今日は自由行動の日です。
当初の日程では、午前中は自由行動。午後からオプションで添乗員がフィルスト展望台と、バッハアルプゼーまでのハイキングに案内する予定でした。
日本出発前から、この日の行動予定を3案つくってありました。典型的なA型、計画人間ですからね。日本でそれぞれの行動毎に時刻表を調べて、どこで乗り換えか、何時に付くか、料金はいくらか、しっかり下調べをして、どれになっても問題なく行動できると思っていました。
ところが今日は朝から雨模様です。これも日本から持ってきた、「雨の日のグリンデルワルド楽しみ方」というコピーをお母さんに見せて相談、午前中とりあえず「トゥリュンメルバッハの滝」まで行こうという行動計画になりました。
ここは下調べしたコースの一部に入っています。午後はまったく計画外のベルンもいいかな、なんて事を言ってましたが、本気にせず。その先は天候等を見てやはり下調べしてある、違う展望台に行くか、2つある湖観光に切り替えるか決めようという私の心の中でした。
トゥリュンメルバッハの滝
グリンデルワルド 0835 →登山電車・ツヴァイリュチーネン 0858着 乗り換え 0901発
→ラウターブルンネン0910着 乗り換え ポストバス 0920発 →
トゥリュンメルバッハ滝 0927着
これが下調べの予定時刻です。ここまではおそらく行く可能性があるだろうということで、日本で調べた行動時刻ですが、当日もこの通り行動できました。
グリンデルワルド駅の様子です。
朝の8時過ぎですが、もう観光客(ほとんど日
本人)でいっぱいですね。
かわいい電車に乗ります。
途中の乗換駅で、反対方向への電車に乗り込みそうになるハプニングもありましたが、電車の行き先表示と、何組かの同方向へ行くつもりの日本人グループとの相談でなんとかラウターブルンネン到着。
ここからバスに乗り換えです。わたしも海外旅行で路線バスに乗るのは初めてです。
ガイドブックには駅前の黄色いポストバスとありましたが、これも行き先表示を確認することで、何とかセーフ。やっぱりしっかり調べておくと、安心して行動できますね。
バスには日本人夫婦が他に2組乗ってました。 彼らの話の中に「ベルンは何回か通ったことはあるけど、降りたことはないね。」なんて会話がありましたが、気にもしなかったこの一言で午後の計画が決まりました。おかあさんから「ベルン」に行こう。
どうやっていくのか調べたこともありません。
とりあえず、今はこの滝見物ですね。
スイスの街は、氷河の削ったU字谷の底にあるため、至る所で両側の山から水が落ちて滝になっていますが、そのなかでもこのラウターブルンネンにある滝は有名です。
まず駅からバスに乗ってすぐ見えるのがシュタウプバッハの滝です。
この村は数億年前に、氷河によって削られたU字谷のちょうど底にあって、両側はほとんど垂直に近く、右の崖上から流れ出すこの滝は、ヨーロッパ第2の落差300mを持っています。あまりの高さに滝は途中からシャワーになって落ちてきているそうです。
感動しつつバスで7分。トゥリュンメルバッハ滝のバス停到着。
とりあえず帰りのバスの時刻を確認して、トイレを済ませて、前進です。(この辺は先日の成果)バスは1時間に一本でした。
トゥリュンメルバッハ滝入り口バス停から土産物屋の並んだ広場をすこし歩くと、川沿いに切符売り場があります。入ってすぐにエレベーターに乗り、最上階で降り、さらに洞窟内を登る。
水量毎秒20000リットル、落差300mの10段の滝がすさまじい勢いで洞窟の中を流れ落ちていきます。どれもものすごい迫力で、真横にあるいは真下にほとばしる激流は写真では捉えられない。
一番上から下へ歩いていくと全部で10段の滝があります。
この滝の水は、アイガー、メンヒ、ユングフラウ三山の氷河・万年雪が解けて集まったもので、それが1点に集まり、何万年もかかって山をくり抜いてしまったそうです。
自然の破壊力の大きさに驚嘆するばかり。人が小さく見えます。話も出来ないほどの轟音を轟かせて凄い水量の滝が、しぶきを飛ばして流れ落ち、見ていると吸込まれてしまいそうで、恐怖さえ感じました。ここで初めて雨用の合羽を出して、完全装備です。雨の日のトゥリュンメルバッハの滝は、凄いという噂どおりでした。
帰りのバスまで時間がなくなりました。
約1時間あったんですが、見ているうちにすぐ時間がたってしまいます。売店でとりあえず写真をあわてて買ってバスに飛び乗りです。
ベルン観光
さあここからが今日の正念場。ベルンまでどうやっていくのか。皆さんなら駅で行き方を聞くんでしょうが、私の英語力では?ガイドブックにはインターラーケンから特急で1時間としか記述なし。インターラー ケンまではここから一本でいけるし、なんとかなるかもね。
ラウターブルンネンの駅で、ベルンまでの切符は今までの経験ですんなり買えたし、インターラーケン行きの電車も間違いなく乗れたし、問題はこの後です。
インターラーケンからどこ行きのどの電車に乗ればいいのか、全く見当も付かず。インターラーケンに到着して、まず確認したのがホームの時刻表。11時台でBERNの表示をさがします。残念ながら行き先表示にはBERNの文字はなし。どうしましょう。
でもよく見ると途中停車の駅名表示があって、BERNとありました。よかったと思った矢先、この電車は1時間後です。それも全車指定の国際特急列車です。またまたどうしましょう!
他にないのか前のほうをよくよく見れば、20分後に出る列車の途中停車駅の表示の下に、( )してBERNとあります。ピンと来ました。これは乗換駅でしょう。BERNに行く人はこの駅まで行って乗り換えろということではないでしょうか。とりあえずその列車の発車ホームへ移動して駅の係員に片言の英語で質問。やはりそうでした。乗り換えありの列車でした。
とりあえず乗車。安心の中にも緊張感ある車内でしたが、車窓から見えるトゥーン湖のすてきな景色と、車内での昼食でやや落ち着き、あとは駅で間違いなく降りることだけです。
通常は車内放送のない列車が普通のようですが、この特急は次の停車駅の放送があったので、時刻と放送とで無事乗換駅で降り、次の電車に乗れました。そしてスイスの首都、世界遺産の都市ベルンに到 着です。
大都会のベルン駅では降りたところにたまたま上にあがるエスカレーターがあったので、ほかの人に続いて、そのまま上がって地上にでました。スイスでは改札口はありませんから。
写真はベルン駅で、後ろがそのエスカレーターです。
これが後で大問題になります。
しかし地上に出ても、どうも周囲が持っている地図と違っています。それに駅前を大々的に工事しており、よく街路の表示がわかりません。目指すメインストリートがどこかわからず、そのあたりを一周して、ようやく見当をつけてしばらく歩くと目指す時計台が見えました。目印さえわかれば、地図片手に観光が出来ますね。帰りにこの出口のおかげでまた一騒動になりますが、今はわからず。
ここベルンは世界遺産に指定されているように、古い中世の町並みを保存してあり、石畳と、噴水でアクセントをつけてありました。通りを30分ほどかけて端まで行き、後はゆっくり戻ってきましたが、ガイドブックに載っていたからくり時計台は思っていたほどのものではなくがっかりしました。連邦議会も工事中で囲ってあり見られませんでした。でも町並みや大聖堂は見応えがあり、ここまで足を延ばした甲斐がありましたね。
ベルンの町並みです。 中世がそのまま保存されていますね。右の写真のようなモニュメントが50m置きぐらいにあります。
ベルン名物の時計台と近代的なバス
大聖堂の正面
(あやしそうなのはお母さん)
それにアインシュタインの住んでいた家(アパートメント)も見学できました。
最初地図にあった場所に見あたらず困っていると、同じようにさがしている日本の二人連れがいて、相談しながら捜索してようやく入り口を見つけましたが、入り口は小さな階段で、わずかに上の方に小さな看板で、アインシュタインハウスの表示があるだけでした。
これではわからないのも無理ないです。もっと宣伝すればいいのになんて思って、2階に上がると結構観光客が
入っていました。外人さんが多かったですが、見逃さなくてよかったですね。
アインシュタインのおかげで、少しは頭よくなるでしょうか。
帰りのハプニング
観光が終わってさあもう一度頑張らなければなりません。今度は帰りの電車です。
でも一度ここまで来ているので、要領がわかってますし、駅で切符買うだけですから、大丈夫でしょう。と思ってましたが、ここでも一騒動。
くるときに上がってきた入り口付近まで戻って、切符を買おうと思いましたが、窓口が見あたりません。あるのは自動販売機だけ。それも見るところ、売っているのはこのベルンの近郊の駅までです。このまま乗るわけ行かないし、切符なしでのって検札にあうと罰金ですから。お母さんと二人でこのあたりをウロウロ。英語が達者な人ならすぐ誰かに聞くでしょうが、それもできず。帰れなくなってしまいそう!
これではらちがないので、一度ホームに降りてみようということになり、上がってきた入り口から降りてみたところ、来たときは気づきませんでしたが、この位置は端っこのほう。前のほうに逆に下へ降りる階段があります。
ひょっとして!あちらのほうにあるのかな。と思ってそばにいる駅員に片言の英語で尋ねたところ、やはり地下へおりろ、ということでした。ほっと安心して、地下へ降りたところなんとそちらがメインの出入 り口で、東京駅のような地下が広がっていました。我々の最初に出た方はいわばサブの出入り口で、メインはこちらのほうでした。
こちらから出たら観光スポットの通りにもすぐ出られたようです。日本でも出入り口一つ違えば、全くわからなくなることがありますが、それと同じですね。
販売窓口は今までのローカル駅と違って、日本のみどりの窓口のようで、並んで切符を買っています。ここで切符を買ったところ、切符の他にもう一枚カードがついていました。なんとそれには、ここベル ンから、最終グリンデルワルド駅までの乗り継ぎ電車と、発車時刻や乗り継ぎホームが記載されており、帰りは安心して帰り着くことが出来ました。さすが、観光立国スイスですね。ローカル駅では無理でした が…
ベルンのお肉屋さん
市内の広場
本日の夕食
帰りは心配せず、気持ちよくグリンデルワルドに帰り着いて、緊張感が解けたせいかどっとおなかがすきましたね。今日の夕食は、昨日の失敗を教訓に、しっかりお店を確認して入りました。
メニューはオイルフォンヂュです。ガイドブックには現地の人のお気入りレストランと書いてありました。入ると日本人はほとんどおらず、いい雰囲気ですね。昨日に懲りて、メインのみを注文です。
サラダも小さいのが付いているとメニューにあったのでこれで十分でしょう。
まず最初にサラダがきました。いい具合に量もぴったりですね。この後パンや小鉢10個が出てきました。この中にソースやピクルスが入っています。
そして、大皿の果物。肝心のお肉が出てきませんが、しばらくはこのソースや、ピクルスを味見です。
ビールやワインを傾けながら、結構辛いものがあったり、訳の分からないソースがあったり、この果物もオイルの中に入れるのかなあなんて、勝手に盛り上がっていたら、やっとお肉到着です。
これはあそこの牧場にいた牛サンじゃないよね、なんていいながら、今日の楽しかった一日を振り返り楽しいそして,おいしい晩餐となりました。
スイスでの一日一日に、なにかしらおもしろい出来事があったり、スリルがあったり、お母さんはどうかわかりませんが、私は緊張感いっぱいの毎日だったりと、話題に事欠かない旅行です。明日はどんなことがあるのでしょうか。
後で聞いた話では、添乗員といった展望台では、雨のためほとんど見えず、ハイキングも中止したそうです。結果的にはこちらの計画が良かったですね。
午前中 ユングフラウ観光
グリンデルワルド(1067m) → 約35分で中継基地・クライネシャイデック(2061m) → 登山電車乗り換え(約50分) ユングフラウヨッホ・トップ オブ ヨーロッパ(3454m)
今日はグリンデルワルド8時2分発の登山電車で出発、三つ目の目玉・ユングフラウ観光です。
出発前にハプニング2題。
一つ目はラッキーな出来事。
ホテルを出発するため、ロビーに早めに集合して、時間待ちの間にロビーのショーケースを覗いていました。中に可愛い犬の顔をしたリックサック(中にチョコ一杯)が飾ってありました。優海ちゃんにちょうどいいので、お母さんがこれ買いたいといいました。けれどいくらなのか値札がついていません。横にあるこれより小さい犬のぬいぐるみには15スイスフランとありました。
20フランぐらいかな、と思いながらロビーの従業員に聞くと、値段がわからず、番号と手元の台帳とを見比べ、しばらくして彼女がいうことには「6フラン」。思わず聞き返しましたが、確かにそういっています。すぐに現金を払って、品物受け取り。ロービーから退散しました。他の人も間違いでしょうとか、私も買いたいとか言ってましたが、最後の一つだったとか。このラッキーは日頃の行い故でしょうか。
二つ目が残念な出来事。
添乗員さんが朝からバタバタしてるので、何事かと思えば、我々のグループの人が体調を崩したとか。風邪ぐらいかと思えば、心臓の調子が悪いので、医者に診てもらう必要があるとか。ここグリンデルワルドには医者がいるそうですが9時にならなければ開かないので、どうしようかということでした。
今日は移動の日。添乗員は我々ツアーグループに付いていかなければならないので、残ることができません。そこでお医者さんの予約をして、幸いホテルに日本人のスタッフがいたので、案内をお願いして、病気のご主人と奥さんを残して出発しました。結局この人たちは旅行を続けることが出来ず、我々がスイスを離れるときもインターラーケンの病院に入院したままでした。ずいぶんとお金(医療費・滞在費・帰りの航空賃等)がかかるとか。健康管理の重要性と、旅行保険の大切さを改めて実感しました。
そんなことがありながらも、駅まで移動し、先に運ばれていたトランクを受け取り無事出発。日本人グループをいっぱい乗せながら、まず中継地のクライネシャイデックに前進です。30年前にもこの電車に乗って、ユングフラウまで行ったわけですが、当時はもっとボロな電車でした。
今は小綺麗な車両で、前日からの雨も上がって朝靄のアルプスの麓を上っていきます。前はもっと家も少なくまさしく「ハイジの世界」でしたが、今は結構家も多く、印象はずいぶん変わっていました。
出発前のグリンデルワルド駅
約35分で、クライネシャイデックに到着。
アイガー北壁の麓にあたるクライネシャイデックへは我々が来たグリンデルワルトからと、昨日滝見物に行ったラウターブルンネンからヴェンゲルンアルプ鉄道でもアクセスできます。
駅に近付くにつれ、車窓から山々が大きく見えてきます。迫力あふれるアイガーの姿を間近にのぞむ駅周辺は、2軒のホテルと売店があり、ユングフラウヨッホへ登る鉄道に乗りかえる観光客でいっぱいでした。
ここではアルプスの救助犬がいて、この犬を囲んで、有料の団体写真を撮っています。ちなみに営業していたカメラマンは日本の女性でした。
ここからはアイガーはもちろん、メンヒ・ユングフラウの三山が目の前に見えました。
写真の後ろの山は左がアイガー、右がメンヒ、写真には写っていませんがさらに右側にユングフラウがあります。
下のグリンデルワルドの街のほうを見ると靄がかかってますが、上はよく晴れています。
今日はここの山岳ホテル(写真中央の5階建て)に一泊するので、トランクを預け、さらにユングフラウヨッホを目指して、電車を乗り換え出発です。中央の横広の建物が駅です。
クライネ・シャイデックを出発し、一駅行くと直ぐにアイガーの東側からアイガー、メンヒを貫くトンネル
に入ります。ここから先は終点まで約7キロ、トンネルの中を進みます。
列車はアイガーの内側を通過しながら、途中のアイガーヴァンド(Eigerwand:アイガーの絶壁)という北壁の裏にある高さ1m、幅8mほどの展望用の窓のところで一度停車。
この窓はトンネル工事の際の土砂の排出や、登山者の救助のアクセスポイントとしても使用されてきた場所だそうです。
この窓から撮った写真です。写真は横向きじゃありませんよ。
オーバーハングの絶壁と下にグリンデルワルドの街が見えますね。
ここでは5分ほど停車するため、列車を降りて窓の外の景色を見ることができます。
その後トンネルは西に向きを変えユングフラウに向かい、ユングフラウヨッホに着く前に2度目の停車があります。
ここはアイスメア・氷の海という名がついています。
窓から下の写真のような氷の海・氷河を見ることができました。
2回の停車時間を含めてクライネ・シャイデックからユングフラウヨッホまでの時間は50分ほどであり、帰りはこれらに停車しないで直行で35分ほどで降ります。
トンネルの全長は約7km、勾配は最大で25%だそうです。1898年から1912年にかけて作られたそうですが、当時は大変な工事だったんでしょうね。日本で言えば富士山の中にトンネルを掘って、頂上まで行けるようにするのと同じことでしょうか。
トンネルの中を登りつづけ、列車は、終点、ユングフラウヨッホ駅に到着しました
ユングフラウヨッホ トップ オブ ヨーロッパ
標高3454メートル、ヨーロッパで最も高い鉄道駅です。といってもトンネルの中なので実感はありません。
写真では下の方の建物が駅舎とレストラン・売店等で、その上、中央にある塔がスフィンクス展望台。これらはトンネル通路とエレベーターでつながっています。
トンネル内の駅から待合広場へ前進。ここには売店や郵便ポスト(日本の古い丸ポスト)があり、売店ではがきを買って、スタンプを押してもらい投函するのがはやりだそうです。ここで出発の時間や、注意事項を伝えて解散。我々は2時間自由時間ですが、他の日本人グループは1時間だそうです。今回はゆったりとした日程だったので助かりましたね。
まず1996年に完成した「スフィンクス展望台」に行きます。3571mまで高速エレベーターで108mを一気に上ります。展望台まで上がると、ユングフラウ山頂が間近に迫り、眼下には、どこまでも広がる雲海と山並み・・
そしてヨーロッパで最も大きいアレッチ氷河が拡がり、期待をはるかに上回る絶景に、ただただ興奮です。
展望台での様子。後ろはユングフラウです。
展望台から見るアレッジ氷河。
一昨日にエッギスホルン展望台から見ましたが、写真の奥のほうからこちら側を見たことになりますね。
ここで、この展望台からの景観を楽しんでから、少しトンネル内を歩いて氷河の上に出ましたが、今日は風が強くようやく厳しい山の気候を少し味わうことが出来ました。
氷河を楽しんだ後、今度は氷の宮殿。氷のモニュメントがいろいろ作ってあります。北海道の支笏湖・氷濤祭りを思い出しました。
最後は、昔私がここに来たときに唯一あった展望ポイントに行きました。昔はここしかなく、駅からまっすぐ歩いて見学した覚えがありましたが、今はこんないっぱい観光ポイントが出来ています。ひっきりな しに、下から観光客が運ばれてくるので、これぐらいしなければさばけないでしょうね。
最後は売店でしっかりお買い物。でっかいカウベルを買い込みましたが、運ぶのにうるさくないのかなあ。
午後 オプション参加・メンリッヘン展望台
クライネシャイデック →(電車) ヴェンゲン → (ロープウェイ) メンリッヘン展望台 →
ハイキング(約2時間) →クライネシャイデック
電車で中間駅のクライネシャイデックまでおりて、まず山岳ホテルへチェックイン。
予定では、一番美しいと言われるハイキングコースでハイキングの予定でしたが、山から下りてくると雨が降り出しました。地元の人も午後から雨と雷がある予報だとか。出来ればハイキングは止めた方がいいと言うことです。
添乗員も希望者があれば、メンリッヘン展望台までは行きますが、その後のハイキングは自己責任で歩いてください。でも出来れば止めてほしいとのことでした。今朝の病人のこともあり、お母さんと相談して展望台に行くだけ行ってみようと言うことになりました。
集合場所には2組だけ(私たちを含め)。とりあえず行ってみましょうと言うことで、電車・ロープウェイで展望台に前進しましたが、やはり雨と雲で、あまり見えずハイキングも中止してそうそうにホテルに引き返してきました。
これはメンリッヘン展望台で撮った写真。ロープウェイの駅と、後ろはメンリッヘンの頂上。
周りは雲で見えず。
山岳ホテルでの出来事
今回のツアーの一つの目玉が「山岳ホテルに泊まる」というものでしたが、前半のゴルナーグラートでは設備が充実していましたが、食事はいまいち。今回のクライネシャイデックでは、食事はよかった代わり に設備が駄目。うまくいかないですね。
泊まった部屋が古く、歩くとギシギシ音がするし、お風呂はバスタブはあるけれどもシャワーがなく、どうやって身体を洗うのか不思議でした。添乗員に聞くと洗面器でも借りましょう、ということでフロントに相 談してもらいましたが、5階にシャワールームがあるからそちらを使え、と言うことでした。
仕方ないのでお母さんと3階の部屋から5階のシャワールームを見に行きましたが、5階は薄暗く、ギシギシ音はするしで、気持ち悪く一人ではよう使わん、ということでお母さんが使っている間、私がシャ ワールームの前で待っているという状態でした。
後で聞くとシャワーのない部屋は私たちだけだったとか。今回の旅はずっと幸運が付いていたのに、もう運がないのでしょうか。
翌日朝もやの中のクライネシャイデック
ホテル
SCHEIDEGG HOTEL
登山電車とバスを乗り継ぎ、サンモリッツへ
クライネシャイデック →(登山電車) ラウターブルンネン → (バス)マイリンゲン → グリムゼル峠(2164m)・フルカ峠(2431m) → アンデルマット → サンモリッツ
今日は電車とバスを乗り継いで、スイスの東側・サンモリッツまで行きます。普通のツアーならアンデルマットを挟んで、どちらかに氷河特急に乗るようですが、我々はすべてバスで移動します。
その代わり氷河特急命名の由来となったローヌ氷河を見るため、峠越えをします。現在氷河特急は新しいトンネルで、ここを越えるため氷河は見られないそうです。
クライネシャイデックは今朝も雨で、もやっています。残念ながら最後のアイガーも、雲の中です。
ここから登山電車で、ラウターブルンネンまで下りますが、この町は一度滝見物に来たときに下りた駅です。縁があるようですね。今回は山の反対側を回って下りたのでコースとしては初めて通る路線でした。
マイリンゲンとシャーロックホームズ
見覚えのある駅ラウターブルンネンにバスが待っていました。トランクを積みかえていよいよ峠越えに出発です。
小一時間ほどして雨がやみかけた頃、マイリンゲンの町に到着しました。
ドライバーが」せっかくだからと休憩を兼ねて寄ってくれました。ここは昔から山間に開けた交通の要衝として栄えた街だそうで、現在でも峠越えルートの拠点として多くのポストバスが発着するポイントだそうです。
なんといってもこの町を有名にしたのは、このあたりを旅していた作家コナン・ドイルが、雄大な自然に感動し『シャーロック・ホームズ最後の事件』の中で、この街のライヘンバッハの滝をホームズ終焉の地としたことで世界的に有名です(ガイドブックによる)。
ホームズの書斎を忠実に再現した博物館もあるそうですが、写真を撮ってから後ろに映っている建物がそうだと気づきました。
またマイリンゲンはヨーロッパでおなじみの砂糖菓子メレンゲ発祥の地ともいわれており、街のベーカリーでは伝統の製法でつくる大きなメレンゲを買うことができるそうですが、もっと早く言ってくれれば買ったのにね。
とにかくここのシャーロックホームズ像の前で記念撮影。
小休止も終わって、いよいよ峠に向かって出発です。
ここからグリムゼル峠まで約35kmありますが、すぐスイス独特の谷間の道路になります。
両側の山(崖のように切り立っています)の至る所から水が滝となって落ちています。日本だったら○○の滝なんて名前を付けて、観光名所にするんでしょうが、ここでは落差100mを越す滝が至るところにあるので、よっぽどでないと観光名所にはなりませんね。
峠の上から見ると、下の谷間には白い流れとなって、氷河から流れ出た河が流れています。あまり日本ではお目にかかれない規模の景色です。
こんな感じの山道がくねくね、ヘアピンの連続で目が回りそうです。ここを運転手は慣れた様子で、どんどんスピードを出して走ります。
怖かったことが一つ、それはガードレールが置石程度の小さくて貧弱なもので、無いと言ってもいいくらいでした。落ちたら終わりですね。それに自転車がこんな急な道を上ってきます。自転車旅行もスイスでは盛んですが、こんな峠道では大変ですね。
つづれ折の山道をバスは速いスピードで登っていきます。我々のバスの運転手は地元の慣れた人なので、スピードを上げていきますが、ちょうど前にイギリスの観光バスが走っていました。
添乗員が言うには相当このバスが遅いので運転手がイライラしているとか。ぴったり後ろについてあおっています。広いところで一気にバスがバスを追い抜きますが、安全運転でお願いしたいですね。
グリムゼル峠に登りだして再び雨が降り出しましたが、峠付近になって雪に変わりました。7月に雪を経験できるとは。
峠の売店で休憩です。ココアでも飲んで少し暖まらないと風邪引きます。
こんな感じですね。
寒そうでしょう!
ゆっくり休憩していると、先ほどの追い抜いたイギリスのバスが後から到着して、我々より先に出発しました。またここからこのバスを追いかけて、追い抜いての繰り返しです。よっぽどこの運転手は自信があるのでしょうね。
グリムゼル峠を下りて、再びヘアピンカーブの道を上っていくと、いよいよフルカ峠です。途中からローヌ氷河が見えてきました。
フルカ峠付近にはホテル・レストラン・みやげ物店。正確にはここから少し上に上がったところが最高点(2431m)ですが、すぐ近くまでローヌ氷河の先端が来ています。
ここで休憩を兼ねて氷河見物です。ここは地中海に抜けるローヌ川と北海に抜けるライン川の分水嶺になっています。
ローヌ氷河見物
駐車場の奥にあるドライブインから、このローヌ氷河に出られます。有料なのでお金を払って、入口から入り、少し歩くと氷河の先端付近にでられます。氷河自体はずいぶん温暖化で小さくなってきたということで、汚れも目立ちお世辞にも美しいとはいえませんが、山の上から続く氷河の規模には感動しました。
またこの氷河では橋を渡って行くとトンネルが掘ってあり、氷河の中にはいることが出来ます
さすがに今まで、カナダでも氷河の上を歩くことはあっても、中に入れることはありませんでしたね。
写真の右側に橋と入口が見えます。
今にも壊れそうな橋を渡って中にはいると、その氷河の青さに驚きです。長い年月のため、かちかちの氷のトンネルですが、透き通るように青く光っています。右の写真のトンネル入り口と比べるとその色の違いがよくわかります。
アンデルマット
この後峠を下りて、アンデルマット(標高1856m)までいって、昼食です。
途中氷河特急が走っているところに出会ったりしながら町まで下りてきました。
ここは冬はスキーリゾートとして大変賑やかな町だそうですが、夏は氷河特急の乗換駅として人気を集めている町です。町自体は小さな落ち着いた町で、昼食はここのレストランで全員で取ることになっています。
山の上を氷河特急が上っていくところです。
きれいな街で、冬にはスキーリゾートとして大変な賑わいになるそうです。
左の写真は「エーデルワイス」です。最後まで自然のものは見れませんでした。
下の写真のきれいなレストランで食事です。メニューは我々日本人用みたいでした。
サラダにスープ(パンケーキ入り)そして鮭のムニエルです。付け合わせもご飯でしたし、醤油までありました。久しぶりに日本食?を食べ、出発まで散策と買い物でした。チョコはここのコープで仕入れましたよ。
サンモリッツ
このあとバスは一路サンモリッツに向かって前進。車中はゆっくり休憩する人ばかり。私もウトウト。
サンモリッツはイン川沿い、サンモリッツ湖の湖畔に位置し、美しい森と湖、ベルニナアルプスの名峰に囲まれ、爽やかな高地気候と晴天に恵まれたマウンテンリゾートです。
温暖で、近くに鉱泉も噴出しているため、昔から世界のVIPが集う高級リゾートでもあり、5ツ星ホテルや有名ブランドショップが建ち並んでいます。また二度の冬季オリンピックやスキーワールドカップを開催するなどウィンタースポーツのメッカとしても有名。
四季を通してハイキングやサイクリング、ゴルフ、ヨット、乗馬など多彩なアクティビティが楽しめるそうです。サンモリッツの周辺には、素朴な村が点在する個性的な谷、万年雪と氷河の待つベルニナ山群の名峰、神秘的な湖など魅力は尽きません。
グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)やベルニナ・エクスプレスなど人気パノラマ路線の発着点でもあり、小旅行の拠点として最高の条件を兼ね備えています。
サンモリッツ湖と旧市街の様子です。
ホテルから見える湖と旧市街
ホテル:シャバイツァーホフ
今日の宿泊は、町の中心部にあり、伝統と格式あるシュバイツァーホフホテルです。
確かに昨日泊まった山岳ホテルと違って、設備・調度ともすばらしいものでした。
2階の部屋でしたが、2階には各部屋共用の大きなテラスがあり、ここへでてみると、目の前のサンモリッツ湖や、周りの山々が美しく見渡せました。
町の散策後、夕食はホテルのレストランで取りました。前菜盛り合わせとメインはお肉とお魚でしたが、久しぶりにおいしいお酒と、お料理に満足でした。
私のお皿はサラダの盛り合わせ。 お母さんのお皿はお肉です。
ホテル:シャバイツァーホフ
2階のテラス
いよいよ観光最終日です。
今までいろんな楽しい思い出が出来ましたが、今日はどんな旅になるのかしっかり目に焼き付けておきたいものです。
今日の予定は、サンモリッツから普通列車でまずベルニナ・ディアボレッツアまで行き、ロープウェイでディアボレッツア展望台に上がります。
その後イタリアのティラノ(図では左上に伸びている経路をさらに前進)までベルニナアルプスの渓谷を進みます。
そしてティラノで、昼食を取った後、 ベルニナ特急でクールまで行きます。
クールまでの前半部分(上の図でポントレッジーナまで)は行くときと同じ線路を戻ってきますが、その後は氷河特急の路線(氷河特急はサンモリッツ発)と同じ部分を通ります。
上の図では下の方へ下りていきます。
一度で2度おいしいベルニナ特急かもしれませんね。
サンモリッツでの朝
サンモリッツを8時45分発で、駅集合です。荷物は鉄道小荷物で、先に今日の宿泊場所チューリッヒまで運んでくれますので、我々はバックのみの軽装で観光です。スイスは便利な仕組みがありますね。飛行機もスイスエアーなら、空港から最初のホテルまで運んでくれるそうです。
朝は各自で駅集合なので、散策を兼ねて早めにサンモリッツ湖を観光しながら駅まで行きました。
湖の周りを少し散策しましたが、静かで、サイクリングの人や、登校の子供たちを見ながらしばしゆったりです。
一番左端が泊まったホテル。山の斜面に点在するホテル群とサンモリッツ駅(電車が止まっているところ)。
サンモリッツ駅の時計台
駅ではこれから氷河特急に乗る日本人グループの人たちで売店がごった返していましたが、我々は反対方向の普通電車なのでゆったりでした。
サンモリッツからティラノへ
バスと違って、電車では観光ガイドが付いているわけではないので、どこのなにが観光スポットなのかよくわかりません。時々は添乗員が説明してくれますが、バラバラに乗っていることが多く、また車中では大きな声を出せないので、事前に観光スポットを下調べして、資料として持っていきました。ベルニナ特急に乗った時はさすがにガイド案内書が付いていました。
以下がその資料です。太字が見所。これを窓に置いてお母さんに説明しながらの車中でした。
その1
サンモリッツ(8時45分発)進行方向右側に乗る →(約15分)ポントレジーナ → ベルニナの谷 →モルテラッチェ →上り勾配※進行方向右側「モルテラッチェ氷河」 → ベルニナ・ディアボレッツア到着(途中下車)(9時23分着)
→(ロープウェイ)ディアボレッツァ展望台
展望台は晴れていればこんな様子ですが、この日は夏とはいえとんでもなく寒く、外は無理なので、売店の中で休憩しました。
おそらく今回の旅行で一番寒かったような気がします。
ディアヴォレッツァ展望台(標高 2984m)
ベルニナ線ディアヴォレッツァ駅の先にある乗り場から、125人乗りの大型キャビンの空中ケーブルで約10分。100年以上の歴史を誇る伝統の路線が今も感動的なアルプスの世界へと結びます。山頂は万年雪をかぶったピッツ・ベルニナやピッツ・パリュなど4000m級の名峰と氷河が広がる白銀の世界です。グレッシャートレッキングツアーに参加すれば、ペルス氷河からモルテラッチ氷河へと歩き抜ける壮大な氷河体験も可能。山頂のレストランは屋内の席でも大きな窓から眺望が楽しめますが、天気が良ければ外のテラス席がおすすめ。アルプスの絶景と澄み切った空気のもと、ビールや食事がすすみます。 |
今回の様子。風と曇りのおかげで寒かったです。後ろはベルニナの山と氷河ですね。
完全防寒体制になって、少し歩き回ってみました。
ロープウェイから見たベルニナアルプス(イタリア方向)。冬はスキー場になっているようです。
その2
ディアボレッツア(11時28分発) →レイ・ネイル(黒い湖) →※ラーゴ・ビアンコ(白い湖) →本線最高標高オスピッツオ・ベルニナ※対岸に幾筋もの氷河あり ※ヨーロッパの分水嶺(地中海と北海とに分かれて流れる) →下り勾配 →アルプ・グリュム※断崖の上にありパリュ氷河の大迫力
ここまでが前半のハイライト
ディアボレッツア駅の様子
電車が止まっているところが駅です。駅といっても写真のように小さな駅舎があるだけでした。
ベルニナの渓谷を進む電車
ヨーロッパの分水嶺・オスピッツオ・ベルニナとラーゴ・ビアンコ(白い湖)
その3
アルプグリュム →カヴァーリア →ポスキアーヴォ(ここからイタリア語圏) →ミララーゴ(ポスキアーヴォ湖) →ブルジオ →※オープンループ橋・進行方向右側 →カンポコローニョ(スイス最後の駅) → イタリア・ティラノ(13時24分着) (昼食)
ティラノ近くになるとこのように道路の真ん中を走ります。
イタリア・ティラノ
せっかくのイタリアですし、ゆっくりイタリアンの昼食といきたいところですが、到着から、特急出発まで50分しかありません。添乗員からは売店でサンドイッチでお願いしますと話がありましたが、それでもイタリアン好きの私たちはまっすぐ駅前のイタリアレストランへ直行。
テラスに陣取ってすぐさま注文、と思ったらそこへ我がグループの人たちが添乗員とともに入ってきました。
結局添乗員が全員のオーダーを聞いてまわり、注文する事となったため、料理がでてくるまで、時間がかかってしまいました。それでもピザとパスタを10分程度で食べて、駅の写真を撮って、ホームへ入りました。ピザはレストラン特製を注文したので、結構いけましたが、パスタはいまいちでしたね。
左の駅舎はティラノからイタリアのミラノまで行く電車の駅で、右の写真はスイスのベルニナ線の駅舎です。
ティラノ 1415発 ベルニナ特急 → クールへ 1829着
ここからのベルニナ特急は指定席で、屋根までの大きな窓のついた展望用のきれいな車両です。
前半部分は午前中と同じ経路なので、くるときに撮れなかったポイントを忙しく撮りながらの車中でした。
ベルニナ特急と車内の様子。
そして後半部分での最大の見所は、ランドヴァッサー橋(氷河特急でも最大の見所です)。
サンモリッツを出発して1時間ほどでフィリズール(Filisur)駅に到着。ここではこの橋の説明が車内放送でありました。
その駅を過ぎて、数分後、やや長いトンネルを抜けると一気に視界が広がってその瞬間、もう橋の上にいます。丁度写真のような状況です。
川床からの高さはなんと65mもある。よくもまあ、こんな石橋を造ったものですね。橋脚のカーブが実に見事。まさに芸術作品です。
このように、ベルニナ特急は短時間に次々と景色が変わり見所満載で楽しめます。電車の旅なら氷河特急よりもお勧めです!
途中の景色です。左はスイスの草原風景。 右は町の教会
先ほどのランドバッサー橋と、氷河ですが、やはり雲と一緒になって、よくわかりませんね。
クール 1837発 → チューリッヒ 1953着
クールから再び電車を乗り換えて、いよいよ最終地のチューリッヒへ出発です。
ここからの楽しみはチューリッヒでの夕食です。ガイドブックを参考に、食べていないスイスの名物料理を食べたいものですね。もちろん完璧?計画主義者の私ですからもう心積もりはありましたが。
チューリッヒ
首都ベルンと違い、チューリッヒはさすがにスイスの中心、大きくて近代的な大都会でした。ここでは現地ガイド(日本人)がつき出迎えやら、荷物の受け取り(別送のトランク)などを手配していました。ここからホテルまで歩いて10分程度。
ここで私のデジカメのバッテリーが力尽きました。ここまで頑張って引っ張って来ましたが残念です。そこで今日サンモリッツの駅で買って置いた使い捨てカメラの出番です。なんかデジカメばかり使っていると、カメラのファインダーを覗くことを忘れています。デジカメのように前のほうに持っていって撮ろうとしてあわててファインダーを覗く始末です。
スイス・チューリッヒ駅です。
ホテルに着いたのは8時半頃でしたが、まだまだ明るくこれから町の散策が出来そうです。
現地ガイドからは「スイスは安全です。でもここは大都会。田舎と違いスリ・置き引き等はいますので
注意。道路横断は信号無くとも可。ただし車は右側通行なので注意」のコメント。
ホテルは中心街のセントラルプラザ。ここのエレベータが変わっていました。下りは普通に下りられますが、ロビーからの上りは、専用のカードを差し込んでからでないと行きたい階のボタンが押せません。
スイスではゴルナーグラードの山岳ホテルもこうなっていました(部屋の鍵を差し込む方式)。基本的に部外者に24時間オープンになっているホテルのセキュリティからの処置だそうです。日本でも一流ホテルはこうなっているのでしょうか。
セントラルプラザホテルとリマット川
スイス最後の夕食
今日の夕食ですが、やはり私の案通りのお店(ツォイクハウスケラー)に行くことになりました。
ややホテルからは遠いところにありますが、ちょうど大聖堂の近くでもあり、観光を兼ねていってみることになりました。いつも歩いている私たちにとって20分ぐらいはすぐそこですから。
リマット川沿いに町を見ながら歩いて、大聖堂まで来ました。さすがに大都会だけあって、立派な建物で威厳を感じました。
グロスミュンスターとよばれる大聖堂
ここから橋を渡って明日からのお祭りの準備している横を通り、向かい側にあるはずでしたが、
場所がわからずこのあたりをうろうろ。何度も地図と現地を見渡しながら、何とか見つけました。
ガイドブックには、「中世の武器庫を改装した、チューリッヒ名物を食べさせる賑やかなお店」とありましたが、一歩店には行ってびっくりです。広いお店の中(大きなビヤホールをイメージしてください)にテーブルがぎっしり並んである上に、お客さんでいっぱいでした。賑やかで騒がしすぎるくらいです。
こんな中でどうしようと思っていましたが、係りの人が2人ならこちらとばかりに大きいテーブルの真ん中を一つずつ空けてくれました。どちらももちろん外人さんです。
回りを見渡しても外人の山・山・山。どんな料理が食べられるのか心配をしましたが、有りましたよ、日本語メニュー。日本人も多く来るんでしょうね。それからゆっくり見渡せば、確かに日本人のような人も結構いましたが、どちらかというと観光客というより、現地の駐在員のような感じでした。
ここではびっくりの連続でした。サーベルのような剣にお肉が巻いてある料理(市長の剣というそうです)に引っかかりそうになるし、となりの外人さんの飲んでいるものにびっくりしたり。なんとでっかい花瓶みたいなものに黒ビールのようなものが入っていました。それを分けて飲んでいた、奥さんがまた我々に説明してくれましたが、「This’s Hot!」そういえば私たちがテーブルに付いたとき、ウェイターが何か火をつけて入れていました。
この家族(夫婦と娘)が頼んだ料理が半端じゃありませんでした。1キロはあろうかというお肉(主人)に山盛りのソーセージ(奥さんと娘さん)です。もちろん付け合わせのフライドポテトも山盛り。
反対側のカップルもスイス人ではない外人さん、でてきた料理に目を白黒。すごい量です。どこでも同じで、彼らも料理の写真を撮ってました。
こんな量ならあまり頼まないようにしようということで、ビールやワインの他に、ここの特製ソーセージ(最小が2人前)・シューブリックをまず注文。そしてもう一つはチューリッヒ名物・ゲシュネッツェルテス。このややこしい名前の料理は、仔牛のクリーム煮です。
お酒を飲みながら楽しみに待っていると、ウェイターが私たちのテーブルの上の調味料入れなんかをかたずけ出しました。何事かと思えばまずソーセージが来ました。テーブルいっぱいの長細い皿に載った一本のソーセージ。確かにメニューには2人前で50センチとありましたが、まさかそのままでてくるとは。
ついでソースの入れ物と、ポテトです。これを切りながら食べるそうですが、となりのカップルも驚いていました。
写真では2本ありますが4人前、1メートル分だそうです。
我々は一本分です。
ついで仔牛のクリーム煮。これはそこそこの大きさの蓋付き鍋に入ってでてきました。ただこれに付いてきたのがロシュティとよばれる名物料理。ジャガイモを細切りにしてお好み焼きのように焼いてあるものです。ご丁寧にサービスとかいって余分に置いていきました。
とにかく食べれるものから食べてお腹いっぱいになりましたが、さすがにポテトは残しました。
写真はロシュティが上に、下にゲシュネッツェルテス。
お腹は大満足で、後は川風に吹かれながらのんびりホテルまで帰るとこですが、また出口をでてから帰り方向の橋が見つからず、うろうろしました。お腹いっぱいになってくると、前の記憶がどっかに飛んでいってしまいました。
来たときのように一周うろうろして、やっと見つけてほっとしました。帰りはレストランやバーのある、ちょっと危険そうな裏通りを二人で帰りましたが、まだまだ人がいっぱいで、そう心配することもありませんでした。
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9時半すぎ、やっと宵闇が・・
帰国へ
ホテル 0700出発
0925発 KL1954便 オランダ・アムステルダムへ
最後のハプニング。
チューリッヒの空港でチェックイン。そしていざ出国審査を受けようとして航空券を見たら2枚とも私の名前になっていました。
係りのコンピューターが壊れていて、手動入力したときに間違ったようですが、早く気づいたのと、手続きが最初だったおかげで、まだ添乗員がグループの他の人たちのチェックインのためにカウンターにいました。
彼女がいなかったら私ではどう対処していいのかわかりませんでした。しっかり修正してもらう時に、オランダから東京行きの便の座席が非常口のところしか開いてないということになってしまいました。
私としてはラッキーです。前が空いているので、ゆっくり座れますから。
1110 オランダ着
ここでは3時間の待ち時間がありました。買い物タイムですね。しっかり残りの現金をここで処分して買い込んで帰りましょう。
1520発(日本時間2220) KL861便 成田へ
最近の海外旅行での最後の買い物は、空港ではなく機内になっています。
しっかり機内誌を確認して、ここでしか手に入らないものを買い物しました。スイスも楽しめましたね。
7月7日(土)
0940 日本着
成田 〜 志津 約35分
久しぶりに優海ちゃんや真人くんとご対面。
さっそく来年の相談。来年はどこに行くんでしょうか。皆さんお勧めがあればご連絡を!
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