Top             浮世絵文献資料館             浮世絵師総覧            ☆ たばこいれ 煙草入れ            浮世絵事典  ☆ 寛政九年(1797)    ◯『天明紀聞寛政紀聞』〔未刊随筆〕②278(著者未詳・寛政九年記)   〝十二月晦日、江戸中田葉粉入屋之分、俄ニ町奉行所より差留にて、銀細工所持之者手錠になり、勿論其    品物ハ不残ラ御取揚相成、然ル上過料被仰渡候由、右ハ麹町辺下谷大槌屋本町丸角屋等なり〟    ☆ 文化年間(1804~1817)    ◯『きゝのまに/\』〔未刊随筆〕⑥(喜多村信節記・天明元年~嘉永六年記事)   〝紙たばこ入、高価なるが出来し初めは、寛政の末より、江戸橋土手前竹屋清蔵が店にて、羊羹といふ紙    をもてかます形のたはこ入を価百文に售たり、ようかんとは薫(クスベ)の桐油紙、其色菓子のようかんに    似たる也、それは壺屋紙より出しもの也、紙も厚からず、それより次第に厚き紙にて造り、蒔絵などに    したる高価の品出きたりしは、文化に至りて也〟    ◯『明和誌』〔鼠璞〕中p204(青山白峰著・明和~文政迄の風俗記事)   〝今〈文化年間〉用る紙たばこ入れは、天明の頃、江戸橋に竹屋といへるものゝ製、元祖なり。夫までは    並のたばこ入ばかりなり。尤宝暦の頃より、両替町下村山城が向に、蝋引のきれたばこ入あり。きれい    ではやる。今はなし〟