5月4日 曇りときどき晴れ
天気予報は晴れだったが、朝起きてみると意に反してどん曇り。ちょっと気持ちが萎えかけたが、足慣らしの意味合いもあるので決行することにした。渋沢駅
6:48の始発バスに間に合うように渋沢に着いたが、駅を出てみるとバス停にはすでに行列が。駅前のコンビニでおにぎりやチョコレートなどを仕入れて列の最後尾につき、なんとか乗車。ひと安心したがそれも束の間、時間間際に到着した電車から登山客が殺到し、車内はすし詰め状態に。臨時便が出るから無理に乗るなという運転手の言葉もむなしく、ぎゅうぎゅう詰めになって痛いのなんのって。乗車時間が15分だからなんとか我慢できたのだ。大倉着は7時ちょっと過ぎだったが、おにぎりを食べたりトイレに行ったりと準備をしていたら出発が遅くなってしまった。
7:28 大倉バス停をスタート(高度計:330m, 温度計:25.9℃)


やがて階段が出現。まあこれはお馴染みだが、さらに微妙な歩幅の木道が設置されていた。これまた記憶にない。歩きやすいんだか歩きにくいんだか。
それにしても、こんなに人が多い大倉尾根は初めてだ。
9:01 堀山の家に到着(960m, 16.6℃)


ここからまた階段が始まる。10分ばかり上がると山桜が満開だった。遠くが見渡せるようになったが、かなり霞んでいて眺めはイマイチだった。
階段を上りきっていったん平らになり、またまた階段になる。その途中で桜の真下を通る。運良く空に晴れ間が出て、桜を見上げると青空に映えて美しかった。単なるトレーニングのつもりで歩いていたが、これでようやく山行らしくなった。
9:47 花立山荘着(1310m, 18.1℃)


相変わらず展望はイマイチ。富士山がきれいに見えるはずだが影も形もない。まあ花が咲いているのでよしとしよう。
10:06 金冷しの分岐(1375m, 18.4℃)


ここから山頂への道にも新たな階段が。この階段は、旧来のような地面に丸太を置くタイプではなく、宙に浮いているハシゴ型。丸太型だと階段じたいが土のため中がえぐれてしまうので、この方がいいには違いないのだろうが、1.5人分くらいの幅しかないのですれ違いがたいへんだ。
10:21 塔ノ岳到着(1495m, 20.4℃)

山頂は人でごった返していた。尊仏山荘に立派なトイレが新築されていたのも記憶にないことだった。そういえば塔ノ岳に来たのは5年ぶりなのだった。
富士山を眺めながらおにぎりを食べた。風が強く寒いので早々に退散することにした。
10:54 塔ノ岳を出発(1490m, 16.6℃)


しかしこの尾根道も新しい階段と木道の嵐。コースロープもあったりして、まるでフィールド・アスレチック施設のようだ。
11:55 鍋割山着(1285m, 19.3℃)


最後に少し登って鍋割山到着。こちらも、塔ノ岳に劣らず賑わっていた。軽装の家族連れが多いように見受けられた。ここもトイレが新しくなっていた。
12:12 鍋割山発(1305m, 25.4℃)


下りは、満開の桜がそこかしこに点在し、また新緑が美しい気分の良い道だった。ただ、桜はほとんどが道から遠くて被写体には向かないものが多かった。
道じたいはかなり急。階段はほとんどないのだが、似たような感じのザレ道が延々と続き、なかなか手ごわい。最近膝の状態があまり良くないので、この下りからストックを使うことにした。
13:02 後沢乗越着(825m, 21.0℃)

いきなり斜面のジグザグ道で、それが終わると涸れた沢を過ぎ、杉林の中をだらだらと且つ確実に高度を落としていく。うっそうとした林の中にも新芽が萌え出たばかりの木が点々と見られ、ときおり日に当たるとまぶしいくらいに美しい。
13:43 二俣(550m, 21.2℃)

林道の脇にはヤマブキに似た木の白い花がたくさん咲いていた。
14:55 大倉着(340m, 23.7℃)
