プラモデルを作ったことのある人でタミヤの名前を知らない人はいないだろう。 その田宮模型の創業以来のエピソードを長く社長を勤めた著者が綴ったのが本作である。単に模型屋の回想録として読むこともできるが、物作りで成功を納めた人の姿勢を読み取るのも良いのではないだろうか? 文庫化に伴い、改訂が加わっているので単行本を買った人も一度手にとってほしいものだ。
単行本を見た時、買おうか悩んだものだ。早いうちの文庫化はうれしい。