◯『江戸名物百題狂歌集』文々舎蟹子丸撰 岳亭画(江戸後期刊)
(ARC古典籍ポータルデータベース画像)〈刊年未詳。選者葛飾蟹子丸は天保八年(1837)没〉
〝初日 うぐひすのすさきの沖のはつ日かげにほへる浪や花の紅梅
ふさ国のかたより出て洲さきうらはつ日のかげのうつるむさしや〟
〈洲崎 初日の出 武蔵屋〉
〝汐干 ぬき足をしつゝ貝をもひらひけり鷺のすさきの汐干狩には
子安貝たつねわびけりつばくらのすさきの沖に汐干狩して〟
〝眺望 遠方の山のまゆねも鼻のさきみゆるすさきは海の口もと〟
◯「江戸座談会-奇人譚」(『江戸文化』第四巻四号 昭和五年(1930)四月刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)
〝(山下談)むかし汐干といへば州崎に限つたのですね。も一つは元旦の初日出を拝する事で頗る盛であ
つたと聞てゐます〟