6月19日 どん曇り
今にも雨が降りそうな中、始発列車で秦野へ。改札口前の小田急OXのコンビニでおにぎり7個とペットボトル2本、キャラメルを買う。おにぎりは2個ずつを朝食にし、残り3個を昼飯にするつもり。秦野から蓑毛行きの始発バスは我々以外は3人だけだった。早朝の時間帯はヤビツ峠行きのバスはない。したがって蓑毛からヤビツ峠まで1時間登ることになる。
6:28 蓑毛登山口(高度計:330m, 温度計:28.5℃)
バスは10数分で蓑毛に到着。トイレとストレッチを済ませてヤビツ峠に向かって歩き始める。出だしは少し急なコンクリ舗装の道。やや息があがりかけたところで少し緩やかになり、名水百選の標識の渡渉点に着く。ここから本格的な土の山道になる。
この道はいつもそうなのだが、この頃にはもう体はすっかりモードに入っていて快調に歩ける。思うに、最初の急坂がちょうどよいウォーミングアップになっているのだろう。
7:29 ヤビツ峠(730m, 22.1℃)
鉄製の柵が見えるとすぐにヤビツ峠だ。道が左右に分かれていて、右は上を目指しているが、ここは左に行くのが正解。右に行くと山小屋の敷地に入ってしまう。もちろん通り抜けできるが、小屋は峠より少し高いところにあるため、再び下らなければならず、その分よけいに体力を使ってしまう。今回はこのことを忘れていて、うっかり右に入ってしまった。
7:48 富士見橋着(675m, 22.6℃)

二ノ塔への道は最初は石を敷き詰めた階段。これがずるずる滑って歩きにくいことこのうえない。しかし少しすると林道にぶつかり、ここでこの歩きにくい道は終了。このあとは若干ぬかるんだ道になる。丹沢名物の階段はほとんどない。
ガレ場

突然林が開けガレた道になる。このガレ場の最上部には、登山道が荒れる原因について説明する看板があった。このあたりで後ろを振り返ると景色が広がっているはずだが、今日はほとんど何も見えなかった。
8:57 二ノ塔(1115m, 25.0℃)

三ノ塔でゆっくり休むことにして、ここは早々に立ち去る。
9:11 三ノ塔着(1170m, 24.5℃)

この頃はガスがいよいよ濃くなってきて、髪の毛や産毛に細かな水滴がいっぱい付いていた。なんだか今にも雨が降りそうな気がする。速乾生地のTシャツもなかなか乾かない。徐々に寒くなってきた。気温こそ高いが、体感温度はずいぶん低い。
ここまで標高差約900mを登りきり、タイムも8年前に歩いたときとほとんど変わらなかった。足慣らしとしては充分に目標を達成したと思った。この先、烏尾山への急な下りと、行者岳のクサリ場で降られたらちょっとイヤだ。というわけで、塔ノ岳登頂はやめてここで下山することにした。
9:31 三ノ塔発(1170m, 24.2℃)

けもの除けの鉄柵が現れると道が緩やかになり、ようやく階段地獄から開放された。相変わらず霧が濃い。歩きやすい道をだらだらと下っていくと、途中にベンチがあった。基本的には尾根の左側(東側)斜面を行くのが、大倉尾根の下の方と似たような雰囲気だ。
10:40 林道出合(牛首)(610m, 22.3℃)

休憩もそこそこにして、コンクリ舗装の林道を下る。道沿いにはちょっとグロいテンナンショウの実がたくさんあった。
11:29 大倉(295m, 25.6℃)

実は舗装路も標高差が300mもあったりして結構キツいのだった。登りはだらだらでしんどいだろう。