6月27日(水)NHKホール

一部・・・一人芝居
二部・・・玲子さんの歌のコーナー
三部・・・まさしさんの歌のコーナー

この日は、ビデオ収録がありました。そのために、オーケストラピットを空けていたので、座長挨拶は舞台から登場でした。「ワールドコンサートも411回になりました(笑)」と、まさしさん。3日目とあって、挨拶にも余裕が見られます(笑)

一部・・・一人芝居

一部の一人ミュージカル部分で、前回のレポで抜けていた部分を補足します。ジャン・パルマが、ベルナール・ロジェと出会ったのは、5歳のときでした。先の戦争が終わって、3年経っていました。
変わった部分といえば、舞台に敷かれていた緑のマットが、小さくなっていたような気がします。それから、「木を植えた男」を歌いながら、一本ずつ木を植えて行くシーンがあったんですけど、そのときに使う土台?(グランド競技で使う、旗立てみたいな)が取っ払われていました。確か、初日は5個ぐらい置いてあって、まさしさんは歌いながら1個ずつに苗木(もちろん造り物です)をさし込んで行ったんですけども。
そうそう、二日目のアドリブが、まさしさんの台本に台詞として記されたようです(^^)

ーーー<ジャンはロジェの協力者として、荒れ果てた土地に木を植えていくのです。そして、一本の木が小さな林になり、やがて大きな森になり、森には泉が湧き・・・森のあとは小泉>ーーー

客席は、一瞬息を飲んだように静まって、そのあと少しの笑いがありました(A^^;) このギャグは、初日にはなかったんです。まさしさんの心の中で、良い自分と悪い自分の葛藤があったのかなぁ(笑) 原田泰治美術館の開館セレモニーでの「イチジキカンチョー」のギャグのときと同じように。しーんとした雰囲気で、ギャグを言いたくなる自分とそれを思いとどまらせようとする自分との(笑)

ジャン・パルマとマリー・ロランの結婚式のシーンの、スポットライトの演出を見ることができました。(2階席だったので)「誓いの言葉」の歌にいざなわれるように、左右から二つのライトが、少しずつ中央に進んでくるのです。まるで本当に、そこに花嫁さんと花婿さんがいるように。二つの光りが合わさったとき、その光りがまさしさんの足元からぱーっと全身を照らし出して・・・とっても素敵な場面でした(*^^*) なぜか、ウルウルしてしまいましたが。

「心の中に住んでいる神様が、『これがいいよ、この仕事がいいよ』って教えてくれるんだ。だけどそれは、とっても小さな声だから、じっと耳を澄ませていないと、自分にも聞こえないものなんだよ」 自分にしかできないことを探す必要はない。自分にもできることなら、きっと必ずある。神様の声は、よく耳を傾けないと聞き逃してしまう。一連のまさしさんのメッセージをかみ締めていました。きっと、こんな私にもできることがあるはず。

<15分休憩>

第二部・・・玲子さんのコーナー

      「ひとりじゃないよ」
      「あなたの歌になりたい」
      「私の場合」(未収録)
      「掌」(詩・曲/さだまさし)


第三部・・・まさしさんのコーナー

1.「夢と呼んではいけない」
2.「雨の夜と淋しい午後は」
3.「フェリー埠頭」
4.「あと1マイル」
5.「戦友会」
6.「天文学者になればよかった」
7.「長崎小夜曲」
8.「桐の花」
9.「祇園会」
10.「邪馬臺」
11.「舞姫」
アンコール
12.「未来」
13.「道化師のソネット」
ダブルアンコール
14.「精霊流し」


楽曲は初日と同じです。(2日目は「天文学者になればよかった」と「長崎小夜曲」が入れ替わっていたらしいですね)違ったところは、ダブルアンコールで「精霊流し」がありました。(二日目もあったそうです)

玲子さんが歌った『掌』を聴いて、グレープ時代、長野県の伊那の旅館で曲作りをしたことを思い出したと言うまさしさん。コタツに入って、ギターを弾きながら曲作りをしていたそうです。そのときにPAの和田さんが来て、「いいじゃん、それ〜」って言って聴いていたけれど、いつまで経ってもまさしさんが止めないもんだから、つまらなくなったのか居なくなっちゃったそうです(笑) そのまま朝まで帰ってこなかったとか。きっと、他の人と飲みに行っちゃったんでしょうね(笑)<和田さん

「さっき、玲子が『ただのおっさん』なんて、大変に失礼なことを言っていましたけれど、私は『ただ以下のおっさん』です」まさしさんたら、そんな、自分から強調しなくっても!(爆)
「来年はコンサート3000回。少し派手にやりたいと思っています」楽しみですねぇ。でも、どこの会場になるんでしょうか。1000回は東京厚生年金会館で、2000回はフェスでしたね。2500回は東北のほうだったらしいですが、どこの会場になってもいいように、3000回貯金しなくっちゃ(笑) 間に合うかしら?(A^^;)

「渋谷を歩いて、若い人を見ているとねぇ、よくあんな汚い格好をしているねぇ。へんなところにピアスするの、止めて!見るだけでイタイ!(笑) 僕は気が弱いから、ああいうのダメ。こんなところ(鼻)にしてる子いるでしょ。花粉症だったら、大変だよ。鼻かめないでしょ?スポイトで吸うしかないんじゃない?」 7月2日の「日本が聞こえる」にも書いておられましたねぇ。<「若者みてるとストレスたまる渋谷辺り」東京といっても官庁街やビジネス街、歓楽街といろいろあるから、それぞれの町が持つ雰囲気があるんだけど、確かに渋谷はおっかなそうな若者が多い。夜に裏道は歩きたくないなぁ、と思っちゃう(A^^;) 格好だけで決めつけてはいけないけれども、身なりにその人自身や生活が表れるのは確かなことだと思う。

玲子さんの言う(笑)「薬師寺奉納公演での不穏当な発言」についての釈明がありました(笑) 「心の中に良い自分と悪い自分がいる。良い自分が「言えない!」と言うと、「言え!!」という悪い自分がいる」と仰ってました。「ほんパラ!関口堂書店」については、「テレビだからね、面白くするために演出、するする!(笑) あれはスポ根と同じ。俺は岡ひろみ(笑)」最後には「任せて!」と頼もしい発言がありました(^^)
実を言うと、あんまり声の調子は良くなかったようでした。一部は大丈夫だったんですが、三部は苦しそうで、ちょっとお可哀想でした(T_T) まさか、ダブルアンコールまで応えてくださるとは思っていなかったので、嬉しかったです(^^) 喋らずにすぐ歌に行かれましたが、「精霊流し」は、とても素晴らしかったですよ(^^)


≪うちわ振りかざし隊報告≫
入り待ちには、4人でした。ちょっとお久しぶりの知り合いが来ていて、とっても嬉しかったです(^^) この方の笑顔、ずーっと見たかったんです。ほっとしました。
NHKは、放送局内ということもあって、ちょっと警備が厳しいかな。まさしさんは、NHKBS「フォーク大集合」(5/26放送)でお召しになっていたときと同じ服装(グレーの花柄のシャツと紺地のチェックのズボン)でした(A^^;) この服装については、もう多くは語りますまい(爆)
まさしさんは、なぜか目を真ん丸くしていました(笑)(可愛かったよ(*^^*))
そのあと、カメラマンの森田さんと一緒にお茶しました。もちろん、皆で一緒にです(笑) 私達がレストランにいる間、何度か石川さんがNHKの外へ出て行かれるのをお見かけしました。いったい、何をなさっていたんでしょうねー(笑)
お見送りは、15人ぐらいだったかな。ダブルアンコールで9時45分終了でした。まさしさん、ある関係者に「今日は9時30分には終わる!」と宣言していたそうですが(A^^;)
喜代子お母様が車に乗り込まれてから、「皆さん、ご苦労様。これはお母様からです」と御付きの方が、皆にキャンディをくださいました(^^) もったいなくて、しばらく食べられませんでした(笑)
まさしさんは、出てこられてから車の前でスタッフとお話をなさっていたので、いつもよりも長くお顔を拝見できました。暗かったので表情までは見えなかったんですが、それでも嬉しかった(笑)(うーん、単純!?) まさしさんに、友人が「お疲れのところ、何度も歌わせてしまってすみません」と声をおかけしたら、「いやいや、仕事ですから」と笑っていらっしゃいました。車の中から、ずっと手を振ってくださっていました。(シルエットだけですが)ほわっと心が温かくなりました(^^) お疲れさま。ありがとうございます。<まさしさん

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