Top 浮世絵文献資料館浮世絵師総覧 ☆ うきえし 浮絵師浮世絵事典 ◯『嵩鶴画談』巻之五(清筠舎著・天保五年成稿・『日本画談大観』「中編随筆」所収p1002) 〝俳優家生島新五郎善画事【鳥居家門人にや未不考】 此頃板行の一枚絵を見るに正徳享保のころの役者の似せ絵なり、筆意清倍なるべしと思ふに名をのせず、 其内一枚に道外形西国兵五良と外に女方と二人を画き、新五良硯筆に向ひて画きいるところなり、上の方 に【口浮絵師 生島新五良】とかけ札をかきてあり、是により見る時は新五良絵の事に工なると見へたり、 新五良はすはまと針貫のひよくになしたる紋を付たり、正徳年間の役者附に山村座の処に新五良この紋を つけたり、兵五良は栢の葉の折違一に針貫の紋なり、一人の女形は栢の葉の折違へに巴の紋、元禄年間印 本の四場居色競をもて按ずるに、兵五良とは竹中庄太夫なるべしか〟