◯『増訂武江年表』2p79(斎藤月岑著・嘉永元年脱稿・同三年刊)
(文政年間・1818~1829)
〝浅草平右衛門町に住し(後深川六間町へうつる、相沢嘉六といふ者、色々の奇巧を案じ造り出す。其の
内四人を以てから臼十六を舂しむるの器、又自在機と号し、居ながらにして機織る器は奇巧なれども行
はれず(から臼は四隣をさはがし自在機は価貴きゆゑ行はれず)煙草を刻む器と、組糸を簡易に作るの
二器は今に行はれたり(筠庭云ふ、烟草を刻む器もとより上方は江戸の地切の如きはなし。皆油を引き
て仕掛ある器にて刻めり。其の器とは異なるか)〟