になるんです」と言ったら「ヤメロオ〜」(巻き舌で)言われたそうです(笑) 「もう1回長い話ができる日があるから、そのときに「かっとびじじい」の話をします」と言ったとたん、ものすごい拍手(笑) 「オレが何か歌おうとするときより拍手が多いよ。傷つくよなぁ。覚えていろよ! 35周年は歌わないコンサートをやってやる〜!」とすねるまさしさん(笑)すると、もっと大きな拍手が!まさしさんは、 ひざをついてその場に倒れこんでしまいました(笑) でも、とっても嬉しそうでしたよ(^^) アレンジが変わったせいか、「セロ弾きのゴーシュ」の2番の出だしを間違えられてしまいました^^; 心臓が止まりそうな ぐらい、ドキッとしてしまいました。「検察側の証人」は、石川さんのギターが・・・ハラハラしました(苦笑) 巨匠も緊張されていたんでしょうか。毎日が初日みたいなもの、と仰ってましたが、この名古屋公演のあとのセイヤングで 「気が付くと違うコードを弾いていて、振り返ると石川さんの冷たい視線が・・・でも石川さんも間違えていた(苦笑)」と、 言っておられたんですが、名古屋第三夜四夜のことだったのかも(苦笑) ライヴで初めて聴いた「検察側の 証人」のイントロ、ギターの早弾きが特徴で、歌い方もPAで切り替えて声色を変えているところが面白くて、なんだか癖に なりそうな曲でした(^^) バックのスクリーンの映像が 万華鏡のようでした。 「芥川の『藪の中』を読んで考えさせられました。恋愛においても人生においても・・・公平とは何でしょうか。 人間は過ちを許さなきゃいけない。団塊の世代が背骨になってくれれば、世の中はよくなっていく。」と、言われていました、 少し辛目のお話でしたね。漫然と生きている私には、チクリと痛い内容でもありました。 「前夜(桃花鳥)」「広島の空」「祈り」の3曲は、服部隆之さんと二人で考え抜いた選曲だそうです。「夏 長崎から」で おなじみのこのラインナップ。 最初は遠慮がちに歌っていた人が多かった客席も、「祈り」は まさしさんの導きで一緒に歌うことができて、とっても感動しました(^^) 最後にプレゼントされたお花は、さだまさしらしい(笑)コスモスの生花だったようです。この日は、最前列の3人の女性に プレゼントされました。あらかじめ、あの人とあの人にあげようと決めておられるみたいですね。歌いながら、物色(失礼^^;) しているのかな^^; やっぱり、羨ましいなぁ、お花をいただける方(^^) 私も一生に一度でいいから、まさしさんから お花をもらってみたいです(*^^*) アンコールは、花束で顔を隠して服部克久先生がご登場(^^) まさしさんも客席も大喜びでした。まさしさんは、服部先生が来られることはまったくご存じなかったふうで、 とっても嬉しそうに先生の手を握って、ひとことふたこと話かけておられました。 服部先生がピアノを弾かれた「小夜曲」「黄昏迄」、素晴らしかったです。胸がいっぱいになって、涙がこぼれました。 「小夜曲」は短いけれど、歌詞が好きなので歌ってくださって嬉しかった(*^^*) 服部先生にピアノを譲られて、舞台の袖に引っ込まれた倉田さんが、ほんとに優しさあふれる笑顔で、先生とまさしさんを 見ておられたのが印象的した。 そして最後は、「北の国から」のメロディに戻るアレンジ。これはもう、最高でした! |