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2002.10.26 |
世界遺産:アンコールワット |
タイからのハードトリップをしてきて、
体を休めるヒマも無いまま
翌日、早速世界遺産のアンコールワットを観光した。
アンコールワットは、その拠点となるシェム・リアップの街から
バイクでおよそ10分くらいの所にある、
カンボジア人にとっての精神的なよりどころとなる遺跡である。
現地のドライバー付きのバイクタクシーを一日借り切って観光する。
これで大体300円くらいである。
まず驚かされるのは、そのスケールの大きさだ。
1.5km四方の中に5基の塔と、3つの回廊がある。
やっぱりこういった寺院の意味する所は
ほとんどよく分からないけど、
12世紀にこんな大きな建物と壁一面に広がる装飾を見ると、
当時の人々の真剣さが伝わってくる。
また、アンコールワットの影に隠れてあまり聞かれないけど、
近くにアンコール・トムという、
これがまたでかく一辺が3kmもある
正方形の宗教都市の遺跡がある。
この内部には王宮や寺院など80を超える石造遺跡がある。
その中心的存在がバイヨン寺院だ。
49ある尖塔の上部には
観世音菩薩の四面像が刻まれている。
その数はじつに196。四方八方からかすかに微笑む
巨大な菩薩の顔、クメールの微笑に囲まれると壮観で、
なんだか信心深い気持ちにさせられる。
隣国のタイとは対照的に貧しい国カンボジアにあって、
ここアンコールワットは、
紛れも無くカンボジアの人たちの心のオアシスなのだった。 |
posted on 2003.03.09 |
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