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トイレにソーラーベンチレーター取付け(k-3)

ボート用のソーラーベンチレーター。
蓄電池を内蔵していて24時間回り続けるようになっている。
まずは屋根の上から位置決めをした。
屋根の凹み部分いっぱいの大きさなのは少し具合が悪いものの、後々に何の問題もなかった。

ボクの場合は、左に130ワットのソーラーパネルがあるため、この位置にせざるを得なかった。
しかし、もう少し左位置だと屋根の凹み部分の幅が広くなるので、簡単に取り付けられるだろう。
円の中心に室内まで通る探り穴を開けて、位置を確認。
ジグソウは使えないので、ドリルで円周上に無数の穴を開けてから、回し引きノコギリでFRPを切り取る。
下から断熱材のグラスウールが出てくる。

グラスウールを取り除くと、その下にはさらに木材が見える。
これは室内側の天井。
ここもジグソウは使えないので、穴だらけにしてから、カッターで切り抜く。
美観を損なわないように丁寧に。
切り抜いて出てきたもの。
なんと全部で7層!。

上から、FRP、グラスウール、じゅうたん、フラッシュ(2層)、ベニヤ、化粧ベニヤ。
(フラッシュというのは、2枚の合板を角材で張り合わせたもの)


キャンピングカーの仕様はオプション扱いが多いので、このように屋上屋の構造になっている。
コーキングを塗ってから、上からソーラーベンチレーターを取り付ける。
タッピングでとめて、念のためにさらに周囲をコーキングした。

屋根の雨水は左から右に流れるが、この水は写真上下のスキマを通るか、ベンチレーターの内部を通り抜けることになる。
内部には段差があるので水漏れはしない構造ではあるが、心配なので内部の左半分の段差を、コーキングで少し嵩上げした。

集中豪雨的に水をかけるテストをしたが合格。
さすがにボート用だ。

ソーラー扇は薄い壁面を想定した作りなので、室内側に届かない。
ボロボロをどうやって隠そうか・・・。
ソーラー扇の付属部品は、平べったいドーナツ型の円盤(青矢印部分)だけしか無い。
どうしようかと考えて、ひらめいたのはプラスチックの鉢を利用すること。
こいつで排気口を隠す円筒部分(赤矢印)を作った。

プラ鉢は傾斜した筒なので、ドーナツ円盤をはめ込めばピッタリ合う位置がある。
その位置で切断し、接着すればカバーユニットが完成する。
どう見ても専用部品みたいな仕上がりになった。
庭に転がっていた、泥だらけの古い鉢とは思えない。

これを3本の木ネジで天井に取り付ければ、作業は終わり。
これが完成写真。
能書きどおりに24時間回り続けている。
ただ風量が少ないので、走行中や風が吹いた時は風の流れがどうなるのか・・・・ちょっと頼りない感じがする。


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