1月14日 晴れのち雪
9:03 寄バス停を出発(高度計:435m, 温度計:19.4℃)

橋を渡って少しすると、行く手から狐っぽい顔の犬がやってきた。犬はそのまま行き違うかと思いきや、「くうーん」とすがるような声で鳴きながら我々のあとをついてくる。首輪もついているし、近所の犬なのかなあと、このときは思っていたのだった。
9:23 柵(600m, 14.4℃)

この柵の前後が本コース一番の急勾配である。柵を過ぎて少しすると道はなだらかになり、霜柱を眺めながら歩いていく。
上から人が下りてきたと思ったら、銃をかついだハンターであった。この辺りは猟場なのだ。そしてまたもや犬に遭遇。今度は小柄ながらも立派な洋犬で、やはり首輪をつけている。同じように我々に付きまとう。ここでハッと先ほどのハンターを思い出した。まさか、これらの犬は捨てられたか、迷子になってしまった猟犬なのではなかろうか。
10:02 登頂(900m, 11.1℃)

山頂の碑にシダンゴ山の名の由来があった。曰く、昔この山に住んでいた仙人を「シダゴン(羅漢を意味する梵語)」と呼んだのだそうだ。その「シダゴン」が転じて「震旦郷」となった、ということであった。
10:29 下山開始(895m, 11.5℃)

当初は宮地山方面に下る予定だったが、ひとつ早いバスに間に合いそうなので、来た道を下ることにした。
降雪

下る途中、10人以上の団体と3組も立て続けにすれ違った。こんな雪になっても登るんだあ、と感心していると、朝一番に会った狐犬に再会。どうやら団体についてきたらしく、団体は「あの人たち(我々のこと)についていきな」などと口々に言っていた。狐犬は少し躊躇したが、結局団体についていった。
11:12 寄バス停に到着(390m, 8.6℃)
