Top 浮世絵文献資料館浮世絵師総覧 ☆ やりて 遣り手浮世絵事典 ◯『浮世絵』第十五号 (酒井庄吉編 浮世絵社 大正五年(1916)八月刊)(国立国会図書館デジタルコレクション) ◇「細見の標題と其の絵画(四)」東華楼(9/26コマ) 〝(羽川珍重画、吉原座敷遊興の図について) 此の絵の中の鴇母(やりて) の八の字である、斯(かゝ)る場所に於てすら尚額上に八字を絶さない所を見 ると 能く能く底意地の悪い結晶体を見える、由来鴇母を画くに八の字は最も必要のものらしい〟〈やりての一般的表記は「遣り手」。額の八の字で遣り手を表現していたようだ〉