Top            浮世絵文献資料館             浮世絵師総覧           ☆ たいこうり 太鼓売り            浮世絵事典  ◯『絵本風俗往来』上編 菊池貴一郎(四世広重)著 東陽堂 明治三十八年(1905)十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)(15/98コマ)   〝正月之部 太鼓売    太鼓の大中小、外に〆太鼓、カンカラ太鼓の類を荷なひ、ドン/\/\/\と打鳴らしながら、市中    へ売りありくは、例年正月二十五六日よりなり、最早二月初午稲荷祭りの売り物、此の太鼓売りの来    たる頃は、家内の歌牌(うたかるた)、双六の遊び、福引き、おかめつけ、家外つく羽根、凧の少しく    饜(あき)たる時に、凧問屋の店も稲荷祭の灯籠の絵をかけ、太鼓打ち撥(ばち)を並べ商ふより、子供    等も一変せる、初午遊びの間近きまゝ、其の楽しみも亦(また)改まる、此の時分より工商ともお正月    の油断も覚へけるなり〟