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DIYで屋根付きウッドデッキ

(こちらもどうぞ→二代目:サンルーム付きウッドデッキ。 三代目:収納とと階段を兼ねたウッドデッキ息子宅のウッドデッキ

初代
屋根付きウッドデッキ

屋根つきデッキは実用的

デッキを実用品ではなくファッションと考えれば、屋根は無くても良い。作りやすいし開放感がある。
しかし、ボクはあえて屋根つきを作った。
10年経った今も屋根をつけて良かったと実感している。

屋根には僅かな勾配をつけて透明の波板を張った。雨樋は普通のつけ方だと雰囲気がイマイチなので、見えないように木材で挟みこみ隠してある。 画像は暗いので雨樋部分が見えにくい。波板はこの雨樋の上でエンドになっている。


屋根は無色透明なので、冬場はデッキで日向ぼっこが出来るし、夏場は屋根下に銀色のシートを引き出せるようにしてあるため、直射日光と輻射熱が避けられる。だから一年中デッキが快適に使える。
屋根が無いと雨を心配して、いちいち出したものを片付けねばならないが、そんなわずらわしさも無い。
雨が当たらないのでキャンバス生地のチェアが使え、屋根のおかげで、10年経ったのにデッキ材やテーブルが腐らない。鉢植え達の霜よけや遮光場所にもなっている。
広さは2間×1間強(強はステップ分)と狭いが、とても便利な場所である。


屋根タルキ下側にはステンレスパイプをとりつけてあり、タルキとの隙間に遮光の銀色シートが引き出せる。
下右の写真はシートを出した写真だが、シートには巻き芯となる棒を一本入れてあり、冬の間は右(家側)方向へクルクル巻きこんで、ヒモで縛り片付けておける。
左端(庭側)にはブラインドを取りつけてあり、下ろせば視線を遮れる。

屋内でも屋外でもない、第三の空間

まずカミさんが喜んだ。ご近所の奥さんとおしゃべりしたり、お茶をする場所として画期的だと言う。
家に上がるのは、招く方も招かれる方も、ためらいや遠慮がつきもの。しかし土足のままで使えるデッキは気兼ねが要らず、今までに無い新しい社交空間だと言うのだ・・・ふーん、ナルホド。

日向ぼっこしながらの新聞読み、庭の花を眺めながら寝椅子での昼寝、趣味の工作、ホコリの舞う衣類いじり、室内犬のトリミング、雨の日の物干し場、その他さまざまな作業場所・・・デッキは多目的に大活躍。


テーブルもツーバイフォー材で自作

カッコつけて×字型の足にしたので、少し苦労した。
2×4材は肉厚でガッチリ、安定感がある。日曜大工の作業台にもなるし、表面が汚れたらカンナで削れば何度でも更新出来る。この写真は削った(2回目)ばかり。しかし足は削れないので10年経って黒ずんでしまった。

テーブルが完成してから、炭火焼肉を思い立ち、中央に七輪用の丸穴をあけた。
くり抜き部分をはずせば七輪がスッポリ入るというアイデアで、これはお薦め。とても使い良い。七輪は断熱素材だからテーブルが焼けることは無いし、空気取り入れ口はテーブル下から操作出来る。遠赤外線がどうのこうのではなく、焼肉用ガス台と違って、七輪は洗わなくて構わないから、後片付けがラクで有難い。


主な使用材料(価格はジョイフル本田の店頭価格/03.10月調べ)材料費総額は7〜8万円
床根太(床を支える角材)は2×4材(38×89×3685) 単価 430円
手すりの上材は2×6材(38×140×3685) 870円
床板には2×8材(38×184×3685) 1160円
土台になる石(下に写真掲載) 柱が立てられて根太も支えてくれる 950円
屋根を支える柱(太さ75×75) 940円
塩ビの透明波板(屋根はタルキにC型チャンネルをビス止めして、セットフックで波板を貼っている。
デッキ両袖にラティスをカットして嵌め込んだ
防腐塗料(掲載写真は、古くなったので油性塗料を上塗りしてある)

作り方の詳細は、2代目のサンルーム付きウッドデッキに記載