Top 浮世絵文献資料館浮世絵師総覧 ☆ わだ げんしち 和田 源七浮世絵事典 ◯『藤岡屋日記 第二巻』p292(藤岡屋由蔵・天保十三年(1842)記) ◇和田源七処罰 〝十月十日、鈴木町名主和田源七、私に庇を取らせ候に付、糺之上押込、相済候て隠居致し候、勤役五十 四年之内、年は七十余歳也。仙女香の見世を出し置、絵双紙懸也〟〈仙女香は南伝馬町三丁目の坂本氏製造の美顔化粧品「美艶仙女香」。合巻の広告に必ずといってよいほど登場していた。 この坂本氏が実は鈴木町名主の和田源七、しかも絵草紙の改(あらため)掛(かかり)という立場でもあった。折から天保の 改革の最中、改の際ひそかに手心を加えたという廉で押し込め(軟禁)の処分に遭った。見返りに仙女香の広告を強要し たとされたのである〉