Top 浮世絵文献資料館浮世絵師総覧 ☆ だいこく 大黒浮世絵事典 ☆ 天明八年(1788) 〝浅草観音裏門通にハ多く出家の大黒 御ざ候由【出家の囲ものを大黒と申候よし】此節吟味厳しく相成、 皆々被召捕候と申さた。すべて其辺昔ハ建家無之候処、段々建込別て出家のかくし女御座候よし〟 ☆ 寛政年間(1789~1800) ◯『甲子夜話 1』〔平凡社・東洋文庫〕p167(松浦静山著・寛政年間記) 〝釈尊の教も、末に至れば律戒を保つこと能はず。川柳といへる点者の句に、大黒 が鼠の衣縫て居る 都下の僧家、此類多きこととぞ聞ゆ。然るに破戒の罪をも得ず生涯を送るは、仏徳よりも官の大慈大悲 なり。これと云も昇平の世の有難さなり〟〈「鼠の衣」は僧衣の異名〉