☆ 明和七年(1770)
◯『増訂武江年表』1p183(斎藤月岑著・嘉永元年脱稿・同三年刊)
(明和七年・1770)
〝〔筠補〕此の頃、とんだ茶釜といふ諺はやる。或ひは云ふ、明和七年二月、大隅といひし妓(オンナ)なるよ
し、人みな見にゆく。名づけて茶がま女といふ。錦絵に出る。又云ふ、笠森お仙他に走りて、跡に老父
出居るを戯れにいへることゝかや。二説に何れか是なる。思ふに延享二年の春の「時津風」といふ発句
集は、江戸の名物を集めたるなり。其の中に「炉開きや二階にとんだ茶釜かな」といふ句見えたれば、
前説はうけがたし〟
〈〔筠補〕は喜多村筠庭の補注〉