STEP-8:銃のディテールアップ

映画で使用されていた銃で印象的なのは、通称アブダビカービンと呼ばれるM727と
サイレンサーを取り付けたM733コマンド、
そしてシュガートが使用したM14(M21?)ライフルでしょう。
ドラゴンのJeff & Matt2体セットにもM727とM14が付属していますが、
残念なことにエイムポイントが付いていません。
エイムポイント自体はドラゴンでパーツ化されているのですが
M4のレールマウント用のためそのままではM16A2には取り付けられません。
簡易版5体では、無理矢理キャリングハンドルに接着してしまいましたが、
できればキチンと再現してやりたい部分です。
さらに、デルタが使用する銃器に施されたタンのオーバーペイントや
テーピング等も雰囲気作りには欠かせない要素だと思います。
プラ製の銃器類は改造も塗装もプラモデル感覚で作業できます。
構えず気楽に挑戦してみてください。

▲ドラゴンのアブダビカービン。M4と同じ段差付きバレルに
M16A2のレシーバーの組み合わせは“正解”なのですが、
劇中デルタ隊員のほぼ全てが使用していた
エイムポイント(ドットサイト)が付属していません。

▲こちらは同じくドラゴンのSASに付属していたM16A2ですが
ご覧のように初めからエイムポイントが付いています。

▲ならば、ということで、SASのM16A2にカービンのストックと
ハンドガードから前の部分をそっくり移植してしまいました。

▲ストック、レシーバー、ハンドガードをタンで塗装し、
シュアファイアーを取り付けて完成。スリングはBBIのものに交換しました。
シュアファイアーのライトはリード線、スイッチ部分は熱収縮チューブを潰したものです。

▲余ったM16A2のサイレンサーをXM177に取り付け、劇中ゴードン軍曹が使用していたM733“風”としてみました。
エイムポイントのマウントはM4のレシーバー上に取り付けるマウントレール(左の画像)をカットしたもの。マウントの固定ネジもレール後端の丸いモールドを切り取って使用しています。

▲製品付属のM14ライフル。何だか“スゴイ”迷彩が…(^^:
映画に合わせるならスコープもエイムポイントに交換したいところです。

▲銃を溶剤で洗って迷彩塗装を落とし、ストックに木目をケガキました。
スコープマウントは形状が確認できなかったのでそのままにしてあります。

▲ストックをウッドブラウンで、金属部はダークアイアンで塗装して完成。
スリングは時間が足りず、簡略化してしまいましたが、
やはりキチンと作っておくべきだった、と後で後悔することに…

STEP-9:ヘルメットの改造

Jeffに付属するハーフカットヘルメットは、
1/6では唯一の製品なのですが…どうにも形が変、なのです。

1:実物ヘルメットのサイドビュー。ミリタリー用ではなく、
ホッケーやスケートボードで使用されるプラ製のスポーツ・ヘルメットです。
2:ドラゴン製ヘルメットのサイドビュー。もはや別物と言って良いほど形が違います。

3:ドラゴンのヘルメットは軟質樹脂製で、そのままでは扱いづらいため
シリコンで型取り、ウレタン樹脂に置き換えてから形状変更を行いました。
前端を削って短くし、後端はパテで延長、後頭部の絞り込みも再現してあります。
4:つや消し黒で塗装して完成。ストラップはサテンリボン、
ストラップを固定するピン(の頭)はトランスファーを接着してあります。


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