ボディガードセミナー面白トーク
下記の写真は、ミスター高橋氏と藤原選手とセミナー生の写真です。スキャナーで取り込みました。
1日目:午前中は、警備業法等、現行犯逮捕の学科、昼食は、カレーライス、午後は1時間、警護棒の使い方(基本)
2時より荒川選手の実技;
スクワット、ジャンプしてのスクワット、屈伸運動、前から襲われた時の腕の取り方、後ろから組み付かれたときの対処、羽交い締めにされたときの対処。
相手に対してタックルの掛け方、足を絡ませてのタックル(これは馬場さんだって倒れると言ってました)等々約2時間半の実技でした。
夕食は寒かったが外でのバーベキュー
荒川選手との会話(私の隣だったので、私の質問に気さくに答えて下さいました)
「水俣で、前田が旅館で暴れたのは、オレが仕掛けた」(これは、2日目藤原選手も言及)
「今は、メガネスーパーの嘱託社員をやっている。」 (私は会社に配ってくれと割引券を沢山貰った)
「酒癖が悪かったのは、高田。船木は泣き上戸、前田は一本気だ」
「全日本では、本田が強い。道場破りの相手もしているらしい。***なんか一発でやってしまうよ」
「PRIDEで高田が負けるのは、タックルが下手だと思う。」
「俺が強いと思うのは、やはり相撲取りだ。(高橋氏も同意)」
荒川 VS スネーク奄美戦
私「荒川さんの名勝負というと8.26のスネーク奄美戦ですよね。」
荒川「あっ、それはあまりいい思い出では無い。ジャーマンで勝ったが、奄美さんは脳腫瘍で亡くなり、俺のジャーマンが原因なんて言われた。」
荒川さんの息子さんのこと
荒川「息子が相撲取りになってデビューするんだ。しこ名は、荒川力という。応援してください」
私「力は長州力からですか?」
荒川「いや、私は前座の力道山。それに因んで荒川力と付けました。」
ミスター高橋氏との会話
「馬場さんの復帰試合、5月の武道館だったと思うが、レフェリーを努める話は本当だった。」
「俺が見たアンドレの札幌ビール園でのビール飲みは、89杯だった。」
私「古舘伊知郎が、ビール80杯、焼肉40人前と書いていましたが、、」
高橋「それは、古舘の入る前の話。古舘は、俺か誰かから聞いてその話を本にしたのだと思う」
・誠心会館との抗争
高橋「あれは、俺が焚きつけたんだよ。青柳が俺の所に挨拶に来たとき、青柳は挨拶したのに、弟子の野郎は挨拶しなかった。俺はこの野郎と思い、小林邦明に「後楽園のドアは閉めてもすぐ開くから、それで因縁つけろ」というと、小林は本当にやって弟子を殴ってしまった。」
・レスラーの食事について
高橋「レスラーは、何処ででもどんなモノでも食べれないと、勤まらない。パキスタンなんか行ったときはみんな下痢してた。猪木さんは、アマゾン行ったとかいろいろ言っているけど、結構デリケートで良く腹をこわす。」
私「それでは、誰が一番強かったのですか?」
高橋「俺だよ。俺はどんなモノでも食べれるよ。」
・チャンコ番について
高橋「チャンコ番は、山田(ライガー)まではやっている。武藤や蝶野、あたりからやっていない。これは、長州が全日本に行ってしまって、選手層が薄くなり、練習したいという選手の希望を聞いてやるようになった。最近の選手はチャンコなんか作れない。」
・山田(ライガー)について
高橋「山田は体が小さく、170センチない。しかし、気の強さは抜群だ。いつだったか、藤原とボクシングをやらせていたら、インタバルの時に藤原が殴った。山田は「この野郎、ぶっ殺すぞ」と言い、藤原は「面白い、ぶっ殺してもらおうじゃないか」で凄い殴り合いになった。あまり酷かったので、止めたが、これを猪木さんに報告すると、猪木さんは「面白い、リング上でやらせて、決着つけさせろ」と言う。結局、試合まではしなかったが、当時はそんな事がよく有った。」
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2日目、朝食は、パンとサラダ、コーヒ、牛乳、午前中は、学科。昼食は、ご飯とみそ汁とおかず。午後は盗聴器の発見訓練。
午後2時より、藤原選手の実技指導
マットがひとつしかなかったので、藤原選手に間接技を掛けられまくる実技になりました。
アキレス腱固め、足首固め、ヒールホールド、フェースロック、クロックヘッドシザース
私は自分から手を挙げて、腕ひしぎ逆十字固めと膝十字固めを掛けて貰いました。
ただ一言「間接技は痛いです。」変化技もあり、組長のアキレスは、やや足首固めも混じって います。膝十字にしても、ヒールホールド気味にひねられました。
ここで「とんでもないこと」が起こり三角絞めで締め落とされた奴が出ました。
夕食は組長、高橋氏と高橋氏の作ったチャンコでした。
****ここでは、3時間に渡り、話が有り、面白かったのも有りましたが、ちょっと選手のプライバシーに関する話、下ネタが多くなったので、ここには、書きません。三つだけ書きます。
・九州の旅館破壊事件
藤原「前田やみんなが大暴れして、壁に穴は開けるは、布団の上にゲロは吐くは、目茶苦茶になり女将さんが「止めて、、」と叫んでいた。その時の宿泊代が弁償も含めて4**万円。坂口さんに見せると、大したことねえよと言っていた。」
私「荒川さんは、水俣と言ってましたけど、、、」
高橋「俺も忘れた。九州には新日本プロレスが出入り禁止になっている旅館が3つくらいあるよ。」
・天龍との相撲
天龍と飲んでいて
天龍「藤原 、俺はレスリングじゃ負けるかも知れないが、相撲なら負けん」
藤原「レスリングじゃ俺が勝つ。相撲でもやってみんと分からんだろう」
天龍「なにー、ここで、やるか」で相撲になったそうです。組長は、天龍に投げ飛ばされて、買ったばかりの3万円くらいする靴が擦り切れてしまったそうです。
・高田のPRIDEでの負けについて
藤原「勝負は、時の運。勝つときもあれば、負けるときもある。アホ」(高田の敗戦についてU系の選手には聞いてはまずい感じでした)
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3日目、朝食はパン、サラダにコーヒー、牛乳とチャンコの余り。
午前中は、救急処置、人工呼吸、心臓マッサージ、三角巾の使い方、要人の警護の際、車への導き方等の実技訓練。
昼食はカレーライス。
午後は、効果テストと修了証の授与式で、めでたく、合宿は終わりました。
高橋氏曰く「ボディガードは用心棒であってはならない。一流の社会人でなければならない」