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トップページ> 音楽> レビュー> 2004年> 2月
February, 2004
Norah Jones
Feels Like Home
Sunrise
What Am I To You ?
Those Sweet Words
Carnival Town
In The Morning
Be Here To Love Me
Creepin' In
Toes
Humble Me
Above Ground
The Long Way Home
The Prettiest Thing
Don't Miss You At All
公式サイト(英語)
デビューアルバム『Come Away with Me』で
グラミー賞を総ナメにしたノラ・ジョーンズ。
待望の2作目がリリースされました。
アメリカでは発売一週間で100万枚も売れたそうです。
すごいですねぇ〜。

で、オレの感想ですけど。
前作を聴きながら思い浮かべるのは、
薄暗いジャズバーで、ステージ中央にはピアノが一台だけ。
そこに座り、青いスポットライトを浴びながらしっとりと歌う
女性シンガー、それがノラ・ジョーンズ。
こんなイメージでした。寝る前の暗闇に映える音楽って感じ。

で、それとは対照的に、今回のアルバムは明るい!
ジャズよりもカントリーに軸足を移したような
ギターサウンドの軽やかさが耳に心地良いです。
こいつはねぇ、天気のいい昼下がりに
紅茶のおいしい喫茶店で
ケーキを頬張りながら聴きたい気分かも。
(とても30オトコが口にするセリフとは思えん…)
もしくは、緑いっぱいの高原でピクニックしてるときのBGMとか。

なんかねぇ、春のそよ風が頬にサラサラと当たるような
そんな気分になりますねぇ。
これからの季節にピッタリかも!
ノラさん、今年もお世話になりやす。うぃっす。
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Yoshii Lovinson
At The Black Hole
20 Go
Tali
Californian Rider
Sade Joplin
Side by Side
Fallin' Fallin'
Spirit's Coming (Get Out I Love Rolling Stones)
Black Cock's Horse
Sweet Candy Rain
At the Black Hole
公式サイト(日本語)
現在The Yellow Monkeyを休止中の吉井和哉(vo.)
初めてのソロアルバムになります。
アメリカン・オルタナティブミュージックの大物、Adam Kasperが
ミックスで参加(その3曲以外は吉井さん本人がミックス!)
してたりして、なかなか気合いが入っているようです。

実は、去年リリースされた"Tali"というシングルを
初めて聴いたとき、
「こりゃぁ、ヤバいな〜」と思ったものでした。
この「ヤバい」は、悪い意味でのヤバいでして、
「こんな実名入りのラブレターみたいな赤裸々な歌、
 発表してもいいんだろうか?あまりにリアル過ぎる…。」
と、少し身構えてしまっていたんですよね、オレ。

でも、アルバムを通して聴いてみると
なんだか納得してしまいました。腑に落ちたというかね。

これは、彼の日記のような歌の集まりなんですね。
それこそ、ここ3年間の軌跡なのかもしれない。
イエモンを離れて、自分ひとりになってやってみかったことや
気づいたことがいっぱい詰まった、そんな一枚なのかもしれません。

初期〜中期イエモンっぽい、艶っぽくて切実で
言葉遊びが盛りだくさんな雰囲気があふれている曲も多くて
(特にアルバム後半)、なんか安心しました!

聴けば聴くほど、かっこいいっすね!
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ハナレグミ
日々のあわ
うららかSUN
レター
マドベーゼ
ハンキーパンキー
さらら
嘆キッス
きのみ
ステルトミチル
心空
MUSICA
公式サイト(日本語)
ぼく、この「ハナレグミ」さんのことをつい最近知りましてね。
ハナレグミってのは、スーパー・バター・ドッグという
日本のバンドで歌ってる永積タカシさんが
ソロ活動するときに使っている名前のことなんだそうです。
ジャケットを見る限り、人の良さそうなおにいちゃんですね。

スーパー・バター・ドッグってのがどんな音を鳴らすのか
聴いたことがないので知らないですけど、
ハナレグミに関しては、ちょっとこれまで聴いたことのない
耳ざわりの良さを感じました!

まずね、声が優・し・いんです!
じんわ〜りと、ココロのカサブタを癒してくれるような
そんな穏やかな声。そして、その声の後ろには
ボサノバ?レゲエ?ソウル?ポップ?歌謡曲?
なんだかわかんないけど、とっても暖かい音楽が
流れてるんですよねぇ。とっても暖かいの♪
世知辛い現代からタイムスリップして
古き良き昭和時代に飛んでいったかのような
錯覚に陥ります。はい。マジで。

それでですね、6曲目に"嘆キッス"という歌が
あるんですが、(「投げ」キッスと「嘆き」キッスのダジャレ?)
めっちゃわかる!っていう歌なので
歌詞の一部をちょっとだけ引用させてもらいますね。

たいしてかっこよくもないのに
全然オシャレが 死んでるのに
めちゃめちゃ 美人としゃべってる
手なんかつないで 見つめあってる

いーなぁ いーなぁ いーなぁ いーなぁ いーなぁ
え゛ー ずりー ずりー ずりー ずりー ずりーんだぁ
二人に届け なげキッス これはただのボヤキッス


ね?いい味出してません??
オレは一気に好きになりました!ハナレグミ。
実は、1stアルバム『音タイム』のほうが
もっと好きだったりするんですけどぉ…。
ま、とにかくおすすめ!
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矢野顕子
ピアノアキコ。 〜the best of solo piano songs〜
中央線
在広東少年
しようよ
Super Folk Song
恋は桃色
New Song
椰子の実
雷が鳴る前に
さようなら
愛について
How Can I Be Sure
ニットキャップマン
Prayer
ばらの花
電話線
あしたてんきになれ 〜 雨ふり 〜 相合傘
公式サイト(日本語)
(実際は2003年10月に発売されたアルバムです。
 紹介するのがずいぶん遅くなってしまいました…。)

若い頃から、ガチャガチャうるさいロック・ミュージックを
聴いて育ってしまったわたくし、矢野顕子さんの
あのルックス、あのほのぼのした声を一瞬見聞きしただけで
「あ、これはオレの求めているものじゃないな」と
勝手に締め出しておりました。

でも、それは年月とともに変わりゆくものなんですね。
最近、自分の中で
ピアノの音が無性に心地良く感じ始めてるんです。
エルトン・ジョンもベン・フォールズも
そして矢野顕子さんも、聴いていてとても気持ちいいんです。

なんか、しあわせ♪

この弾き語りアルバムの中に
"ニットキャップマン"という歌があります。
ホームレスのおっさんと仲良くなった若者が
語り部になっている歌なんですが、
そのおっさんは最後に死んじゃうんですね。
死んじゃうんです。本来なら、ちょっとはしんみりする場面。

でも、矢野さんはしんみりしない。
やさし〜く、「まぁまぁ、人生、そういうこともあるさ」ぐらいの
軽やかさで歌いつづけているように感じます。

ピアノと、声と、詞と、彼女自身の放つオーラが
アンバランスで、独特で、それなのに
絶妙なバランスが保たれているようで
聴いてて不思議と安らいだ気分になります。

矢野顕子、おそるべし。
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