☆ 文化十一年(1814)
◯『きゝのまにまに』〔未刊随筆〕⑥100(喜多村筠庭著・文化十一年(1814)記事)
〝四月朔日より下谷正法院ニ而奉納物、狐と鍵と額二ツ、何れも銭ニ而作る、狐の方ハ胴中之銭あまた抜
たるを見るに、下ハ漆喰にて塗たる也〟
◯『藤岡屋日記 第二巻』(藤岡屋由蔵・天保九年(1838)記)
◇奉納物 p46
〝三月朔日より、市ヶ谷茶の木稲荷、居開帳也〟
〝市ヶ谷茶の木稲荷、開帳大繁昌也、奉納物、銭細工、氏子町々より上る也、太田道灌、山吹稲荷神狐の
舞、加藤清正虎狩、伊勢物語井筒、玉藻の前、鶏、殺生石、鉄物細工、獅子の子落し、酒道具にて、鞍
馬山僧正牛若丸、其外いろ/\在り〟
◇奉納物 p60
〝五月二十五日、紀伊国加太淡島大明神、回向院にて開帳大繁昌、奉納物数々あり、但し五月廿一日御着
之節、大群集致す也。
奉納物 瀬戸物舟、神功皇后、武内宿禰。銭細工で同断。
額巻(ママ)の額、いろ/\細工人形、角力、女子供都合五人、十組問屋中奉納
加田の浦景、子供十五人、米船に乗る
銭細工、紙ひいなの大額
五節句の餝りもの
田舎源氏須磨、男女人形弐人、其外いろ/\〟