燕 - 常念 - 蝶「パノラマ銀座」 1997年8月29日 - 9月1日 山小屋利用
8月30日 晴れのち曇
29日の急行アルプスで穂高駅へ。タクシー相乗りで中房温泉登山口へ。
6:11 中房温泉登山口出発
6:57 第1ベンチ
ここが最後の水場。水場は谷を下りたところにある。
7:57 第3ベンチ
8:58 初めての展望
大天井岳が見えた
大天井岳が見えた。ここまでは樹林帯だった。
9:14 合戦小屋着
合戦うどんとスイカを食す。疲れたときの果物は美味い。これほどスイカをおいしいと感じたことは今までなかった。
9:49 合戦小屋出発
槍の先っちょが見えた
歩き始めて10分ほどで、槍ヶ岳が見えた。
10:11 合戦沢の頭着
やっと樹林を抜けてここからは好展望が続く。燕岳も見える。
11:00 燕山荘着
ここで稜線に達すると裏銀座の山並みが姿を見せ、みな歓声をあげる(ぐるぐる写真)。
11:34 燕岳登頂
燕岳から槍ヶ岳
2763m。奇岩が多い。おもしろい。槍がきれいに見えた。
12:07 燕山荘着、昼食
12:33 燕山荘出発
このころよりガスが出始め、槍が見えなくなる。
13:03 蛙岩
ホントにカエルの形をしている。
14:56 切り通し岩クサリ場
このあたりでは信州側は完全にガス。大天井岳も全然見えない。槍方面との分岐点で休憩中のおじさんに「ここからがきついよ」と言われ、戦意喪失する。
15:54 大天荘着
直下で、視界10mほどのガスの中に四角い巨大な物体がうっすら見え、「やっと小屋に着いた」と思ったらそれは岩だった。期待が外れ、思いっきり力が抜けたが、そこからおよそ5分で本物の小屋に到着できた。
8月31日 晴れのち曇
5:05 大天荘発、山頂へ
すぐ裏の山頂へ、ご来光を見に行く。
5:15 大天井岳登頂
朝の槍穂高
2922m。すばらしい雲海とご来光を見ることができた。槍穂高連峰がモルゲンロートにそまる。大天井は「おてんしょう」と読んでいたが、地元では「だいてんじょう」と読むらしい。小屋の名前も「おてんそう」じゃ変だと思ってたんだ。
5:40 大天荘にもどって朝食。
6:31 大天荘出発
大天井岳を振り返る
槍穂高を眺めながらの気持ちよい縦走路をゆく。
8:15 横通岳より常念岳をのぞむ
横通岳から常念岳をのぞむ
ここから鞍部の小屋まで一気に下ったあと、山頂まで1時間で400m登ることになる。
8:45 常念小屋前着、軽食。
9:11 常念小屋前出発
小屋前から常念岳を見上げる
常念小屋がはるか下に
常念岳への登りはきつい。8分登って2分休み、の行程を繰り返すが、それでもきつくなって、ついに4分登って1分休みになってしまった。
10:33 常念岳登頂
2857m。雲が出てきて、眺望はまあまあだったが、朝からずっと徐々に姿を変えながら見えていた槍穂はいまだ健在。3週間前、暴風でテントポールがひしゃげてしまい、敗退を喫した涸沢カールも見える。(ぐるぐる写真)
11:00 常念山頂出発
常念岳南面を下る道から山頂を見上げる
南面は大きな岩が堆積する急下降で、相棒はここで膝を痛めてしまった。
13:07 2592mピーク
蝶槍の展望がすばらしい。朝の出発からおよそ6時間半、そろそろ疲れが出てきた。登りがきつく、スピードが上がらない。夕立が気になるが、あせらずゆっくり歩こう。
14:26 蝶槍
ここが昔の蝶が岳山頂とされていたところだそうだ。道はここからなだらかになるが、ガスで展望がきかず、すぐそばにあるはずの穂高も見えない。
15:19 蝶が岳ヒュッテ着
9月1日 曇ときどき晴れ
今日は下りのみなので、ゆっくりだ。出発前に、ヒュッテすぐそばの蝶が岳山頂で雲が晴れないかとねばる。
8:50 下山
蝶が岳ヒュッテと雲の中の常念岳
1時間ほどもねばったが、結局雲は晴れなかった。
道は樹林の中をたんたんと下ってゆく。晴れていれば常念をずっと眺めながらの道であったが、今日は山頂は雲の中だ。
11:00 まめうち平
11:42 力水
うまい水が得られる。ゆっくりしたいところだが、タクシーの予約時間に遅刻しそうなので、水筒を満タンにして、立ち去る。
12:00 三股着
タクシーはすでに待っていた。