Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ しゃりんとう 車輪糖浮世絵事典
 ☆ 弘化四年(1847)    ◯『藤岡屋日記 第三巻』p124(藤岡屋由蔵・弘化四年(1847)記)   〝二月中旬之頃より、宝おこし・車輪糖売来る也、初日には大勢揃て来る故立派也、売人の形は半天股引、    半天の背に源氏車朱にて付、惣地茶色宝尽しの中形、傘一ぱいに車を付、身ぶり致しながら売歩行、其    せりふに     夢の浮世に夢見てくらす、天道様は毎日東から西へ廻る、兎角しんぼがかんじんだ、くる/\廻りの     よいのは車輪とふ、宝おこしが来たわひな    同時に雷おこし売出る也、但し形は半天脚絆、黒雲に稲光、傘同断、太鼓の形の箱に菓子を入、荷ひ来    り、せりふに     三国一の観世音、日本一の大開帳、浅草名物かみなりおこし、雷よけにおかひなさひ    但し、三月十八日より浅草観音開帳ゆへに、このせりふなり。    車輪とふくる/\廻つて歩行ても(一字ムシ)銭がまわりてかふ人もなし      雷がごろ/\さわぎあるひても       へそくりぜにのとらるゝもなし    然れ共車輪とふのおのがせりふにも、しんぼが大事と云ひて、毎日/\くる/\廻ても売れないには、    しんぼも出来ず、雷おこしもとろ/\となり、歩行ても日本一の開帳の六十日もしんぼも出来ず也〟