LIVE REPORT


8/31(日)広島:広島グリーンアリーナ 12:00〜


FROM:Kondo

 広島グリーンアリーナは、広島城、県庁、市民球場に囲まれた緑のなかにありました。 最大収容人員は1万人。楕円形の施設の長軸側がステージ正面になっていて、1/5位をつぶしてT字型のステージがセットされていました。舞台装置はニューヨークの路地裏みたいな(行ったことはないけど)雰囲気です。
 開演15分(?)位前から、ステージ奥の大型ディスプレイに「011 ス」のプロモ映像が流されて、次に客席の様子が映され始めると、すぐに反応してカメラに手を振る人、隠れようとしてアセル人、カメラがどこにあるのかわからなくてキョロキョロする人、それを見ながら客席の雰囲気がだんだんコンサートモードになっていきます。
 私がいたのは、正面スタンド最上段の1列前。 去年の東京ドームと比べるとステージが近くて、オペラグラスなどはなくても個別認識ができる距離でした。
ファンの数からいうと難しいのかもしれないのですが、せめてこれ位の広さの会場で、全部のコンサートをやってほしいなと思いました。
 最初に断わっておきますが、私、もうトシ(40台のオバサン)なのでMCの再現は、他の方のレポートにまかせます。それでは.....

 客電が落ちると、ワラワラとダンサーが現われてステージをあちこちと踊るので、誰が SMAP なのかと目を凝らしていると、バン!という効果音でステージ下から赤いアーミールックの5人が飛び出してきて、会場はハイテンションのSMAPと一緒に「SHAKE」を歌いだしました。 センターに登場したのは慎吾クンで、ディスプレイにも大写しされて、思わずカッコイイと言っていました。

 2曲目の途中に挨拶のMCが入るのですが、吾郎チャンが思いきりはずしてしまい(よく聞き取れなかった)、会場の空気が一瞬凍りつくと、すかさず木村君がケリでツッコミをいれていました。 3曲目のセロリでは、出番の少ない(?)中居くんがバックダンサーと化してセンターステージの後ろで、他のダンサー達と何かヨカラヌ遊びをしている風で、それが気になって慎吾クンはセンターへ出ていくタイミングを間違えてあわてて引っ込んだりしてました(このドジは別な曲だったかもしれない)。 オペラグラスで観察(!)していた友達によると、慎吾クンは目は腫れぼったく、髪もボサボサでまるで寝起き状態だったとのこと。
 昨夜はまた遅くまで飲んでいたのでしょうか? 中居くんと慎吾クンのソロパートでは、慎吾クンがすぐ歌をやめてしまい一人取り残された中居くんは、少し歌うのですがあとは歌詞が出てこなくてメロメロ状態でした。

 この辺からMCまでの間だったと思うのですが(もしかしたらラップメドレーかもしれない。記憶が混乱している〜)、5人がステージ中央(センターの出っ張りではなく)で縦1列に並んで体を順番に大きく回す振りがあって、いつも彼等はなんとなくバラバラになってしまってうまくいかないことが多いのに(これは、この夏コンの振り付けということではなく、いつもこの振りをするときの意味です)、今回は割と上手くできたので、「アラ!今日は上手くできたじゃない」と思っていると、後ろから「ワー、キレイ!素敵!上手!」と最大級の賛辞が。
そうか、これだけで感激できるんだ。と妙に感心してしまいました。

 でMC、内容は別のレポートを参照してください。m(__)m でも一言!
中居くんの最初の言葉、「皆さん、座りましょう」(多分、そんな風なニュアンスでした。) MCは、座っていいんだ。よーく判る一言でした。これを言ってもらわないと興奮しているファンは座ったりしないんですよ。KinKi Kidsのコンサートでこれを言ってくれなかったばっかりに、アリーナセンター席の一部の人たちはずっと立ってました。この心遣い、やっぱり中居くんですね。
そして、MCの最後。 次の吾郎チャンのソロのため、皆舞台裏へハケていくのですが、最後に残った中居くんが、吾郎チャンのソロは、静かな曲なので、座って聞いてください。それとトイレに立つのもやめてネと言い置いて消えていきました。中居くんは、自分たちのコンサートを本当に大切にしているなと、感激しました。

 吾郎チャンは先ずギターソロから、ちょっと不思議な音色で、これがペダルね!と変に納得。 後ろの大型ディスプレイに「海の中のようなイメージ映像が」と思っていたら、吾郎チャンを下から撮った場面に変わり、画面の中に画面に写った吾郎チャンが、もう少しアングルが変わると無限に吾郎チャンが…

 ディスプレイに「俺」「様」「クレイジーマン」と写し出されていると、木村君のギターソロにのってボロボロの衣装を着た慎吾クン登場。ギターは特徴のある印象的な出だし。そう!!「ジーザス=クライスト・スーパースター」のOverture 。私のベストワン・ミュージカルです。(だからキリスト教の僧侶服なんて言われていたんですね。)そうすると、慎吾=ジーザスは、これからイスラエルの荒野に布教に出るところか。木村君のギターが「ゴッドファーザー愛のテーマ」に変わって、慎吾クンの歌が始まります。 CDより少しテンポアップしているのか、「MC岩」クンのラップの声がチョットトーンが高いのがご愛嬌。「ガハハ」のところでバックダンサーを従えての手の振りは、会場中ノリノリ状態。

 この後続くアルバムのラップメドレーは、シングル曲の時より会場の歌声が小さいと思ったんですが、みんなアルバムまでは聞いてないのかな?それとも私の空耳だったのか。

 暗転したステージ上にマントを羽織ったダンサーが登場。 何か探しているような仕草でステージを動き回っていると、その内ディスプレイの前にいる一人がディスプレイに大写しされて、「アッ 剛だ」と思うと、センターの花道の先端あたりに剛クン登場。「愛をさがしてるんです。」と言いながら、お約束?の『いいひと。』北野優二のセリフもカメラ目線で決めて、ステージの方へ戻って そこで彼は、愛ならぬマイクスタンドを見つけて少しMC。ここで、「ボクの歌は、立って聞く程のものじゃないので」と謙遜して、客を座らせて「トイレにいかないでね」とけん制して歌いだします。ラジオや雑誌などで、練習したと言っていたとおり、CDよりズット声がのびていて、やればできるじゃん!でもその声が郷ひろみにソックリで、ちょっとわたしのツボを刺激しました。

 剛クンのソロ、最後のキメのポーズにかぶって 目の前にカッドマン登場。ここからスマスマコント。 マー坊、サンキューゴロー、最後にスマッフィー。
 解散宣言をして退場していく由美=慎吾を送る亜美=中居の歌は、「今日の日はさようなら」。 その後 バックバンドの紹介。 ディスプレイに一人づつ写されるのですが、その時 眼の部分に黒いバーが被ってきて、バーの大きさがその都度変わるので、その雰囲気に合わせて「テトリス…」とかイロイロ言ってメチャクチャな名前で紹介してました。

 亜美ちゃんのカツラを捨てて、今までのバラエティーモードから一瞬にしてがらりと雰囲気を変え「君色思い」のソロを歌う中居くん。いつもこの歌はリキ入れて歌いますね。WOO YAH SMAP の最終回を思い出しました。今日はちゃんと歌えた。なんて、胸をなで下ろしたりして。

 続くSMAPメドレーは、シルバーメタルのスーツ姿。 みんな大人になったのね、スーツがとても板についてました。「はだかの王様」の途中で中居くんがハケてしまったので、ソロソロかと思っていると、臨時ニュースのアナウンス。ディスプレイの前の一段と高くなったステージへ、バックダンサーを従えてリフトで中居くん登場。(衣装は皆さんのレポを参考にしてね)浅黒い肌に真っ白な衣装が映えて凛々しい立ち姿でした。歌の途中からセンター花道のリフトに乗って上昇するのですが、さほど広くないうえにガードもなくて、高所恐怖症の私の血圧も上がっていくようでした。それなのに、リフトの上でステップ踏んだりして。でもチャント立ち位置確認しながらだったのは、見逃さなかったからね。

 木村君のソロは、2回目のレポートに回します。

 「まったくもう」森くんのパート、今年は誰が歌うのかと待っていたのに、そこまで行かずに「$10」に移ってしまい少し残念。本編ラストは「オリジナルスマイル」で締めくくり、会場のアンコールの中、着替えに手間取ったのか、少し間があってSmappies バージョンの「青いイナズマ」で登場。『白』だけお揃いのバラバラな衣装で、その時の雰囲気がよくわかるのは、JUNON10月号 の30ページ左下の写真です。 アンコール1回終わったところで、もう3時。2回目は4時からなので、Wアンコールはなしで客電が点いてしまいました。あっという間の3時間でした。

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8/31(日)広島:広島グリーンアリーナ 16:00〜


FROM:Kondo

 8月31日の広島グリーンアリーナで、2回見てきました。
1回目は、正面スタンド最上段1列前。 2回目は、アリーナ右側2列目という、超がつくラッキーな席でした。同行の一人は次の日にどうしても休めないからと、2回目は見ないで帰ると言っていたのに、チケットが来た途端、帰りのスケジュールを変更。飛行機が取れなかったので、最終の新幹線を手配してました。

 ステージは近くで見るととても高くて、2mはありそうでした。(これは座っていたのでは目の前しか見えませんね。大型ディスプレイは、ドラムセットで右下1/4が隠れています。) その下は2m位の幅で通路が取ってあり、スタッフが3m置きくらいに詰めていました。 そして座席との間には柵が… スタッフの大部分の人たちはお揃いの黒いTシャツを着ていて、胸には「スmap」とか 「スtaff」と書かれていてました。私も欲しい〜。

 で、その2回目。1回目が押して終わったので、開演時間が少し遅れてはじまりました。 私たちの席の周りはどうした理由か、オバサンの密度が高くて、しかもどう見ても50歳代60歳代の方もいる(コラー、自分のことは棚に上がってるぞ!)、そしてみんなペンライトやうちわで武装(笑)していました。

 目の前に飛び出してきたのは剛クンでした。会場をうめたファンの視線を浴びてスゴ〜ク恥ずかしそうな顔をしていて、キリリとしていた慎吾クンと対照的でした。一瞬後「SHAKE」が始まり、剛クンもアイドルモードに切り替わってハイテンションのコンサートが走り出しました。

   問題の「セロリ」です。 相変わらず中居くんは、慎吾クンやバックダンサーと一緒に楽しそうにヨカラヌと言うかアブナイ(今度はよく見えました。コミケ=Comic Market =に集まる同人誌連中やそのファンが喜んでしまうネタでした。)遊びをしています。そして慎吾クンとのソロ、今回は中居くん一人でちゃんとうたいました。ホッ

 とにかく楽しいステージです。 バックダンサーもだれ一人手抜きなしで最初から最後まで楽しそうに踊っていました。ジャニーズジュニアも見習ってほしいな(ライトが当たっていないとつまらなそうでハジケてないように見えますもの)。

 MCの後、吾郎チャンのソロはギターソロがカットされてしまいました。ここからコンサートは少しマキが入りました。でも慎吾クンのソロの木村君のギターはカットなし。この後のラップメドレーの途中で、木村君が脱いでいつもはすぐ下にいるスタッフに渡すはずの上着を、ちょっと遠くまで投げてしまい、アリーナ最前列まで飛んできて(ちょうど 私の前の人が受け取りました)、スタッフが慌てて受け取りに来ました。

 「バタフライ」で女性とからむダンスがあるのですが…。ジャニーズ事務所の人たちは、男性ダンサーを従えて踊るのは上手なのに(少年隊はモチロン、KinKi Kids の剛くんもなかなかですね)、女性ダンサーとからむのはちょっとイマイチだと思います。 錦織クンはナカナカなんですが、東山クン(ファンの人ゴメンナサイm(__)m  決して踊りがヘタだと言っているわけではありません。)、もう少し雰囲気出してからんでほしいです。でもってSMAP!近くで見ていると、慎吾クンと剛クンは女性にからまれてましたね。ファンの皆さん、騒がなくても大丈夫。まだまだ修業(?)が足りません。一番マトモだったのは吾郎チャンではないかなとは、同行の妹2の意見です。中居くんと木村君についてはコメントできません(実は、目の前にいた慎吾クンと剛クンを見ていました)。

 剛クンのソロ前のMCも少し端折って今回は「トイレいかないで」はありませんでした。剛クンの衣装を近くで見たら今お流行りの八分丈のパンツで、それがすごく似合って可愛かったです。木村君イチオシの友達も「剛クン、すごく可愛い」って言ってましたし。帰ってきてからも、事あるごとに「剛クン、可愛かったですね〜 カッコイイ」と言ってます。確かに、初めて目の前で見た剛クンは、思っていた以上にカッコよくて、強いオーラを発してました。もちろん!!SMAP全員すご〜くカッコイイです。剛クンはSMAPの中で一番引いているイメージが強くて、本当はどうなんだろうって思っていたものですから。中居くんは最高!!!ステージ上の彼には、『小さい』『華奢』などという形容詞はどこにも当てはまりません。

 スマスマ・コントもだいぶ急ぎ足。マー坊が上手から現われて下手へ行ったら、私の席からでは消えてしまいました。舞台が高すぎるよー。「サンキューゴロー」で吾郎チャンたら、「SMAPで一番踊りがキレる(?そう聞こえたのですが)のは?」なんて言うから、つい「ゴロー」と答えたら、すご〜く嬉しそうに「サンキュー」と消えました。剛クンにも、「吾郎チャン本当に喜んでるよ」と受けてました。スマッフィーで解散宣言をした後、突然慎吾クンが中居くんに抱きついたのです。中居くんは手を突っ張って慎吾クンを突き放そうとするのに、大きな慎吾クンから逃れられず「由美、二人とも汗かいているんだから」と本当に困っているようでした。どうせ、昨夜は相当お酒を飲んでいるんだろうし、あれは、汗臭いと思いますよ。

 今回の「君色思い」の出だしは、中居くんはうまく歌えたと言ってましたが、後半声が裏返っていたのは、ご愛嬌。ここからのシルバーメタルのスーツは、中居くんが一番似合っているのに、次のソロの準備のため2曲しか着ていないのがスゴク残念です。このメドレーの時、木村君がちょうど目の前に来たのですが、バンドの音がとりにくいのか手を耳に何度もやって歌っていたのがすごく印象的でした。中居くんのソロは1回目参照。 だってセンター花道へ行ってしまうと、後ろ姿しか見えないんです。

 中居くんと入れ違いに木村君登場。トップは、紫の地の右前身ごろにユニオンジャック、左前身ごろに日の丸をあしらったデザイン。前は全部はだけていて、ボトムは素肌にサスペンダー付きの革のパンツ。歌は、CDとずいぶん変わってました。“キヨシロー”テイストが抜けて、木村君の歌になってきていました。私としては、今日の木村君の方が好きです。他のコンサートレポで賛否両論を呼んでいたようですが、短期間でこんなに歌が変わってしまうのなら、もう少し歌い込んでからレコーディングして欲しかったと思います。
 古い話で若い方達には引かれてしまいそうですが、ちょっとお付き合いください。
 三波春夫という演歌の大御所がいます。 この人が、「何十年も歌っている歌がレコード(古い!!)と歌い方が変わらない。」ということで、こんなことを言っているのを聞いたことがあります。
「私の歌を聴いてくださるファンのほとんどは、レコードで私の歌を聴いています。そうして応援してくださるファンに対して、歌い方を変えることはできません。」
この話を聞いた時はよく意味が解りませんでした。あるとき、某女性歌手が自分のデビュー曲(確か新人賞を獲ったような?)を久し振りに歌っているテレビ番組を観ました。彼女の歌った歌は、レコードとは全然違った歌い方(アレンジは元のまま)になっていました。たしかにデビュー当時と比べて彼女の歌は上手くなっていたかもしれません。でも、慣れ親しんだ歌を勝手に変えられてしまって裏切られた気がしたものです(アレンジが変わっていない分余計に)。三波さんの言ったことが、このときやっと理解できました。
 木村君を批判しているわけではありません。ただ、雑誌(Pati Pati)で「この歌の歌い方はこれしかなかった」と言っていたわりには、短期間で変わってしまったので、もう少し歌い込んでからレコーディングして欲しかったと思うわけです。だって、CDでしか歌を聴く機会のない方達もいるのですから。

 コンサートも終盤になると遠くから来ている人たちは帰りの時間が気になっているようです。モチロンSMAPくんたちもそのようで、「$10」は、途中からテンポが速くなっていました。 サスガ生バンドの強み!それとも、最初からの演出?そのお陰かどうかは不明ですが、アンコールは2回までありました。上半身裸で、ピンクのヘアバンドにゴーグル、手にはオモチャのマシンガンを持った慎吾クンが現われて、客席にスポンジ製の玉を打ち込んで最後にはマシンガンも投げてしまい、最前列の人がシッカと貰っていました。スタンド席から飛んできたスヌーピーの人形も、最後には返そうとして投げ上げるのですが、スタンドには届かず慎吾クン謝っていました。アリーナ2列目は、目の前にSMAPくんたちが来れば、目線が合うかも知れないし、自分の行動に反応してもらえるかもしれないけれど、彼等が花道の向こう側へ行ってしまうとスタンド席より何しているかわからない状態でした。

 楽しかったコンサートは夢のように過ぎて、あっという間の3時間でした。 中居くんはこれから東京でまだ仕事が待っているのですね。

 今年のコンサートは去年と比べると、流れに無理がなくて、音のつながりもスムースでした。とにかく音の途切れるところがMC以外にはなくて(木村君の生ギターで始まる「セロリ」は除外して)、私もノリノリ状態で楽しんでいました。(Some Girl' SMAP で言っていたように、コンサートの構成のためにCDを200枚も300枚も聴いただけのことはありましたね。)

 長い拙い文章を最後まで読んでいただき有り難うございます。全般的な感想は別に書きたいと思っています。ご意見・感想等、私宛に mail いただけたら幸いです。

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