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サスケを迎えるまでのお話し

その1
犬を飼うことになった経緯
「いつか絶対に犬を飼う!」何年も前からそう思い続けてきた。何故か、既に名前だけは「サスケ」と決まっていて、まだ居ぬサスケの為にチビチビと貯金もしていた。5年前の2001年、実家のクロベェ(mix)が老衰で死んでしまってからは、一層「ワンコ欲」が高まり、時々、犬図鑑サイトを眺めては犬と暮らす妄想にボケ〜っとふけるようになっていった。(笑)
そんなある日、我が家に「バイク論争」が起こる。S氏が「バイクの免許を取って、バイクに乗るのが長年の夢だ」と言い出したのだ。バイク、私も嫌いじゃない。出来ることなら自分も免許取ってみたい。でも…S氏がバイクに乗る事を想像すると正直不安。それにキミは「車を購入する夢」を叶えてるじゃないか!現在、立派な愛車に乗ってるじゃないか!なのに、バイクもだなんてぇ…。(;´Д`)シクシク。でもって、当たり前だけど、免許を取ったらバイク欲しくなって買う事になるよね?サスケの貯金はしてたけど、バイクの為の貯金なんてコレっぽっちも無いョ。それを考えると…。
一体、私の夢である「犬を飼う!」はいつ実現するんだよーぅ!!

「あーでもない、こーでもない」と、バイク論争はしばらく続いたが、私の心の叫びをS氏は感じ取ってくれたようで、数日後、犬を飼う方向に話しが進み始めた。もちろん、S氏の夢を却下したワケではない。今後はバイクの事も頭に入れておいて、いつかS氏の夢も実現させるつもりでいる。(順番を譲ってくれてアリガトウ!)

…っとまぁ、そんな流れで「犬を飼うこと」が現実のものとなったのである。


さて、どんな犬を飼おうか?
「犬を飼いたい!」と思い続けていた私だけど、その思いは漠然としたもので、「飼う」となったこの時点で具体的なイメージはまだ無かった。犬種にこだわりもなく、考えていた事といえば、「丈夫な犬」「小さい犬よりは大きい犬」「全身長毛は避けたい(←手入れが大変)」といった程度。…ということで、早速、我が家の「犬種選び」が始まった。

「丈夫な犬」
これは大事。やっぱり健康であって欲しいし、長く一緒にいたい。そう考えると、mix犬は強い子が多くていいよね!でも、将来どんな姿になるのか(大きさ、毛など)想像できないのはチョット不安〜。
「小さい犬より大きい犬」
可愛い〜☆という表現より、カッコイイ!という表現が好きな私達。やっぱり大きい方がイイよね、という話しになった。小脇に抱えて可愛がる感じより、ドライブや釣りに連れて行って一緒に思いっきり遊びたいし。あと、抱きついてハグした時に大きい方がハグのし心地が良さそうだしね。(←コレは私の意見。笑)で、カッコイイ大型犬に憧れて色々と検討してみたけど、病気の際、看病をする事を考えると大型はやはり無理かも…という事になり、断念。中型犬を探すことに。
※もちろん小型犬も好きだし可愛いと思ってますョ。
「全身長毛は避ける」

とにかくクロベェの手入れは大変だった!見た目「ほぼボーダーコリー」なクロベェはゆるやかなウェービーでフサフサなロン毛。首、胸、お腹から尾まで立派にフサフサモサモサだったのだ。うん、カッコ良かったよ!でも…でも…、短毛を強く希望!!(笑)

丈夫な犬種で中型で短毛、一緒に遊べるカッコイイ犬…
ドゥロロロロ…(←ドラムのロール音)…ドン!ダルメシアンだ!!
それから、ダルメシアンを調べて調べて調べまくる。すると、犬種の特徴として聴覚障害の恐れがある事や、ダルの毛は短毛だけど刺さって大変!という事などが判明。極めつけはコレ!子犬の値段が高かった!(汗)
その後、アレコレ色々な犬を検討したが、「毛が長い…」「高ッ!」「大きいよねぇ」「躾が難しいらしいよ〜」と、こんな感じで行き詰ってしまった。犬図鑑サイトを見ながら「ウーム」と悩んでいると、S氏が「この犬は?」と、ある犬種を指差した。

ブリタニー・スパニエル??何なに?
『明るく陽気、活発で社交的、トレーニングは好きなほうで、一緒に遊べるタイプ。しかも手入れは容易、中型で割りと丈夫な犬種』ときたもんだ!おぉ!これだよ〜。我が家のサスケはこの犬だよ〜!一瞬見た感じ、ロン毛なのかと思って今までノーマークだったよ〜。胸や足の長い毛は”飾り毛”だったんだね〜。
「よし、これにしよう!ブリタニーにしよう!」

「必要な運動量が非常に多い」と書いてある点、ブリタニーを飼ってる人達のHPで頻繁に見かける「ハイテンション」や「ハイパー」という文字がやや気になるが、我が家のサスケはブリタニー・スパニエルに決定したのでした。


 その2
ブリタニーを選んだ理由















ブリタニー?どんな犬?
その3
子犬探し・ブリーダー探し






























産まれたてのA君(後のサスケ)
さて、ブリタニーを飼うことに決まったは良いけど、仔犬を入手するにはどうすれはイイんだろう?小さい頃から犬(…に限らず生き物なら何でも)が好きでそれなりに色々な犬種を知っていた私だけど、ブリタニーについては名前すら知らなかったので、「さすがに近所のペットショップには売られてないだろう」という事は想像ができた。…となると、入手方法は「ブリーダーさんを探して仔犬を譲って貰う」ってことか。
そうと決まったら、ネットでブリタニーを扱ってるブリーダーさんを検索、検索!そして現在ブリタニーを飼ってる方々のホームページを拝見し、どこからそのコを迎えたのか、またブリタニーはどんな犬なのか、など、色々と情報集めに専念。様々なサイトから貴重な情報を数多く頂いた。

調べてみてわかった事は、(日本の)ブリタニーはまだ個体数がそう多くは無いので、流行の犬種などと比べると明らかにブリーダーさんも少ない、ということ。ネットで存在を知ることができたブリーダーさんは両手で充分足りる程度。更にホームページで情報を公開しているブリーダーさんは片手で足りる数だった。(私が調べた範囲では)

カラー
ブリタニーは毛色が何種類かある。白&オレンジ(茶色)は可愛い雰囲気だし、白&黒はカッコイイ。トライカラーもなかなか素敵。…でも、飼うとなったら絶対に白&レバーがイイ!!レバーの何とも言えない美しい色に一目惚れしてしまった私。幸い、S氏も同じ色がイイと言ってくれたので、カラーは問題なく決定した。各色、ローン(葦毛)はすごく魅力的で私達の好みだったので、白&レバーで更にローンだったりしたら最高だね〜♪などと夢は膨む。

オス・メス
「で、オスとメスどっちにする?」ある日、S氏が私に聞いてきた。「どっちって、オスに決まってんじゃん!」「何で?」「何でって…えっと…サスケって名前だし、実家で飼っていたワンコもオスだったし…」私の脳内イメージは、何の迷いも無く勝手にオスを選択していた。(笑)S氏のこの質問によりオス・メスどちらにするの話し合いが行われる。結果、メスでも良いけど、やはり名前やクロベェの飼育経験からオスに決定した。

いつ頃、迎える?
いざ、犬を飼うと決めたからといって今日いきなり「ハイ、どうぞ〜」と仔犬を手渡されても困る。(笑)何も用意してないし…。じゃぁ、いつ頃に迎えようか?
いよいよ具体的な話しになってキターーー!サスケの居場所を検討して色々と準備をしなくちゃいけないし〜、んでもって心の準備も頭の準備(知識)も必要だよね〜♪色々考えると、大興奮。あぁ〜ワクワク。
ちなみに、ダルメシアンがいいかな?と思っていたのは2005年の秋頃のこと。その後、ブリタニーの存在を知り情報収集し始めたのが2006年3月くらい。最初は、「今年中に色々と調べて用意し、来春頃かな」なんて言ってた。それが、毎日ブリのことを調べるうちに、2人共気分はすっかりブリオーナー。「こ〜ゆ〜のは出会い・タイミングだからねぇ〜(ニヤニヤ)」とか言って、いつの間にかスグにでも受け入れOKという態勢に。(笑)

≪ブリタニーのオスで白&レバーの仔犬≫
この条件で仔犬が産まれる予定のあるブリーダーさんをチェック。すると、「5月初旬出産予定あり」の所を発見。父犬はレバー色!ってことは、我が家の条件に合う子が産まれるかもしれない!他も調べつつ、ちょくちょくそのブリーダーさんをチェック。5月に入ると、「産まれた?産まれたか?」と毎日チェック。ストーカー並み。(笑)5月中旬になり、「もう、きっと産まれてるよねぇ〜、問い合わせてみる?」なんて言っていた、ある日、いつものようにサイトを見ると仔犬達の画像がぁーーー!!
5月2日生まれ、オス2匹、メス2匹。
オスは2匹とも白×レバーで、メスは白×レバーと白×オレンジの子だった。
キャーーーーー!(ドキドキ)
き…決める…?決めちゃう?ホントに?
うん!決めちゃおう!

これがサスケとの最初の出会いとなった。2006年5月22日、ブリーダーさんに問い合わせをし、23日に仮予約。仔犬を見てからちゃんと決めたいので、生後40日を過ぎたらブリーダーさんの所(滋賀県)へ仔犬に会いに行くことにした。ちなみにオス2匹のどちらにするかは、レバー色が多くある方の子(長男A君)に決めた。


仔犬の予約をしてから約3週間が経った2006年6月14日、ブリーダーさんの所へ仔犬に会いに行ってきた。まだ赤ちゃんでコロコロしたサスケとご対面。抱っこさせて貰い、色々と話を聞いて、遂に決断!ブリタニー・スパニエルの仔犬を購入!(この日の様子は6/14のDiaryに詳しく書いてあります)「仔犬カワイイでしょう?そのまま連れて帰ってもいいよ〜」なんて、ブリーダーさんには冗談を言われたけど、まだ生後43日だったので、もう少し犬舎で母犬や兄弟犬と過ごしてもらおうと思い、その日は人間だけで帰宅。後日、サスケは空輸でやって来ることとなった。

空輸ってどうなの?
飛行機に1匹で乗せられても平気かな?入れ物は何を用意すればいいんだろ?気温・気圧などは大丈夫なのかな?受け取りはどこに行ってどうすれば良いのかな?などなど、ペットの空輸については謎だらけ。全く無知な状態だったので色々と調べて当日に備えた。

調べてわかったことは、まず、ペットの空輸は頻繁に行われているということ。「夜中にトラックで輸送」という方法もあるみたいだけど、飛行機のほうが圧倒的に短時間で済むので、移動疲れなど考えると仔犬にかかる負担が少ないようだ。
次に飛行機内での保管場所。客室と同じくらいの温度に設定された動物専用の場所があり、そこは一般貨物とは違い気圧の変化を受けにくくなっているので、安心して良いらしい。人間の乗るキャビンと同じ気温気密なのだそうだ。
但し、空輸でのトラブル事例が無いわけではない。夏季は熱中症などの危険がある。飛行機内以外の場所(空港内)に関しては管理が甘いという話しもあるので、真夏や真冬など季節によってはリスクが高いことは忘れてはいけない。
次に入れ物(キャリー)。自分で用意するものなのか?バリケンみたいに立派な物じゃないとダメなのか?など色々と不明な点が多かったので、コレについてはブリーダーさんに聞いてみることにした。そしたら、プラスチックのオレンジ色の洗濯カゴを指差し、「コレに入れて送りますよ」だって。何だかちょっと拍子抜け。(笑)
サスケ受け取りとなる空輸の日を決め、「お昼頃に羽田に着く便」という事でお願いをした。受け取りには身分証明書が必要だそうだ。

空飛ぶサスケ
遂に、サスケが我が家にやってくる日!
2006年6月24日、ANA「FLIGHT No.0024」大阪伊丹空港発〜羽田13:05着の飛行機に乗せられ、サスケがやってくる!
私達は飛行機の到着時間に合わせ車で羽田へ向かった。持ち物は、身分証明書となる免許証、ウンチまみれだった時を想定して、タオル・ペット用ウェットティッシュ・トイレシーツ・ビニール、水分補給が必要な時の為に水飲み用の容器など。(空輸代金は先にブリーダーさんに支払ってあるので不要)

「羽田空港に迎えに行く」と言っても一体どこへ行けば良いのやら?…という感じだったので、これも事前に調べておいた。
ペットは「貨物扱い」となるので、普段、私達が旅行などで利用する旅客ターミナルとは違い、貨物のターミナルに受け取りに向かわなくてはならない。羽田空港の場合、「貨物地区」という場所を目指して進む。仔犬が待っている場所のすぐ近くまで車で行けるので、標識に従ってどんどん進む。貨物地区まで来たら今度は「西貨物」方面へ。そして守衛さんのいる「西ゲート」を通過する。ここで入場許可証を貰うため、簡単な手続きをすることになる。名前や車のナンバー、退出予定時間などを書いて、身分証を提示!何だかドキドキ。緊張しちゃうよ〜。許可証を受け取り中に入ると、すぐ右前方にANAの文字が!ココだ!建物の目の前が駐車場なので、そこに車を停めて、いよいよお迎え♪

1番右のカウンターで「13:05着24便の仔犬を受け取りに来ました」と告げる。「飛行機は無事に到着していますが、荷物のお渡しにはまだ時間がかかります。もうしばらくお待ち下さい」と言われ、椅子に座って待つことに。周りに居る人達も皆、ペットが手元にくるのを待っている様子。私達とは違う便の人が、仔犬を受け取る様子などを眺めワクワクドキドキしながら待つ。そうして待つこと30分!遂に、とうとうその時が来た!オレンジ色の洗濯カゴ!あれだ!

受け取りのサインをし、カゴを受け取り、早速、ご対面〜♪
フタを開けると勢い良く飛び出してくるサスケ。どうやら元気一杯な様子。お漏らしもしてない。良かった〜。ホっとひと安心。早速、ブリーダーさんに「無事に受け取りました」と連絡を済ます。周りの人達も次々にワンコとのご対面を果たし、カゴの中から仔犬を抱き上げ記念写真を撮っている。「ウチも記念写真を〜♪」と思ったけど、サスケは洗濯カゴを頭突きしまくり、ハイテンションで鳴いて騒いで大暴れ。(;´Д`)逃げられても困るので、写真は断念。(笑)まぁ、元気なので良かった、良かった。

こうしてサスケは空を飛び私達の手元にやってきた。遂に念願の「犬のいる生活」がスタートしたのである!オレンジ色の洗濯カゴを膝に乗せ、信号で止まるたびにフタをそ〜っと空けて、眠っているサスケを覗き込む。「くぅ〜ッ!可愛いねぇぇええええ〜〜〜〜」と、夫婦揃ってニヤケ顔。幸せいっぱい、夢いっぱい☆









この時はまだ、知るはずもなかった。
この小さな仔犬が、まさか「猛獣」だなんて…


END
その4
空飛ぶサスケ〜空輸について〜














貨物地区・西ゲートを目指せ!






ANA貨物受け取り場所を発見!












空を飛んでやってきた!


※ブリーダーさんの所に会いに行った日を含め、その後、サスケが我が家に来てからの様子は、日記ページに綴ってあります。Diary→2006年6月以降をご覧ください。サスケの猛獣っぷりがお楽しみ頂けます。(笑)