満開のハヤチネウスユキソウ・早池峰山 1997年7月18日 - 19日 定着テント泊
7月18日
東京→北上→花巻→河原の坊(キャンプ)
河原の坊キャンプ場は利用無料だが、あまり広くない。また、地面は木の根が多くてスペースがせまく、大テントには向かないだろう。水は豊富、トイレもきれいでうれしい。公衆電話がビジターセンター内にしかなく、夜は使えないので、携帯電話がないと朝まで外部と連絡がとれない。つまり、山奥の無人のテント場と同じ状態だ。
7月19日 晴れ
4:00頃 団体登山バス続々到着。凄まじい騒ぎだ。まだ寝ていたいのだが、たたき起こされる。4年前に来たときは静かだったのに・・・
6:00 河原の坊登山口出発
6:23 徒渉
ロープに導かれて沢を渡る
6:46 山頂見える
山頂が見えた
7:30 頭垢離通過
ハヤチネウスユキソウと薬師岳
このあたりからハヤチネウスユキソウが出現。振り返ると薬師岳が裾野をひろげている。
急坂が続くが花を楽しみながら登れるので、苦にならない。また、道中、黄色い看板に数字がふってあって岩に打ちつけてある。登るにつれて数字が増えていき、100くらいで山頂なので、目安になる。
8:15 打石
打石
この辺りでかい岩がごろごろ。岩場というほどの岩場はない。
8:42 短いクサリ場
岩場に咲くハヤチネウスユキソウ
クサリ場は簡単。ハヤチネウスユキソウがきれいだ。
9:03 早池峰登頂
山頂のハヤチネウスユキソウ
展望360度。大勢の人でにぎわっている。山頂の岩の間にもハヤチネウスユキソウがいっぱい咲いている。
9:45 下山開始
下りは小田越コースを選択。
9:50 御田植え場花畑
御田植え場のコバイケイソウ群落
見事な花畑
コバイケイソウ、チングルマ、ヤナギランが多かった。特に、コバイケイソウの群落は見事だった。花の名山だけあって訪れる人も花が好きなようで、いつもは山で花を眺めていると「これは何ていう花ですか?」と聞かれることが多いが、ここでは「あらコバイケイソウがすごいわよ」とか話している人がほとんど。
10:19 ハヤチネウスユキソウの群落
ハヤチネウスユキソウは河原の坊からの直登コースにも咲いていたが、群落という点ではこの小田越コースの方がすごいと思った。人もこちらの方がすごい。
10:27 ハシゴ場通過
ハシゴを降りる
鉄ハシゴを降りる。
10:53 巨岩地帯
岩の間にアズマギクが咲いていた
巨岩
早池峰山には巨岩が多い。うそかまことか、地元の山岳会では「東北の谷川」と呼んでいるという話である。このあたりから帰りのバスの時間が気になりだしてスピードをあげるが、道がせまく、また石が多くなり、追い越しもままならない。
11:42 小田越口着
ツアーバスの大群。鳥居の前にもでっかいのが止まってて、鳥居ごしに見上げる早池峰、という構図が見られなかった。残念。ここから河原の坊までは右手に早池峰を眺めながら舗装路をとぼとぼ歩く。
12:05 河原の坊着
テント撤収。バスにかけこむ。